ドラは写真がとても大好きです。とても安心するみたいです。 カロリープックや広告を見ては、ひとりで指差してニコニコしています。 なのでデジカメでいろんなものを撮影しては、コミュ・ブックに入れて普段は見せてます。 撮影した写真はソフトを使って管理しており、クリックすると拡大して見れるようになっています。 ドラはそれを見ては喜ぶようになり、そのうちパソコンの画面を、ツンツンするようになりました。 以前からパソコン用の教育ソフトなどの中には、数種類理解できるものがありました。 でもマウスが使えない。繋がっているというのが、どうやらわからないようなのです。 ・・・そこではたっと気がついた私(笑)「タッチパネルならイケルかも〜?」 さて、まずドラパパに相談しました。そして返ってきた言葉が「お見積もり15万だな」 ぬぁにぃ〜?そっ、そんなに高いの〜?どうにかならんかーっ! それからしばらくいろいろと情報を収集しながら(貴重な情報をいただたいた皆さま。 どうもありがとうごさいました)、でも何だか不条理を感じはじめ 「こんな高いものどうにか福祉で補助してくれないもんかなー」と 役所にも聞いてみる事にしました。でも現在の制度では結局無理という事でした。 でもその時に聞いた話では「身体障碍者には2002.04からパソコンが支給される事になった」 のだそうです。要するに「知的障碍者はコミュニケーションを取れる障碍という認識が ないのでしょう。だから知的障碍者のコミュニケーションツールで、日常生活の補助の 対象になっているものがひとつもないのだと思います。(これは国が支給してくれるものです。 地域によってはあるらしいとの事です) という事で福祉の助けは無理なので、できるだけ安い価格のものを購入しようという事になり 7万円台のものを購入しようとした矢先に、ドラパパが 「タッチパネルの部品を売ってる会社」を発見っ!それを使えば4万円以内でできるとの事。 要するに今持っている液晶パネルに部品を入れて改造するって事らしい・・・よくわからん(爆) でも時間はかかるけどコッチのほうが安くあがるので、もっちろんそちらに変更。 とにかく無事に我が家に納入されたタッチパネルくん。 ドラはというと、最初びっくり。そして知らんぶり〜♪・・・これは毎度の事です。 でも自分が見たいものは、自分でクリックして遊んでおります。 例えばコレとかコレとかコレとかコレとか・・・基本は喰いもの、あとはぐるぐる(爆) ネットにはたくさんのゲームもあるし、教育ソフトもたくさんあります。 ドラにとっては難しいものがほとんどてすが、その中でも何故か(笑)理解できるものもあります。 同じモノなのですが、少し違うだけでできるものとできないものがあるようです。 なので本人が理解できるものを探してやらせていこうと思っています。 そしてそれとは別に、デジカメで撮影した写真を利用して「コミュニケーションツール」としての 役割ももたせようかと思っています。 ドラは、コミュニケーションとして音声言語を使用する事は現在拒否しています。 これは本人の意志なので、もしこのまま成人してしまったときの事を想定して 「言語に変わりうるコミュニケーション手段」を考えておく必要があると思ったのです。 もちろんこれからドラ自身が変化していく事も想定して、手段は写真だけを 考えてる訳でもありません。現在学校では手話もやっていただいています。 要するにドラ自身の中に「人とコミュニケーションする気持ち」さえ育っていけば あとはどうにかなるのではないかと(笑) 現在VOCAの機器はかなり増えてきているようです。 実はタッチパネルは持ち運びが便利だし(無線で飛ばす場合にマウスがいらない) 一般の人も使いやすいという事で、メーカーの商品もこれから増えていく予感です。 そして有名なこんな商品もあります。まだまだ使いにくいところがたくさんありますけど ドラが大人になる頃には、もーっと改良されていい商品がたくさんでてる事でしょう。 ・・・・もしなかったらドラパパに発注します(爆) 母は夢見ているのです。大人になったドラくんが、おだんごやさんに行ってPDAを出して 「だんごの写真」をクリックすると、「おだんご下さい」という音声が出る。 そして後日「とてもおいしかったです。おだんご下さい」と またおだんごを買いにいけるようになればいいなーと(笑) 母はドラに、そんな大人になって欲しいなと思っているのです。 まあ子供は親の期待を裏切る動物なので、あまり期待はしてませんがねぇ〜(笑) |