02/09/21 蓼科山<女神茶屋ルート>(2530.3㍍)⇒地図はこちら
百名山の一つ蓼科山へ登ってきました。9月に入ってから週末は天気が悪く、
山へ出掛けていなかったので、久しぶりの登山です。
蓼科山へのアプローチ方法はスズラン峠、もしくは女神湖側がありますが、
今回はスズラン峠から登りました。
ビーナスライン沿いの駐車場に朝7時過ぎに到着。既に5台程車が停まってま
した。駐車場から60㍍程歩いた所が登山口になります。歩き始めは笹原の平坦
な道ですがしばらくすると岩の道になり、徐々に急坂になっていきました。
久しぶりの山は結構息が苦しくなるのが早く、足も重くなるもの。早くもヨロヨロ
と情けない姿。あくまで久しぶりだからであって、決して年のせいではないという
ことを強調しておきましょう。
1時間程歩いたところで振り返ると八ヶ岳の姿が目に飛び込んできました。疲れ
た体を癒してくれます。
振り返ると八ヶ岳の姿が。
さらに歩き続けること1時間、ようやく山頂が見えてきました。が、ここまで岩場
の急坂続きで既に酸欠状態。一歩歩くのにも足が動かず、立ち止まってはハ~ハ
~ヒ~ヒ~と妖しい声が、誰もいない静かな山中に響き渡ってました。
山頂手前の急登。これがかなりキツイ(汗)。
とりあえず最後の力を振絞って山頂へ到着。ありゃっ!既に人がかなりいる!ど
うやら時間的に早くアプローチできる女神湖側からの登山客の模様。山頂は驚く程
岩がゴロゴロしており、かなり広いです。山頂の真ん中には鳥居が立っていて、小
さな神社がありました。
岩だらけの山頂。中央に鳥居がありました。
山頂は360度の展望が楽しめ、前回の縞枯山では見えなかった白馬岳や立山
方面も望めます。北に移動すると眼下に車山と白樺湖、女神湖などがよく見えま
した。適当に岩の上に腰掛け早目のランチタイム。晴れてましたが北西の風が肌寒
かったです。沸騰したお湯で作ったインスタントコーヒーが体を暖めてくれました。
車山高原と白樺湖。
女神湖。
下山は往路を戻らず将軍平へ向かうことにしました。山頂にはヒュッテがあり、
横を通り過ぎて行きます。ヒュッテのオヤジらしき人が、イスでくつろいでました。
何故ヒュッテのオヤジか?ガングロだったから(笑)。
将軍平へ向かう道はこれまた岩場の急坂。しかもかなり急で少し恐怖を感じます。
女神湖側から登ってくる人達が結構いましたが、皆さん酸欠状態。挨拶を交わす
つもりだろうけど声が出ず、ペコリと頭を下げるのがやっと(オイオイ大丈夫かいな)。
この急坂も20分程で終わり将軍平へ到着。山荘があり登山客で賑わってました。
ここから左は女神湖、正面は前掛山、右が天祥寺原とルートが分岐。迷わず右へ。
天祥寺原方面へ行く人はおらず、孤独感イッパイ。方角合ってるんだろうなと時折
コンパスに目をやる始末。40分程歩いた所で河原に出ました。水は無くゴツゴツした
岩の上を歩きます。ここでようやく同じく下山中の一組の若夫婦(もしくはカップル)に
遭遇。何となく一安心。ヽ( ´ー‘)ノ 河原が終わると再び登山道へ。前方が明るくなり
一面笹原で広くなっている所に出ました。ここが天祥寺原です。水が流れていて川沿
いという事が分かりました。
天祥寺原へ向かう河原。
ここでもルートが分岐していますが、竜源橋へと向かいます。左に川(もしくは河原)
を見ながら1時間程歩くと車の音が聞こえてきて、終着点が近い事が分かります。
樹林を抜けてようやく竜源橋に到着。一息、と思ったけどスズラン峠まで戻らないと
いけません。ここから先はビーナスラインを20分近く歩く事になります。歩道と言え
ない歩道を歩いていると車が横をビュンビュン飛ばしていきます。はっきり言って恐い
・・・。ビーナスラインを歩いた事が、ある意味今回一番の恐怖でした(笑)。
02/08/31 縞枯山(2403㍍) ⇒地図はこちら
麦草峠から茶臼山~縞枯山~雨池トレッキングを楽しんできました。この日は
天気にも恵まれ、眺望も楽しめるだろうと期待しつつ朝7時半に歩き始めました。
なだらかな登山道を20分程歩くと「中小頂上」に出ました。正面には茶臼山が
そびえ立っています。左手には雲海が広がっており、3000㍍級の山々が見え
ました。
中小頂上。後は茶臼山。
茶臼山へ向かって再び歩き始めます。茶臼山山頂に近づくにつれ結構急坂に
なっていき、滑り易いので要注意です。1時間もしないうちに山頂に到着しました。
山頂の展望は無く、休憩できそうな石が幾つかあるだけ。このまま縞枯山へ
向かってもよいのですが、ここは「茶臼展望台」へ行かなくては損。ということで
展望台まで足を運びました。
北岳、甲斐駒ヶ岳が連なる南アルプス。左前方は八ヶ岳。
5分程林の中を歩くと視界がひらけてきました。そしてそこはもの凄い絶景!
まずは南東に金峰山・国師ヶ岳といった奥秩父の山々。南は赤岳、阿弥陀岳など
の八ヶ岳。南西方面は左から北岳、隣りに甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳の南アルプス。
西を見ると木曾駒ヶ岳を中心に中央アルプス、その右側には御嶽山。さらにその
右には乗鞍岳・焼岳・穂高連峰・そして槍ヶ岳。槍は尖がりまでくっきりと見えます
。北側には蓼科山と縞枯山の姿があり、残念ながら鹿島槍や白馬岳などは見えま
せんでした。とにもかくにもこの大パノラマに感動。午前中ということもあり雲は下
界だけ、遠くの山々がピークまでハッキリと見えました。
木曾駒ヶ岳、御嶽山と連なる中央アルプス。
乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳の北アルプス。
金峰山、国師ヶ岳の奥秩父連峰。
景色を堪能した後、縞枯山へ向かいました。茶臼から縞枯山までは30分程で
到着します。山頂の手前に茶臼山同様に「展望台」があったので寄り道。先程の
展望に加えて、今度は西北に北横岳、そして北には浅間山周辺の山々が見えま
した。
展望台から浅間山方面。
展望台で昼食をとり、しばらく休んだ後、縞枯山山頂方面へ向かいます。山頂へ
はすぐに到着、残念ながらあまり展望は望めません。山頂はそのまま通り過ぎ
雨池峠に向かって下山。浮石が多く、コケなどで滑りやすくなっていました。
雨池峠からは今度は「雨池」へ進路をとります。左手に北横岳を眺めながら細い、
岩だらけの道を進みます。しばらくすると平坦な歩き易い道に出ました。涼しい
風に吹かれて、まるで高原を歩いている気分。
20分程すると麦草峠方面との分岐点に到着。ここは迷わず雨池方面へ。木道
&ぬかるんだ道を歩いて、ようやく雨池に到着。池といっても端っこに小さくある
だけ。砂地や岩の上を渡り歩いて、池のほとりまで行きました。
雨池。
帰りは雨池からひたすら麦草峠へ向かってアップダウンを繰り返しながら歩き
ます。途中道に迷いそうな所に出くわしますが、木々につけられたリボンを頼りに
歩けば大丈夫でしょう。雨池から40分ほどで無事麦草峠に辿り着きました。
02/08/23 編笠山(2524㍍) ⇒地図はこちら
八ヶ岳前衛の山、編笠山へ登ってきました。朝7時過ぎに登山口のある観音平の
駐車場に到着。平日&天気も小雨ということもあってか、車は5~6台しかありませ
んでした。
着替えを済ませ7時30分に出発。雑木林の中を歩き続けます。人の気配全く無し。
ちょっぴり不安になりながら歩いていると、若いお姉さんが下ってきました。挨拶を
交わししばらく歩いていると、今度はご夫婦が。人がいることが分かりようやく一安心。
雲海と呼ばれる休憩地点。霧に覆われてました。
30分ほど歩いたところで「雲海」に到着。少しひらけた休憩場所です。5分ほど
休憩して再び歩き始めます。小雨で石が濡れ、滑りやすくなっています。誰ともすれ
違うことなく(笑)歩くこと4~50分、ひらけた場所に出ました。ここは「押手川」と
呼ばれる場所。ここでしばし休憩。あいかわらず人っ子一人いません。
第2の休憩ポイント、押手川。
この日は気温も低く、休憩しているとかなり寒く感じました。気を入れなおし、いよ
いよ山頂へ向けて出発です。なだらかな登山道だと思いましたが、徐々に岩場の急
坂になっていきました(汗)。こりゃキツイぞと思いながら歩いていると、今度はバン
ダナ巻いたお姉さんが休んでいるところに遭遇。話を聞くと観音平に向かっている
とのこと。「あと1時間くらいは登らないと。頑張ってぇ~」という脅しともとれる励まし
の言葉をいただき、再び歩き始めました。
30分ほど歩いたところでさすがに息が上がり休んでいると、今度は下からおじさん
が追い付いてきました。「ここからがキツイんですよ。ここまでは準備運動のような
もの」と言って、もの凄い勢いで登って行きました。ここまでは準備運動だったのかと
少し気を落としながら、岩場の急坂を登ります。途中でハシゴがあるところで、上から
結構人が下りてきました。「あと10~15分くらいだよ」と励まされ、気合いを入れて
登り続けます。が、もうヘロヘロ、吐きそう;^_^Aキツ~~!それでもしばらくすると
ようやく視界がひらけて山頂が見えてきました。ヤッター!!!(≧∀≦)/
ついに山頂に到着!
そんなこんなで10時過ぎに編笠山山頂に到着。地図上では目の前に権現岳が望
めるはずですが、この日は視界ゼロ。残念!たまに雲が切れて権現岳が姿を現して
いました。山頂で休憩していたら、犬が登ってきてビックリ!犬に続いて飼い主のご夫
婦が登ってきました。よく教育されて賢そうな犬でした。
雲の切れ間から権現岳。
下山は往路を戻らず権現岳方面の巻き道を利用することにしました。10分ほど
歩くとだだっ広い岩場に出ました。天気が良ければ何とも無いのでしょうが、この日
は視界不良。どっちに行けば良いか分かりにくく、非常に不安でした。ガスの中から
かすかに見える岩につけられた印を頼りに下っていると、「青年小屋」に到着。営業
はしておらず人はいませんでした。
霧の中、手探り状態でようやく着いた青年小屋。ちょっと不気味;^_^A
寂しい登山道を一人で黙々と歩き続けようやく押手川に合流。さらに歩いて雲海に
到着。このまま観音平に戻るのも面白くないので、富士見平方面へ向かいました。
30分ほど歩いたところで「展望台」に到着。但し眺めは期待できません。展望台
からは道標に従い観音平へ向かい、午後3時に無事駐車場に到着しました。
展望台。但し展望無し。
余談ですが小淵沢ICから観音平駐車場へ行くまでの間に「延命水」という水場が
あり、八ヶ岳のおいしい水として有名。次回はぜひボトルに入れて山頂でコーヒーを
飲みたいと思います。
02/07/28 四阿山(2354㍍) ⇒地図はこちら
今回は百名山の一つ、四阿山レポです。四阿山へは菅平や鳥居峠からも行け
ますが、今回は嬬恋側からアプローチすることにしました。
朝8時、スノーボードレポでお馴染みのパルコール嬬恋のゴンドラで一気に高度
を上げます。ゴンドラを降りるとすぐに登山道の標識が見えます。標識に従って
歩き始めます。最初の10分程は登山道ではなくゲレンデを歩いている感じです。
その後すぐに狭い登山道になりました。
登山道から。
登山道は岩場、倒木、ぬかるみ、丸太の階段とバラエティに富んでましたが、
全体的には緩やかな登りでした。意外にキツかったのが丸太の階段。結構踏ん張
りながらも、延々と続く感じがします。灼熱の太陽の下ともあって、かなり疲労しま
した。ちなみに登山道は日当たりが良く、この日は脂肪燃焼率200㌫(笑)。
1時間半近く歩いていると、ようやく四阿山の山頂が見えてきました。が、、、
かなり見上げるほどの急登!!!Σ( ̄ロ ̄lll)しかも思いっきり直射日光。少し
憂鬱になりながらも、気合いを入れ直し出発。
山頂への最後の登り。
予想通りくさり場となっていて、前を行く人達は悪戦苦闘していました。幸い距離
は短かったので何事も無く山頂に到着。
ついに山頂到着!
山頂からは浅間山方面と北アルプス方面が望めると思うのですが、この日はあい
にく浅間山方面は雲に覆われていて何も見えませんでした。代わりに根子岳越しに
残雪の北アルプスを楽しむことができました。
根子岳越しに北アルプスの山々。
景色は堪能できたのですが、山頂は日陰があまり無く暑い!熱中症になってしま
いそうなので、お昼をとっとと済ませ下山してしまいました。
パルコール嬬恋のゴンドラを利用した四阿山登山は、最も短時間で登頂できる
ルートだと思います。今回ゴンドラのおかげでかなり楽させてもらいました(笑)
02/07/21 丸山(2329.6㍍) ⇒地図はこちら
梅雨が明けて一ヶ月ぶりに山へ行ってきました。今回は北八ヶ岳エリアに
ある丸山です。
諏訪ICを降りてメルヘン街道を車で走ると麦草峠に到着。ここからは主に
茶臼山や縞枯山へ向かう登山客が多いようです。丸山はその茶臼山とは反対
側に位置しています。
麦草ヒュッテから見る茶臼山。
とにもかくにも一ヶ月ぶりの山ということもあって、入念に柔軟体操(笑)し、
朝8時過ぎに麦草ヒュッテを出発。前日雨が降ったようで、かなりのぬかるみ
でした。石はこけで滑りまくり、ついでに丸太も濡れてツルツル滑り危険な状態
でした。
歩き始めて40分ほど経過、無事丸山山頂に到着。山頂は狭く展望もよくあり
ません。あまり山という感じがしませんでした。とりあえず山頂で10分程休憩。
当然これで終わるハズはなく、さらに天狗岳方面を目指すことにします。
丸山山頂。
山頂からはしばらく下り坂。15分程で高見石小屋が見えてきました。小屋の
脇を通り、天狗岳方面へ向かいます。最初はゆるやかな登りでしたが、徐々に
険しくなっていきます。しかも滑りやすい岩だらけの登山道。とても歩きにくく
苦労しました。
1時間程歩いたところで樹林帯から一気に視界がひらけてきました。そこは
岩場の展望台のようです。眼前には天狗岳の姿が・・・。この展望台、岩場で
ゴツゴツしてますが、周りの風景といい北八ヶ岳らしい雰囲気を醸し出している
と思います。
展望台。
展望台から市街地。
さすがに天狗岳まで行くには時間が足りない為、展望台でしばらく休憩した
後、登ってきた道を引き返すことにしました。
天狗岳方面。
高見石小屋に到着すると大勢の人で賑わってました。どうやらBBQなどを
楽しんでいる様子。しかも中学生ばかり、さらに何故か女子ばかり( ̄~ ̄;)??
一緒にBBQを楽しみたい気持ちを抑えつつ、ここから丸山方面ではなく白駒
池へ向かうことにしました。
池へは40分程で到着。観光客がボートを楽しんでる姿を見ながら池を一周
した後、麦草ヒュッテへの帰路につきました。
白駒池です。
02/06/10 乗鞍高原 ⇒地図はこちら
前日に引き続き乗鞍レポです。但し2日目は乗鞍岳ではなく、乗鞍高原
トレッキングです。乗鞍高原では滝や池めぐりが楽しめます。
まずは国民休暇村脇からトレッキングスタート。すぐに善五郎の滝、
一の瀬園地、牛留池方面の道標が現れます。ひとまず牛留池方面へ。
牛留池では正面に乗鞍岳がそびえており、水面に逆さ乗鞍岳を楽しめます。
牛留池の逆さ乗鞍岳。
牛留池を過ぎて一の瀬園地方面へ向かいます。しばらく坂を下ると一の瀬
園地手前のあざみ池に出ました。あざみ池を周回したところで、お昼の休憩
にしました。
あざみ池。
休憩後、すぐ隣りの一の瀬園地へ。自転車がレンタルされているのでサイク
リングを楽しんでいるカップルもいました。
一の瀬園地は高原らしく緑豊かで風も涼しく快適。平日なので人も少なく
のんびり過ごせました。川が流れており、川岸には花が結構咲いていました。
一の瀬園地。心地よい風が吹いてました。
高原の雰囲気を堪能した後、国民休暇村方面へ戻りました。そして道標に
従い今度は善五郎の滝へ向かいます。滝までは休暇村からそれほど時間は
かかりません。30分ほど歩いて滝に到着。ここでしばしマイナスイオンを浴び
まくり(笑)、心落ち着いたところで帰路につきました。
善五郎の滝。
PS:前日撮った三本滝もおまけで写真アップしました。
三本滝。三本のうちの1本です。
三本滝にかかった虹。