2003/05/12 (月) 計器飛行証明訓練開始!

本日からJCAB計器飛行証明を取得するための訓練を開始します。既に学科は合格しているので、後は計器の実技あるのみ! です。

ところで、実機での訓練の前にシミュレータ訓練を行うことにします。これは、Skyline出身で見事スカイマークに就職が決まったINDさんのアドバイスによるもので、これをやっておくと、実機での訓練もスムーズに行くことが期待できるからです。

シミュレータ訓練は東京航空計器(TKK)で行うことにします。20時間のシラバスでBIFからホールディング、アプローチ、ナビまで一通り行うことができます。もちろん希望によりもっと少ない時間でも対処してくれますが、私は実機での訓練までまだ時間があるので、フルに訓練を受けることにしました。TKKで訓練を受ける人は既に計器を持っている人や計器の時間をつけたい人が多いようで、私のようにフルにやる人は少ないみたいですが、いろいろ話を聞いてみると時間(と金)が許すのであればフルにやるのがお勧めです。訓練は週3回くらいのペースでやるのが良さそうです。

ちなみにTKKへは私の住んでいるいる宇都宮から

宇都宮 -- (東北新幹線) -- 東京 -- (JR) -- 浜松町 -- (モノレール) -- 整備場

というルートで、毎回通うことにします。新幹線の定期券を購入して新幹線通勤(?)するわけです。気分は遠距離通勤のサラリーマンです(^^)。

TKKは整備場駅から徒歩30秒で到着です。5Fの地上飛行訓練所に行って教官(小野崎さん)にあいさつします。よろしくお願いしまーす。私の他にも訓練生が2人いらっしゃったのでごあいさつがてらいろいろお話を伺わせてもらいました。

本日はシミュレータ(Frasca 242)に慣れることと、BIFとして水平直線飛行、速度変換、標準率水平旋回、上昇/降下(定速)を行います。

さっそく訓練開始です。シミュレータの操作の仕方は、5/7に訓練の打ち合わせに来た時に聞いたのでほぼ問題なしです。仙台空港のR/W 27から離陸するところからスタートです。実機と違ってエンジンをかけたりタクシーしていったりする操作を省略できるので、時間あたりの訓練の効率が良いです。これもシミュレータの良いところでしょう。

まずは教官の指示に従って離陸します。おっとっと、地上滑走がちょっと難しいです。なんといか、実機のようなフィードバックがないんですよね。オーバーコントロール気味(^^;)。ラダーは1cmくらいの微妙なコントロールをすること。

Vr (85kt)、ローテーション。ピッチ6°にして上昇。うっ、ピッチコントロールもちょっと難しいっす。操縦桿を「圧」でコントロールしたいのですが、ちょっとそこまでの精度はないようで、ほんの数ミリずつ操縦桿を実際に前後動かす必要があります。電動トリムもちょっと慣れないと難しいです。ギアアップ、パワー25in、プロップ2500rpm。

シミュレータの設定が低シーリングになっているので、対地200ftくらいですぐにインクラウドになります。もう画面は真っ白。ここから完全に計器飛行です。

2000ftでレベル。水平直線飛行をします。パワー18in、プロップ2300rpm。これで140ktとなります。お、早くも挙動に慣れてきました。きれいにスタビライズ。

この後、教官の指示に従って、バンク10°、20°、30°の旋回や標準率旋回、速度変換を織り交ぜつつパターン飛行を行います。ちょっとまだとまどうこともありますが、すぐに慣れてほぼ完璧です(ホント?)

まずはこれくらいにして、終了します。シミュレータだからここでポンと終わっても良いのですが、せっかくなのでレーダーベクタとILSアプローチをしてみることにします。

教官が管制官の役をしてくれますので、その指示に従ってベクタされます。300°で1500ftを維持。仙台のILS Rwy 27アプローチのファイナルコースから30°まで来ました。HSIのCDIの動きを見てローカライザ(LLZ)に乗ります。この時点ではまだグライドスロープ(GS)の下にいるので1500ftを維持。GSの指示があと1ドットというところでギアダウン。降下開始。ピッチダウン、パワー14in、プロップハイ。

なかなかいい感じですが、HSIが久々ということもあり、GSに乗るのがちょっと精度が粗い感じがします。でも基本的にはOKです。あー、R/Wに近くなってくるとLLZに乗る精度が悪いなー。ちくしょー。

決心高度くらいでR/W in sight。あー、ずれてる(;_;)。ここから目視で着陸します。おっとっと、これも慣れないとちょっと難しいです。特にフレアをかけるタイミングが難しいっす。

ふぅ、まずはやってみましたが、スキャンのやり方や微妙なコントロールなど、改めて勉強になりました。30分ちょいでしたがどっと疲れました。それだけ実機に近い訓練だと言えると思います。

ブリーフィングでは、自分が飛んだ航跡をプリントアウトしたものを使って行いますので大変わかりやすいです。こうやってビジュアルで客観的に見てみると課題が一目瞭然です。意外と(?)ちゃんと飛べていて安心しました。

ここでしばらく休憩して、2フライト目を行います。

今回も前回と同じようなことをやってみます。2回目は更に精度が良くなりました。うんうん、慣れてくればイケルじゃなーい(^^)。伊達にFAAの計器を持っているわけじゃないですから、BIFはバッチリです。教官からも「BIFはとても安定していて良い」を頂きました。

1回目と同じく最後はレーダーベクタでILSアプローチをします。GSには前回よりはうまく乗れました。でもまだ最後にLLZのずれが大きいなぁ。ま、これから訓練して精度を上げていけば良いでしょう。

今回は50分くらい飛んでいましたが、慣れてきたせいでしょう、そんなに集中力が切れる感じがしませんでした。

というわけで本日の訓練は終わりです。次回は、諸元を覚えて今回の復習を自分のインテンションで行うことをメインに行います。

ところで、シミュレータ訓練のログへの記載ですが、正確にいうとFrasca 242はフライトシミュレータ(模擬飛行装置)ではなくフライトトレーナ(飛行訓練装置)ですので、ログブックの「21 飛行訓練装置」のところに書きます。また、25もしくは26の欄にこのうちのIFR時間を書いておきます。

# 私は25の欄を「双発時間」にしているので、26の欄を使いました。

また26の欄に書いた時間の説明を「29 補足事項」に書いておきます。今回は「BIF」と記載します。なーるほど。

久々の計器飛行でしたが、思っていたほど技量が落ちていなくて安心しました。あの「神経がピーンと研ぎ澄まされていく感覚」が蘇ってきました。もっともっと精度を上げて、触ったら切れるくらい磨きあげて行きたいと思います。