トップページ ＞ JavaScript ＞ クラスライブラリ集 ＞ 配列操作   配列操作 ver.1.0 ＜機能と特徴＞ 配列操作用のメソッド集 shiftやpopなどが古めのブラウザにも対応可能。 またJavaScriptではサポートされていないgrep()も使用可能になります。     公開日 2005.1.18 最終更新日 --- バージョン ver 1.0 動作確認 IE5.0 IE6.0 NN4.7 NN6.2 NN7.0 Opera7.5 FireFox1.0 取扱難易度 ★☆☆☆☆ cookie 不使用 CSS 不使用 更新履歴 ---    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項    各メソッドとも配列オブジェクトのメソッドとなっています。 いずれも配列オブジェクトそのものが変更されます。 例：配列lineの最初の要素を削除する。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.shift(); 例：配列lineの最後の要素を削除する。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.pop(); 例：配列lineの最初に要素を追加する。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.unshift(-2,-1,0); 例：配列lineの最後に要素を追加する。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.push(6,7,8); 例：配列lineの3番目から2個の要素を取り除き要素を追加する。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.splice(2,2,"-","-"); 例：配列line中の2〜4にマッチする要素のみを取り出す。 list = new Array(1,2,3,4,5); list.grep(/[2-4]/);    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項  ■対象オブジェクト−Arrayオブジェクト ■メソッド一覧 shift() 配列の最初の要素を削除します。 【戻り値：削除した要素の値】 pop() 配列の最後の要素を削除します。 【戻り値：削除した要素の値】 unshift() 配列の最初に引数で指定する要素を追加する。 引数に配列を指定することも出来ますがその場合、戻り値の値は配列1つにつき 1のみ増えます。 【戻り値：配列の要素数】 引数 意味と形式 第１引数以降 追加する要素を指定します。 [例]line.unshift("追加１","追加２") push() 配列の最後に引数で指定する要素を追加する。 引数に配列を指定することも出来ますがその場合、戻り値の値は配列1つにつき 1のみ増えます。 【戻り値：追加した後の配列の要素数】 引数 意味と形式 第１引数以降 追加する要素を指定します。 [例]line.push("追加１","追加２") splice() 第１引数で指定した位置から 第２引数で指定した個数の要素を削除し、第３引数以降の要素を追加します。 【戻り値：削除した要素の値】 引数 意味と形式 第１引数(必須) 削除・追加する位置を指定します。(最初が0) [形式]半角数字(正の整数,0) 第２引数(必須) 削除する個数を指定します。 [形式]半角数字(正の整数,0) 第３引数以降 追加する要素を指定します。下記のようにすれば削除せずに追加だけすることも可能です。 [例]line.splice(2,0,"追加１","追加２","追加３") grep() 第１引数で指定した正規表現にマッチする要素のみの配列にします。 【戻り値：変更後の配列の要素数】 引数 意味と形式 第１引数(必須) マッチさせる正規表現を指定します。 [形式]正規表現    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項    unshift(),push(),splice()において変更対象の配列と同じ配列を 引数として使うと正常に動作しません。(ブラウザによってはエラー終了します。) この問題はこのクラス特有というわけではなく オーバーライド前のunshift()などでも確認されていますので これに対する対処はしていません。 ＊基本的に参照中の配列オブジェクトを引数にすると 配列の中身を展開せずにオブジェクトとして解釈されるようですので そういった使い方は避けた方がいいようです。 配列の前後に同じ配列を続けたい場合などはconcat()が適しています。 例：変更対象の配列と同じ配列を引数に list = new Array(1,2,3,4,5); list.unshift(list); ■問題発生確認ブラウザ IE5.0 IE6.0 NN4.7 NN6.2 NN7.0 Opera7.5 FireFox1.0

<script language="JavaScript" type="text/javascript">
<!--
//copyright(C) 2005 あう http://www5c.biglobe.ne.jp/~horoau/
//ver1.0

//shiftオーバーライド
Array.prototype.shift = function ()
{var res     = this[0];
 for(var i=1;i<this.length;i++)
 {this[i-1] = this[i];}
 this.length = i-1;
 return res;}

//popオーバーライド
Array.prototype.pop = function ()
{var res      = this[this.length-1];
 this.length -= 1;
 return res;}

//unshiftオーバーライド
Array.prototype.unshift = function ()
{this.length = this.length+arguments.length-1;
 for(var i=this.length;i>=arguments.length;i--)
 {this[i] = this[i-arguments.length];}
 for(var i=0;i<arguments.length;i++)
 {this[i] = arguments[i];}
 return this.length;}

//pushオーバーライド
Array.prototype.push = function ()
{var limit = this.length;
 for(var i=limit;i<limit+arguments.length;i++)
 {this[i] = arguments[i-limit];}
 var res     = this.length;
 return res;}

//spliceオーバーライド
Array.prototype.splice = function (a,b)
{var res      = new Array();
 for(var i=a;i<a+b && i<this.length;i++)
 {res[res.length] = this[i];}
 for(var i=0;i<this.length;i++)
 {if(i >= a)
  {this[i] = this[i+b];}}
 this.length -= b;
 for(var i=this.length-1;i>=0;i--)
 {if(i >= a)
  {this[i+arguments.length-2] = this[i];}
  if(i == a)
  {for(var ii=2;ii<arguments.length;ii++)
   {this[a+(ii-2)] = arguments[ii];}}}
 return res;}

//grepメソッド
Array.prototype.grep = function (reg)
{var list = new Array();
 for(var i=0;i<this.length;i++)
 {this[i] = this[i]+"0".replace(/0$/,"");
  if(this[i].search(reg) != -1)
  {list[list.length] = this[i];}}
 this.length = list.length;
 for(var i=0;i<this.length;i++)
 {this[i] = list[i];}
 return this.length;}

// -->
</script>

[ 2005.1.18 ] ver.1.0 果たして利用価値があるのかわからないけどとりあえず公開。 開発動機は某有名サイトのJavaScriptリファレンスに shiftやpopの対応がNN4以上のみって書いてあって 他の言語だと当たり前のようにあるメソッドだし 結構便利だからIEでも使えるようにと思って作ってみた。 でも作ってる途中で気付いたんだけど実はIEも対応してた。 バージョンは5.5以上ではあるけどね。 IEの利用者の中にはまだ5.0以前の人も若干ながらいるし 古いブラウザを考慮するなら使えなくはないかなってことで。(ほとんど負け惜しみ？) でもそれだけじゃ寂しいからgrepを追加してみました。 基本的に各メソッドをオーバーライドしてるだけなんで 例えばgrepだけ使いたかったら他のメソッドは消しちゃっても問題はないかな。 あ、著作権表示は消さないでね。