トップページ ＞ JavaScript ＞ クラスライブラリ集 ＞ 桁指定四捨五入   桁指定四捨五入 ver.1.0 ＜機能と特徴＞ 数学関数のceil(),floor(),round()が桁指定で使用可能になります。 例えば少数第一位までを求めるや100の位以下を切り捨てなどが可能です。     公開日 2005.1.18 最終更新日 --- バージョン ver 1.0 動作確認 IE5.0 IE6.0 NN4.7 NN6.2 NN7.0 Opera7.5 FireFox1.0 取扱難易度 ★☆☆☆☆ cookie 使用 CSS 不使用 更新履歴 ---    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項    数学関数ceil(),floor(),round()を第２引数で桁を指定可能にします。 使い方は元の数学関数と同様で第２引数を指定する点のみことなります。 小数点以下なら負の数、小数点以上なら正の数で桁を指定します。 例：100.05を少数第一位までで四捨五入する。 Math.round(100.05,-1); //結果は100.1 例：12532の100の位以下を切り捨てる。 Math.floor(12532,3); //結果は12000 例：12532.158の小数点以下を切り上げる。 Math.ceil(12532.158,0); //結果は12533    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項  ■対象オブジェクト−Mathオブジェクト ■メソッド一覧 ceil() 第２引数で指定した桁より下を切り上げます。 【戻り値：切り上げた結果】 引数 意味と形式 第１引数(必須) 処理の対象になる数値。 [形式]数値 第２引数 切り上げる桁数。負の数なら小数点以下。 [形式]数値(整数) floor() 第２引数で指定した桁より下を切り捨てます。 【戻り値：切り捨てた結果】 引数 意味と形式 第１引数(必須) 処理の対象になる数値。 [形式]数値 第２引数 切り捨てる桁数。負の数なら小数点以下。 [形式]数値(整数) round() 第２引数で指定した桁より下で四捨五入します。 【戻り値：四捨五入した結果】 引数 意味と形式 第１引数(必須) 処理の対象になる数値。 [形式]数値 第２引数 四捨五入する桁数。負の数なら小数点以下。 [形式]数値(整数) *桁の指定に関して、1を指定すると1の位ですが-1を指定した場合 小数第１位の下の桁(つまり小数第２位)が対象になることに注意してください。 小数第１位を対象にしたい場合は0または第２引数を省略してください。    使い方   メソッド・プロパティ   注意・制限事項    このメソッドやJavaScriptに限ったことではありませんが コンピュータは数値を内部的には2進数で保持しているため 大きな桁になると丸め誤差といって数値に誤差が生じる場合があります。 基本的に10桁以下の場合であればほとんど影響はありませんが 大きな桁を扱う上、正確さが求められる計算を必要とする場合は このメソッドをそのまま扱うことはお勧めできません。 一例として10の29乗は1e-29となるはずですが・・・。 Math.pow(10,29)の結果を表示 ■問題発生確認ブラウザ IE5.0 IE6.0 NN4.7 NN6.2 NN7.0 Opera7.5 FireFox1.0 *ブラウザと言うよりもコンピュータそのものの問題とも言えます。

<script language="JavaScript" type="text/javascript">
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//copyright(C) 2005 あう http://www5c.biglobe.ne.jp/~horoau/
//ver1.0

//元の数学関数を継承して退避
Math.ceil2  = Math.ceil;
Math.floor2 = Math.floor;
Math.round2 = Math.round;

//ceilオーバーライド
Math.ceil = function (num,point)
{if(isNaN(num) && isNaN(point))
 {return NaN;}
 if(!point)
 {return Math.ceil2(num);}
 var place = Number('1e+'+Math.abs(point));
 if(point > 0)
 {num = Math.ceil2(Math.floor2((num/place)*10)/10)*place;}
 if(point < 0)
 {num = Math.ceil2(num*place)/place;}
 return num;}

//floorオーバーライド
Math.floor = function (num,point)
{if(isNaN(num) && isNaN(point))
 {return NaN;}
 if(!point)
 {return Math.floor2(num);}
 var place = Number('1e+'+Math.abs(point));
 if(point > 0)
 {num = Math.floor2(Math.floor2((num/place)*10)/10)*place;}
 if(point < 0)
 {num = Math.floor2(num*place)/place;}
 return num;}

//roundオーバーライド
Math.round = function (num,point)
{if(isNaN(num) && isNaN(point))
 {return NaN;}
 if(!point)
 {return Math.round2(num);}
 var place = Number('1e+'+Math.abs(point));
 if(point > 0)
 {num = Math.round2(Math.floor2((num/place)*10)/10)*place;}
 if(point < 0)
 {num = Math.round2(num*place)/place;}
 return num;}

// -->
</script>

[ 2005.1.18 ] ver.1.0 桁指定での四捨五入なんて基本的には10の倍数をかけて(または割って)四捨五入して 元に戻すために同じ数で割れば(またはかける)いいだけのことなんだけど 注意事項にも書いたように丸め誤差があるからね。 一応影響が最小限になるようには作ってあるけど 数値として扱う以上は限界があるんだよね。 丸め誤差や指数になるのを防いで巨大な桁数を扱う方法がないわけじゃないけど そういうクラス作るって需要があるのかどうかがね。 それにJavaScriptの場合、演算子のオーバーライドが出来ないから 扱いが面倒なものになりそうな気もするし。