ウェブ木箱ではホームページ制作、イラスト制作、JavaScript制作などを取り扱ってるけど 現状はJavaScript制作が中心となっている。 JavaScriptと言ってもボタンを押すとジャンプするような単純な機能のものではなくて 1つのページ内にいくつかの機能を盛り込んだものの依頼が多い。 (より正確に言うならJavaScriptを使ったダイナミックHTMLというやつ) あれもこれも機能をつけるとなると当然料金もあがる。 とは言えこういう時代だし、依頼主の予算に合わない場合もあるわけで 今回はそんな時の話。
では実際どんな感じで料金が出るかを見てみよう。 例えば、ウェブ木箱JavaScriptサンプル集で公開している 『カレンダーダイアリー』のようなスクリプトを依頼されたとする。 そうするとまず1度目でだいたいの見積もりをだし、 その後、機能や詳細などを打ち合わせして それが決定した時点で最終的な見積もりと機能の一覧を確認してもらってる。 カレンダーダイアリーの場合、機能一覧は次の通り。
さて料金を抑えるためにどれか機能を削ることにしたとして どの機能を削るのかという問題が出てくる。 『日付をクリックするとその日付の日記を表示する』 この機能はこのスクリプトのメインなわけだから削るわけにはいかない。 では他の機能を削った場合を考えてみよう。 ☆今日の日付の背景色を変える機能を削る この機能はある意味なくても困らないので削れる。 ただし、簡単な機能なので料金への影響は少ない。 ☆カレンダーやリンクの自動作成機能を削る スクリプトの大半を占める部分なので料金は抑えられるが 更新作業が複雑になるので知識のない人にはお勧めできない。 また詳細なマニュアル作成などを希望する場合は 逆に料金が高くなってしまう事も考えられる。 ☆一番新しい日付の日記を自動で表示する機能を削る 料金は多少抑えられるものの カレンダーが表示されてからクリックしないと日記が表示されないため 更新されているのかがわかりにくかったり 仕組みを理解していないと何も読めないと言うこともあるため 閲覧者側のことから考えると勧められない。 以上、3つの場合を見てもらったけどどれも一長一短。 依頼主としても安くなりさえすれば 何でもいいというわけではないでしょう? 実際このスクリプトで料金を抑えようというなら 主流のブラウザ(InternetExplorer)のみの動作に限定するのがお勧め。 もちろん他のブラウザでも閲覧に支障がないように 配慮するので日記が読めないという事態は避けられる。 もちろん全てのスクリプトがこうというわけではないけどね。
動作ブラウザを限定する事で料金を抑えたとして それでもまだ予算に合わなかったとしよう。 そこで一番新しい日付の日記を自動で表示する機能を 削ってほしいと言われたら。 仮にそれで料金が予算に納まったとしても その依頼は請けることはできないな。 確かに依頼主の希望には沿えるだろうけど 閲覧者側として使い辛いとわかっているスクリプトを作る事はしたくない。 せっかく依頼してもらったんだから それに応えたい気持ちもあるけど、 だからといって中途半端なものを作るのはやはりね。 今回は機能と料金を直結させて紹介したけど それ以外の要素ももちろんある。 実際にどういう機能ならいくらといった明確な基準があることではないし。 交渉ってのはお互いの誠意ってやっぱり大切。 料金が上がるにしろ下がるにしろ お互いに気分よく交渉できたらいいなと。 仮に同じ料金で同じ内容の仕事をしたとしても 高いと感じるか安いと感じるかが変わってくるんじゃないかな。 それは依頼側も受注側も同様にね。 |
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