フリー日誌

☆★☆第3回 ビジネスマナーも慇懃無礼?★☆★  
(2004.2.1号)
ざるそば

あなたがラーメン屋さんに入ったとして 「この度はお越し頂き誠にありがとうございます。」 こんな風に挨拶する店があったらどう思うだろうか。 同じくあなたがホテルや旅館にいって 「へい!らっしゃい!」こんな出迎えを受けたらどうだろうか。

同じようにお客を迎える言葉ではあるけど 場所によってその使い方は大きく変わり 使い方を間違えると失礼にさえ受取られてしまう。 さてさて、これがフリーの仕事の場合は・・・?

レモンパーム
丁寧過ぎも考えもの

何はともあれビジネスなわけであるし、 クライアント(依頼主)はお客様なわけだし敬語は基本。 しかし日本語ってもんは一言に敬語と言ってもいろんな種類がある。 ビジネス文書の書き方の案内本などを見ると 大概より丁寧な敬語を使用している。 もちろん初対面のクライアントが相手の場合はそれが基本とはなる。 しかしあまりずっと丁寧過ぎるのも形式ばってしまったり 堅苦しさを感じさせてしまったりする事もあり得る。 慇懃無礼(丁寧過ぎて逆に無礼な様子)という言葉もあるように ただ丁寧ならいいと言うことでもない。

ナツメグ
フレンドリーと馴れ馴れしいのは別物

では何度か取り引きを重ねたら最低限の敬語にした方が いいのかというとそんな簡単でもない。 実際には最低限の敬語でやりとりをする場合もあるが 回数をこなしたからといってそう判断するのは少し違う。 硬くなりすぎない方がフレンドリーな感じを与えることもあるけど 一方的に言葉使いを雑にする事で「馴れ馴れしい」なんて印象を持たれては それも逆効果になってしまうでしょ。

では結局どんな言葉使いが理想なのか。 それはその時々、自分で判断するしかないんじゃないかな。 大切なのは上辺だけの言葉使いがどうという事じゃなく 相手に対する配慮だとか誠意。結局はそこにいきつくんじゃないかな。

筆者の場合、依頼主となる人は企業の営業関係の人の場合もいれば ビジネスにはあまり縁のない主婦の人の場合もある。 その上敬語に対する考え方も人それぞれ。 どんな言葉使いが一番いいのか、それはこれからも考えてかなきゃいけないね。

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