フリー日誌

☆★☆第5回 専門家だから使っちゃいけない?専門用語★☆★  
(2004.7.8号)
牛丼

暑い日が続くけど、皆さん元気にしてるかな? 牛丼が消えて久しいけど 暑い時こそちゃんと食べないとね。 手軽に食べれるご飯ものっていうのも 貴重な存在な気がするよね。 なんてスローフード派の筆者が言っても あんまり説得力ないけど。

さてさて今日のお題は専門用語(略語なんかも含め)。 何の世界にもあるものだし 専門用語だらけの会話をしてる人達を見ると 意味が理解できなくても何となしに かっこいいなとか思ってしまう人も多いんじゃないかな。 でもホントに専門用語ってのはいいものなのか。 今回はその辺をテーマに語ってみようかなと。

牛バラ肉
素人相手にゃ使えません

ある意味当たり前ではあるけど専門用語ってのは 理解できない相手に使ったってしょうがない。 専門用語並べてると何となくプロっぽいかもしれないけど 相手の事を考えられないのは 本当の意味でプロとしてはどうなのかな。

筆者の場合、仕事の依頼主はHP制作業者の人から HPのことは何となくしかわからないって感じの主婦まで結構幅広い。

専門的な知識のない人が相手の場合はなるべく専門用語は使わずに 出来るだけ平たく表現するようにしている。 正直言えば時々うまく表現できなくて 専門用語で言っちゃえば楽なのになって思うこともある。 でもそこはプロであるからこそ素人にもわかる説明が出来るべきだと思うし 専門用語の意味を深く理解するチャンスでもあるんじゃないかな。

たまねぎ
相手がプロなら使い放題?

では今度は相手も専門知識のある人の場合を考えてみよう。 これなら専門用語だろうが略語だろうが いくら使っても理解してもらえる。 ・・・っと思いがちだが実際そんな簡単でもない。 そりゃあ相手もプロなら多少の専門用語はわけないだろうし メールとかでのやりとりならわからなければすぐに調べられるだろう。 何より専門用語ってのは直感的に理解しやすいし 説明的になりすぎるのを防ぐメリットがある。

しかしながら何事もやり過ぎは禁物。 必要以上に専門用語が並んでいるというのも プロとはいえどあまりいい気分がするものではない。 (もちろんそうじゃない人もいるだろうけど) 一番問題なのは専門用語の捉え方って人によって微妙に違う事があるので 伝えようとしているニュアンスが伝わらない事がある。 具体的にどういうのがよくて、どういうのが悪いとは言えないけど その辺は普段から心掛けて経験で覚えるしかないのかもしれない。

鶏卵
文面と口頭では違ってくる略語

例として『ISP』(アイ・エス・ピー)という略語。 これはインターネット・サービス・プロバイダの略で 一般にはプロバイダ(OCNとかBIGLOBEね)と呼ばれているものだけど プロバイダという単語の意味は『供給する人』であるから 『ISP』といった方がより適切。 でもやっぱり時と場合を考えて使わなきゃいけない。

例えば文面で次のようにあったとするね。

 ■詳しくはご利用のISPにお問い合わせください

ISPという略語を理解している人なら容易に意味が理解できるけど 同じ内容を電話で言った場合にどうなるだろう。

 ■詳しくはご利用のあいえすぴ〜にお問い合わせください

すぐにISPというアルファベットが浮かべばいいけど そうじゃなかった場合は何かの暗号状態。 基本的にこういった略語は字面で覚えている人が多いので 口頭で伝える時は厳密には適切ではないとしても 『プロバイダ』と言った方がより的確に伝わる。

このようにただ並べるだけが専門用語じゃないし それをちゃんと状況に合わせて使いこなせてこそのプロではなんじゃないかな。 なんて偉そうに言ってる筆者も そういう点でも日々が勉強であるんだけどね。

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