フリー日誌

☆★☆第6回 忘れちゃいけない初心のサービス★☆★  
(2004.12.24号)
牛丼

すっかりご無沙汰しちゃいました。 今年後半は何かとごちゃごちゃあったもんで 更新してる場合じゃなかったもので。

なんていいわけはいいとして、何の仕事でもそうだろうけど 最初はみんな志しってものがあると思う。 でもそれが仕事がうまくいくようになったり(またはその逆)すると だんだん初心ってものを忘れがちになるのもまた事実。

今回は筆者自身への自戒も込めてそんなテーマでお送りするよ。

牛バラ肉
ウェブ木箱の初心

筆者がこの仕事始めた頃から掲げてるスローガン『小さな仕事もお任せください』。 これはもちろん駆け出しの頃はそうそう仕事なんて入らないしね。 小さな仕事でもやっていかなきゃって意味もあった。 でもそれ以上に小さなことでも相談できてお役に立てる存在。 そんなウェブデザイナーになりたいなってことから言い出したもの。

でも実際小さな仕事をいくつもこなすうちに 理想と現実の違いってことも見えてくるものなんだよね。

たまねぎ
小さな仕事は割に合わない?

実際問題、筆者に来る依頼の単価はかなり幅広い。 安いものだと小さなアイコン制作など10分程度で終わるけど1,000円以下のものとか。 逆に高いものだとCGIやアプリケーションなどの開発で期間はかかるけど 報酬は数10万から もしくはそれ以上。

単純に作業時間だけを切りとって時給に換算してみると 両者でとんでもなく違うってことはないのだけど 問題は小さな仕事であっても打ち合わせや確認は必要ってこと。

作業自体が例えば10分で終わって報酬が500円だったとしよう。 そうすると単純計算で時給にして3000円に相当するわけだから かなり割がいいように思えるかもしれないけど 実際には制作作業だけですべてが終わるわけじゃないからね。 簡単にワークフローにしてみると・・・

仕事の依頼が入る
 
詳細を確認し見積もりをする
 
見積もり・内容に了解がとれたら作業開始
 
納品して校了を得る
 
支払いについての案内をする

っと最低でもこれだけの工程は必要となる。 実際には打ち合わせが長引いたり修正が入ったり何てことになると 小さな仕事とは言えトータルで数時間かかる事になる。 そうすると時給なんて計算するのも嫌な程度になってしまう。 結果的に大きな仕事やまとまった仕事の方が数段割がいいわけ。

鶏卵
それでも小さな仕事を受ける意味

こうやってデメリットのみを話してると それなら小さな仕事なんて受けなければいいじゃないかと 言われてしまいそうな気がするけどね。 もちろん筆者とて生活かかってるわけだから あまり割に合わない仕事ばっかりじゃ困ってしまうけど それでも小さな仕事を引き受けるってのは 何の為に仕事をしているのかってことに通ずると思う。

お金のため、生活のため、それももちろんだけど 最初にも言った通り、小さなことでも依頼してくれる人の役に立ちたい。 その初心を忘れたくないからなんだよね。 ウェブデザイナーの仕事なんて大半がパソコンに向かってるだけだけど 依頼してくれる人がいて、そして作った作品(ホームページ)を 利用してくれる人がいて始めて成り立ってるものだしさ。 そんな人と人とのつながりがあること忘れずにいたいね。 だからこそ小さなことでも役に立ちたいって思えるんだろうしさ。

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