<< back
マイ・オーディオ

 約25年前から使用しているスピーカーシステムは、24mmのベニヤを切断して作ったもの。当初はボンボン鳴るだけでガシッとした音が出ず、中にコンクリートを流し込んだり、補強に努めた。
 JBLのユニットはそのまま使い続けているから、エージングはだいぶ進んでいるが、まだまだ元気な音を出してくれる。とは言ってもジャズ喫茶のような、これぞJBLというようなガツガツした音ではない。
 最初はウーファーにJBL-LE15Aを使ったが、低音のかたまりしか出ずD-130に変えたりとずいぶん苦労した。現在は、仕事場でよく使われている、スタジオモニターとして人気のあるTADとツインで使用中。
 ボックスは95×70×55cmのダクト式の上に40×70×55cmの密閉式が乗っている。低音用ボックスは、前後の円錐形のインシュレーターの高さを変えて、上向きに角度をもたせ、少し内側に向けてある。このようにセッティングするだけで低域の抜けが違う。
 中高音用のボックスは、ホーンの指向性を考え、逆に少し下を向くように後ろを持ち上げている。スクリーンの関係で、スピーカーが左右に離れすぎているが音像の定位は良い。
 オーディオに関しては2チャンネルで聞く事が多く、アンプが温まってくると、ウネるようなバスドラやベースの音が魅力的だ。ジャズでは、しっかりした低音の土台の上で、ボーカルやピアノをはじめ管楽器などが歌い、踊りまくる。クラシックはピラミッド型の重厚な響きの上に、管楽器のツヤのある音と、弦の抜けるような音がのってくる。

 床は波型鉄板の上にコンクリートを流し、じかに床板を張っているので、殆ど振動しない。床下は約50センチの空間があり、パーライトが袋ごとはいっていて、冷えが上がって来るのを防いでいる。
 部屋の広さは18畳位。正面の壁は写真にもあるようにWの波型。四隅はスリット張りにして中に吸音材を入れ、低音を抑えている。天井も波型で、定在波を抑え音を前面に反射させている。

 市川二郎氏の「デジタルは開発速度が速いから、DVDデッキは中級品を、買い換えながら使うほうが良いのではないか」という意見で、PIONEERーS747Aに変えようかなと思っている。SACDも聞けるし画の方も良いらしい、価格はDV-S10Aの半分なのに。
 しかし、もっと上の製品を待つことにした。
 
 


Last Update : 2001/11/06 13:51 << back