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市川二郎氏我がシアターを来訪

 最近オーディオ・ビジュアルのライターとしても活躍の市川二郎氏が「ホームシアターファイル」の取材を兼ねて、我がシアターを来訪。先日私が市川邸に伺った時からの約束だった。
 同じプロジェクターSONY G-70QJを使う身として、画や音を出しながら、具体的アドバイスをもらったのだが、以前は彼も同じDVDデッキPIONEER DV-S10Aを使っていた為、リモコンを使いながらの指摘も手際よく的確で、私が殆ど使いこなしていないデッキの画質調整などを使い、まだまだよくなる可能性が沢山あることを実地で説明してくれた。
 私も憧れていた自作派の先達、長岡鉄男氏の門下生だけにスピーカーの使い方はとても参考になり、映画鑑賞中に「低域の出方にチカラがないのでは・・・」と指摘。ウーファーのコードを太くしたほうが良いとのアドバイスを受けた。私も超低域の制動には不満があったので翌日、近くの電気店で600yen/mの太いSPコードを購入し、両端をより合わせてダブルにして+−にそれぞれ1本ずつ使ってみた。
 結果は大成功!見事に超低域まで制動の効いた、本来のダブルウーファーの量感と、うなりを感じるようになった。まさに目からウロコ・・・である。
 映画を見るのも楽しみだが、それ以上にジャズが良い。私が理想としている、音像が見える再生にだいぶ近付いた。
 改めて市川さんに感謝!
 このくらいが限界と思っていた画質・音質が、まだまだ良くなる可能性を十分に秘めていたことのに驚くとともに、ちょっとした事でもトライして見ることが向上につながると、改めて痛感したしだいだ。

(写真)いささか緊張気味の二郎氏と。日焼けの差が熱心さの違いを表している・・・?

★長岡鉄男 オーディオマニアの間では伝説の人。自作スピーカーの達人で、数々の名作を残している。私がスピーカーを自作したのも、氏の影響を受けたから。ヴイジュアルにもいち早く取り組み、方舟(ノア)という5角形のオーディオ・ビジュアルルームを作った。プロジェクターも同じG-70QJ。
 我が家も同じように湿地帯の上にコンクリートを打ち、その上に家が乗っている構造なので(建てたのはうちの方が早い)ホームシアターにした時、ノアにあやかってヤマトと銘々した

★ 後日、市川氏より約束したキャプタイヤコード(太くて重いが300yen/mくらい)が送られてきた。厚いビニールに覆われていて振動に強そうなので、低域に以前のコードとダブルで使い、600yen/mコードを中低域にまわした。材質が硬く細工にちょっと手間取ったが、音の出方がより強力になったようだ。

★ 「スターゲイト」dts版を見たら、ピラミッドの上に宇宙船が降りるシーンで体中にものすごい震動が伝わり、スピーカーが壊れるかと思うくらいだった。
超低域が音ではなく部屋中が振動するくらい強力になったのだ。
低域用アンプONKYOーM-508の底力を改めて知った。40センチのダブルウーファーを(4Ω負荷)苦も無く駆動する。瞬間出力は100ワット×2近いのではないか。実勢価格が10万位だったから、コストパフォーマンスは高い。

Last Update : 2002/02/14 17:13 << back