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ワールドカップのシアター観戦

 ワールドカップのハイビジョン中継は、せっかくデジタルチューナを買ったのに映画以外殆ど見たい物が無く、宝の持ち腐れ気味だった人が、やっとその高画質のすばらしさを感じているのではないだろうか。
 かく言う我が家も全員、にわかサッカー通になり、わがホームシアターは近所のご家族まで駆けつけて、サラウンドの歓声に皆の掛け声が加わりミニ競技場と化している。
 110インチのワイド画面に浮かび上がる鮮明な画像は、それこそ芝生の1本1本まで見えるくらいの解像度を持ち、時々捉える選手のアップには汗がほとばしり、彼らの生き様までが伝わってくる。鮮やかな緑の上に展開する、国の威信をかけた男達の戦いは、カメラのスイッチングが間に合わないくらい早い展開を見せ、息つく間もなく攻守ところをかえるスピードは、文字通り画面にくぎずけにさせる。競技場の熱気には及ばなくても、見易さは特等席以上だろう。フィールドの中で見ているように感じることさえある。
 デジタルハイビジョンの画像の解像度は、DVDのプログレッシブを問題にしないくらいすごく、まさに、見えすぎちゃって怖いくらいだ。専用の化粧品を使っても肌の衰えが隠せないから、女優さんが嫌がるという通説があるが、我々男にとっても普段から、日焼けなどによる肌荒れに対して注意が必要になる。
 また普通のサイズと大画面では、スピードに対して感じ方が違うようで、映画を音声なしで見ると、そのカット変わりの早さや展開がものすごく速いのに驚く。だからサッカーやアメフト、バスケットボール、アイスホッケーなどのような展開が速いスポーツにあっているようで、野球(特に日本のプロ野球)はのんびりし過ぎて、モタモタした感じになるようだ。大画面でサッカーを観戦した後でテレビのスポーツ番組など見ると、狭いグラウンドでチョコチョコ走り回っているように見えるくらい感じ方が違う。

 このようにすばらしい画像を見せるデジタルハイビジョンだが、ソニーのチューナーDST-BX100と三菱のビジュアルセンターVC2001(HDに対応しているはず)の相性が悪いらしく、明るい外光のシーンになると、発信気味で画にノイズが走り不安定になる。G70QJにボードを増設し、チューナーからダイレクトに入力するよう勧められているのだが、DVD,VIDEO,HDTVと3本になり、天井に配線が増えるので他に何か良い方法はないか考慮中。
 

Last Update : 2002/06/22 11:33 << back