昨年の「平尾昌晃チャリティーゴルフ」の際、取材を受けたゴルフコミック誌が今年になって送られてきた。写真がボケているので別のを使ったが、これを見ても不調の原因が良く分かる。ずいぶんひどいスイングをしていたものだと、自分でもあきれてしまう。体の左側にカベが無いし、右肩もひどく落ちている。自分では良いスイングをしているつもりだったけれど、客観的に見ると欠点が良く分かる。
要するに肩の回転が水平でなく、縦に回っているのだ。プロの指摘では、肩とベルトの間の横腹にシワができるのは、バックスイングのときに肩が落ちているからで、右足の上まで水平に回転しなけばいけないと指摘されている。そうすれば写真のように、インパクトで右肩が前に落ちることも無く、体の捻転で打てるから距離も出るという。
しかしその様に肩をまわすと肝心の球に当てにくくなるのだ。そのためフラットなスイングに変えたのだが、今度はアイアンの球筋が安定しない。長いスランプが続いた。
今年一緒に回った三橋里衣プロにも同様の指摘を受けたので悩みを話したら「体は水平に回し、腕は縦に振る」というアドバイスをもらった。左手親指の上にシャフト（グリップ）が乗るように左肩を左足の上まで回し、切り返しは、腰から上体を水平に回転させ、腕は真下に下ろすように振るというのだ。
さっそく改善に取り組んでいるのだが、良い球が出るようになってきた。長年にわたって身についた癖だから、一朝一夕に直すのは難しいが、これからも長くゴルフを楽しむためには良いスイングに直さなければならない。
腰痛を恐れて回転が浅くなり、それを体のネジレでなく折れ曲がりの力で打っていた。この悪いスイングのせいで腰痛をさらに悪化させていたようだ。
ゴルフに限らず、自分を客観視すること、アドバイスに耳を傾けることの大切さを改めて感じた次第だ。何事も自己流に満足していると怖い。