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魔法の絨毯で音が激変!

  このところわがホームシアターは見るばかりで、まったく手を加えていなかったのだが、画も音も気になるところが出てきたので、新年を期に一気に改良に取り組んだ。
 まずは映像。デジタルハイビジョンが三菱のVC-2001を通っているため、横縞状のノイズが発生していた。またDVDもプログレはストレートにプロジェクターにつなぎたい。そこでアバックの鈴木氏のアドバイスで、OMCのDC3000という色差/RGBデコーダーを導入した。LDとVTRはVC-2001を通して、DVDとデジタルチューナーは直でDC3000につなぐ。RGB出力は1本(正確には5本だが)でプロジェクターにつなげるので、天井裏の配線は今までどおりで済んだ。
 また、スクリーンをスチュアートに吊り変えてから、自己流の調整だけで1度も専門家に見てもらっていないので、機器の導入と同時にプロジェクターの調整もお願いした。フォーカスを初めだいぶズレが出ていて、調整中から良くなっていくのが分かるくらいだった。「餅屋は餅屋」という言葉のとおり、1年に1度くらいは専門家に見てもらう必要があるなと実感した。
 結果は・・・上々!DVDはすっきりと力強い映像になり「グラディエーター」のトップシーンなどは、思わず何度も見返してしまうほど鮮明になり、朝モヤの状態がいっそう効果的に見え、鎧や武器の厚みが増した。デッキはパイオニアのS-10Aのままだがまだまだ実力を発揮していなかったのだ。
 ハイビジョンに関しては、(良い内容の放送が少ないのが残念だ)鮮やかで安定した、素晴らしい映像を見せてくれるようになった。映画とは全く違う、ハツとするような美しさだ。
 そして音の方は、高域がなんだか刺激的ですっきり抜けてくれないし定位も悪い。以前の方が良い音がしていたと皆が言う。大型スクリーンを導入した為スピーカー間の距離が広くなったせいか、アンプのせいか分からなかった。
 ここで魔法の絨毯の登場である。わずか4千円の投資で音は激変。高域のバランスを取り直したら、ジャズもクラシックも抜けの良い、しかも力強い音になった。この変化は想像以上だ。
 それぞれの機器が持っている実力を出し切れずにいたことに改めて気が付くとともに、いままで我が装置を視聴にいらして下さった方々に謝りたいくらい、、未熟な画と音
だったことを反省。「ホームシアター・ファイル」に詳細を書こうと思っているのでお楽しみに!

★ただいま発売中の「ホームシアターファイル」2003 Spring Vor.17に掲載。

Last Update : 2003/01/22 12:00 << back