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DVDレコーダーを入手! 使ってみての感想…

 ベーター時代を含めてビデオテープの貴重な資料を、DVDに写して保管する目的でレコーダーを買った。各社から次々に新製品が出るので(過渡期の製品を買うのにはエイヤーという決断しかない)大いに迷ったが、ハードディスクの容量もさることながら、再生能力の高さで東芝のRD-X3に決定。いずれはブルーレイが主流になるのだろうが、ビデオ資料の保存にはこれで十分と考えた。
 コストをぎりぎりに抑えたためだろう、インシュレーターも1センチ四方のゴム片に省略され、ボディーのつくりはべコベコした感じでいかにも安っぽい。早速ユニディーに行き、鉛の板とインゴットを買ってきて、底板や天板を補強した。インシュレーターも特殊ゴム製の分厚いものを履かせてやる。
 まずは再生から。オーディオに関してはCDのみだが、デジタル出力をプリアンプに直結した再生での帯域は十分広く、音色も素晴らしい。映像はさすがに108MHz/12ビットだけあって、解像度も良くノイズのないすっきりした画が楽しめる。映画に関しては110インチで見ても、デジタルハイビジョン放送より画の切れが良いくらいだ。今まで使っていたDV-S10Aはやはり古さを隠せない。
 ハイビジョン放送は走査線が見えないくらい画は繊細なのだが、力感が足りないような気がする。送り手の画作りや、チューナーの性能に関わってくるのだろうが…。「ソードフィッシュ」をWOWOWで同時に見比べての感想はDVDの方が上。もっともデジタル放送といっても、ハイビジョン収録と普通のものがあるので、よく調べないと分からないが…。
 問題は録画・録音性能だ。アナログに関しては普通のテレビで見る限り、放送と変わらないくらい鮮明なのだが、著作権に触れるため(と書いてある)デジタルの録画・録音ができない。デジタルチューナーからハイビジョンもAAC5.1もハードディスクに録れないのだ。DVDコピーしなければ、ハードディスクに録っておいて、好きな時に見るくらいのことはできても良いと思うけれどね…。まして映画ではなくビデオ収録ものなら。
 アナログ入力のみということは、アナログに変換されて鮮度の落ちたものを、内部で再度デジタルに変換して記録するということで、それを再びアナログに変換して見るわけだ。生鮮食品をわざわざ冷凍と解凍を繰り返してから食べるようなもので、せっかくの高性能が生かされないのは勿体無い。
 ブルーレイは著作権使用料を特別に払っているのかな?

★SHIBUYA−AXのライブを収録したビデオが送られてきたので、ハードディスクに移してからDVD-RAMにダビングした。改めてRD-X3の高性能ぶりに驚く。なんと4:3がワイドのフル画面でプログレッシブ再生され(16:9の映像のみと思っていた)大画面で楽しめるのだ。しかも、ワイドテレビのように太ったり、足が短くなったりせずに・・・。古いビデオのダビングが益々楽しみになってきた。それにしてもVC2001はますます必要なくなるなア。

「The フィッシング・タヒチ編」タヒチロケに行ったときの模様が約20年前、3週にわたって放送され、ベーターに収録してあった。これをハードにコピーして大画面で見る。
 タヒチからボラボラ島へ豪華クルーザーで移動し、トローリングなど釣三昧。大画面にタヒチの海がひろがった。素晴らしい!西山徹さんも若かったなア。


★ネットdeナビ 
 せっかく自分のコンピューターとネットワークが作れるのだから、15mのLANケーブルを買ってきて、ピアノやラックの裏を通しエアステーションとつないでみた。
 両方のスイッチをONにして、RD-X3のIPアドレスを打ち込むと、即座にネットワークが成立。いつでも呼び出せるように「お気に入り」に登録する。
 画面には色々な設定ができる項目が並んでいる。とりあえず録画済の番組にタイトルや情報を入れてみる。リモコンで打ち込むと大変面倒な操作が、使い慣れたコンピューターでできるというのはすごく楽だ。番組を指定しタイトルや収録日時を入れる。400字まで内容の説明も入れられる。ジャンルわけして、保護を入れてしまうと、間違った操作で変更や編集してしまう事がない。
 これはすごく便利なツールだなーツ。将来は全てがコンピューターに繋がるというのが分かった。早く光ケーブルにしたほうが良いのかな。

  ビデオテープのデッキがデジタルを含めて5台、そしてLDデッキが2台。過去の遺物となりつつあるけれど、それなりに活躍してくれた時代があったから、よしとしよう!


Last Update : 2003/05/31 00:33 << back