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山荘シアター完成!

 PANASONICのAE-500をケースに入れ、新しく買い入れた5.1サラウンド・システムPIONEERのHTZ1000DV、それにナビオのスクリーンを後部座席に積み込んで山荘に運んだ。いよいよ山荘シアターの開館だ。といっても居間の天井から80インチのスクリーンを下ろし、簡単な5.1チャンネルでDVDを見るだけ。いわゆるカジュアルシアターだから設置も簡単だろうと、大まかな寸法だけで設計図も描かず取り付けてしまった。
 壁際に折りたたみのタナをつけてプロジェクターを乗せるつもりだったのだが、スクリーンまでの距離が遠すぎて、AE-500のズームではしぼり切れないで画面がはみ出してしまう。スクリーンまでの最短距離だけ見て設置したのが間違いの元だった。運ぶのが大変でも100インチにすべきであった。仕方ないので組み立て式の3段の脱衣かごを買ってきて、2段にしてプロジェクターの台にした。車輪がついているので設置や距離の調整、収納に都合が良い。
★PIONEERの1000DVは生産打ち切りになったモデルだが、ユニバーサルプレーヤーがついていて性能は良さそう。サブウーファーの中にアンプが組み込まれていて小さくまとまっているので、狭い山荘にはうってつけと思い購入した。写真のようにセンタースピーカーを乗せたサブウーファーがテーブルの下に納まっている(傾斜の付いた台は自作)。プラズマテレビ用に開発されたものなので音量やスケールが心配だったが、本格シアターと違いあまり大きな音も出せないし、80インチなら十分だろう。リア用の配線は長いので、新しいワイヤレス方式の方がはるかに楽そうだ。
★やはり正面両サイドのスピーカーが小さい為スケール間に乏しい。そこでエフェクト用を外して直列につなぎ2個使いとし縦に並べた。余っていたスピーカーをエフェクト用に流用。かなり満足できる音になった。
★ナビオの電動スクリーンは80インチで約5万円とリーズナブル。停止位置などを細かく調節できるリモコン付きだから使い勝手がとても良い。上部の黒い部分が長く作られているので高い天井にじかにつけたが、ピッタリの位置まだ届いてくれる。電動のスピードは遅いが、ゆるく巻き取られる為か巻き癖が付かず、下ろしてすぐの映写でもスクリーンのよれが気にならない。以前使ったスプリング式は、下部の取っ手を引っ張って下ろすのでV字型のヨレが出た。マットなのでホットカーペット(夏でも夜は必要なのだ)に寝転がって見ても画質が変わらないのがまた良い。ブラインドと同じ方式だから取り付けも簡単。画質も細かいことを言えばキリがないのだろうが、この程度のシアターなら十分満足できるし,超お買い得と見た。
 唯一の欠点は使い始め、溶剤の匂いが強いこと。外出時にスクリーンを下ろして風通しを良くしておく必要がある。
 総額で30万以下だが気楽に映画を楽しむには画質音質とも十分。

★電波の状態が悪くてUHF4局以外の画面は見るに耐えない。そこでBSアンテナを立てて衛星放送を見ようと思ったが、高い松が電波をさえぎり感度が不十分だ。庭をうろうろして、電波の拾える場所を探した所、枝の空間が開いている場所が見つかり何とかアンテナを設置できた。電波が弱いとBSでもアナログ波はノイズが入るが、雨などの悪条件以外はデジタルは綺麗に見える。デジタルチューナーを組み込んだテレビにしないで(リモコンが二つになりチョッと面倒だが)チューナーを別にした為、BSやCSのデジタル出力をプロジェクターにつないで、映画やスポーツ中継をスクリーンに投影して鑑賞できるようになった。オリムピック中継など最高だ。

★詳しくは次号の「ホームシアターファイル」で…。

Last Update : 2004/06/17 22:28 << back