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「スターウォーズ・トリロジー」

 ついに、あの「スターウォーズ」3部作が念願のDVDになった。
 映画館で夢中になって見た作品が、レーザーディスクになって発売された時、我が家で好きな映画を自由に楽しむという夢の実現に向けて、オーディオルームをホームシアター化することを決めた。
 初めて買ったプロジェクターはソニーの520J−2で、当時としては最新の技術を駆使した19:6の液晶パネルを使ったホームシアター用のものだった。しかし、光の透過率が低くなんとも暗い画面と、アップコンバートして投射したとはいえLDのアナログ録画からは先鋭な画像は望むべくもなかった。それでも当時は家庭での再生はこの程度が限界に思えて、部屋を真っ暗にして夢中になって何度も見たものだ。
 LDからDVDへと移り変わり、プログレッシブなどの圧縮技術を駆使したデジタル録画から再現される映像のすばらしさに唖然とし、プロジェクターさえ良くすれば我が家でも、もっとすばらしい映像が再生できる可能性に俄然意欲がわいた。
 清水の舞台から飛び降りる気持ちで憧れの三管プロジェクター、それも8インチ管を装備したG-70QJを買い、スチュワートのスクリーンを吊り下げた。音質面でもTADのダブルウーファーにしたりと、さまざまな改良に取り組んできた。
特に最近発売されるDVDは圧縮再生技術の進歩にともない、画質音質とも文句のつけよう無いくらい向上している。スターウォーズ3部作のDVD化への期待はやでも高まった。
 スターウォーズのDVD化に際して、1年半もかけて手作業で画面の汚れを取り、新しいコンピューター映像を加えたり手を加えている。デジタル修復とリマスターによる画像はすばらしい、特にダースベーダーが活躍する暗黒面の再生は,3管プロジェクターならではのシットリとした黒を再現する。THX 5.1サラウンドで収録された音響は、見ているものを宇宙空間に引きずり込むほどの効果をあげている。
 こういう作品はやはり大画面大音響で見なくちゃーネ!居間の43インチでは迫力が出ない。映画の音はダイナミックレンジが広く、急に大きな音が出るので近所に気兼ねする。改めて我がホームシアターの有難さを感じる。

Last Update : 2004/10/17 15:31 << back