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チャンネルデバイダーをASHLYに、パワーアンプも交換。

 長年使用してきたTECHNICSのSH-9015Cも、修理を重ね何とか性能を保ってきたが、そろそろ引退の時を迎えた。最近はマルチアンプドライブが下火なのか、国内には手ごろな製品が見当たらない。ACCUFASEの製品は高性能だがとても高価で、私のセットではバランスが取れない。
 いつもインターネットで買い物をする音響専門店で、アメリカASHLY社の製品にうってつけのものを発見。2チャンネル3ウェイから4チャンネルまで使える面白いもの。カットオフは位相回転のない24db/oct。
 私の場合、ウーファーを60Hz/120Hzのパラレル駆動にしたい。そこで上段部をMONOの3ウェイにして120Hz・800Hzで分ける。下段は2チャンネルにして60Hz以下。片方はサラウンドのマルチ駆動に使用。
 左右で2台の使用になるが、円高の影響もあり合計で約9万円と、とてもリーズナブルだ。その分ケーブルにMONSTARやZAOLLAなど評判の良いものを使用した。
 前面にスイッチが無いので、プリアンプのACで連動させた。

 値段的に心配した性能だが、音質、ノイズともに十分満足できる。アメリカのプロ用の機器は、ほとんどが中国製だが、国産のホームユースに比べると、半値以下で、それがまた何割引きかで手に入る。使い方さえ気をつければ、高性能な機器を比較的安価に手に入れられる。

 低域用のパワーアンプもYAMAHAプロ仕様のPC3301Nに交換。2台を使ってTADのTL-1601を両チャンネル、パラレル駆動にした。60Hz以下の出力を上げるをと、超低域のエネルギー感が増して素晴らしい。
 一般的に、電源にトロイダルトランスと大容量コンデンサーを使用したアンプがが、低域の再生には適しているといわれる。ところが出力に比例して消費電力が上昇する。スイッチング電源は低域再生に弱いと言われるが、ヤマハのアンプはこのクラスになると、電源効率が良いうえインピーダンスも低く、家庭用の電源でも力が出る。
 

Last Update : 2008/11/20 11:34 << back