マイ・ホームシアター(いつも発展途上)
設計図から書いた自作のボックスとラックに組み込んだスピーカー…
Main SP
Low TAD TL-1601a ×2 (cutoff 60Hz & 150Hz)
Mid/L MAX PR-1066 (150〜1KHz)
Mid/H TAD TD-2001 + FOSTEX H400 (1KHz〜20KHz)
High FOSTEX T500A mkU (20Khz以上)
センタースピーカーを除去
Efect SP EVENT20/20 + JBL2426H + HL91
Projector SONY VPH-G70QJ & Panasonic TH-AE500
+ VANTAGE-HD & DC3000
Screen STEWART HD130(110inc. WIDE)
Monitor TV SONY KDL L42HX2
DVD・CD DENON DVD-A11
DVD REC. PIONEER DVR-DT95 & TOSHIBA RD-X5
LD PIONEER CLD-HF9LD / VTR VICTOR HR-2000
Tuner SONY DST-BX100(DIGITAL Hi-Vision)
Game PS2 SCPH-50000
Amp
プリ SONY TA-E9000ES
デバイダー TECHNICS SH-9015C
パワー Low YAMAHA P2500S ×2(パラレル駆動)内蔵ローパス回路使用
Mid ONKYO M508
High SANSUI B-2103Mos
Efect PIONEER VSA-D8T(EXT 5.1ch)
(写真)4段に改造したラック。普段は前面の液晶テレビに布がかぶせて音や光の反射を防いでいる。
★2007/3 サラウンド用のスピーカーをEVENT20/20とJBL2426H+HL91のホーンによる4.0chに変更した。実験的にチャンネルデバイダーを使って、パイオニアのVSA-D8Tでマルチアンプ・ドライブしている。
コンプレッションドラーバーによるサラウンドは、音の浸透力と歯切れの良さで抜群の効果。ハーマンの試聴室に近づいた。
★2007/2 Mid/hのホーンのドラーバーを30年近く使用してきたJBL LE85からTAD TD-2001に変えた。ダイヤフラムがベリリュウムの為か、ハイの伸びがよく音が透き通るようで、ピアノや弦の響きがきれいだ。
★ハーマン・インターナショナルの試聴室の響きを参考に、正面のテレビを取り去って、正面の壁の見通しを良くした。凹凸になっている壁に、音の拡散と乱反射を狙って丸棒を十数本取り付けた。
さらに正面のラックのセンタースピーカーを取り外し一段低くした。
この改造は大成功で、音に奥行きが出てピアノトリオからオーケストラまで、はっきりと立体的に定位するようになった。
前面のテレビはもっと小型のものにする予定だったが、居間のテレビを買い換えたのでそのお古だから42インチ(外周に透明の枠があり46インチ相当)もある。
★2007/1 取材でハーマン・インターナショナルの試聴室へ。
JBLの最新作エヴェレストを3時間に渡って聞かせてもらった。その研ぎ澄まされた音は、まるでそこに楽器や演奏家が存在するかのようだった。我が家では若さと迫力が目立つペラルタのピアノが、上品で貴公子のよう。ウーム、やはりホーンのドライバーはベリリュウムじゃなければだめか?
JBLの3インチ(1.5インチ)ドライバーは150,000円とお買い得なのだが、アダプターをつけた2インチのホーンに変えたり、チャンネルでバイダーを(1kH以下にならない)変えなければならないので、TADの1インチが手っ取り早そうだ…。
ARREYとの4チャンにも圧倒された。今まではサラウンドはドームのような音場型のスピーカーが良いといわれていたが、ホーンによるサラウンドは位相さえ合っていれば最高。
サラウンド・スピーカーはコンプレッションドラーバーのホーンにする予定。
★いよいよハイビジョン時代…2006/11
音の方は一段落したので映像に取り組み始めた。
手始めはハイビジョン時代に備えて、PIONEERのDVR-DT95とVANTAGE-HDを購入。スケールアップしたG-70QJのハイビジョン映像は凄い。苦労話は別ページで…。
★JBLのエヴェレスト…2006/10
JBLのエヴェレストを真似てダブルウーファーの、ローパスのクロスを150Hz(上部)と60Hz(下部)にずらしたところ、ミドロウとのつながりが良くなり、重低音の厚さが程よくなった。
ダブルウーファーは左右別々のアンプで、さらに上下のウーファーをパラレル駆動。それぞれのチャンネルにローパス回路が設けられているから可能だった。
★JBL&アヴァンギャルド…2006/9
ミドルハイのホーンをボックスの上に載せていたが、どうにも楽器の定位する位置が高く、音の焦点もボケる。そこでJBLのARREYのように縦置きにして,アヴァンギャルドのように専用の台を作り、ボックスの横に置いてみた。
人間の耳は横方向のズレには敏感だというが、ボーカルを聞いてもピンポイントでセンターに定位する。ホーンはむき出しに設置するのが良いようで音の周り込みなどが良くなって音に奥行きが出た。2006/9
★壁からの反射音が大きくなり音が濁るので、壁につけた丸棒の間に塩ビ管を取り付け、絨毯を交互に挟み込んだ。2006/9
★ツイーターをFOSTEX T500A mk2に…2006/8
話題の純マグネシュウムリング型振動版を使用したスーパーツイーター。
クロスは18,000Hz位にとってLE85につないでみた。鳴らしこんでみないと分から ないが、癖の無い響きなので期待できる。
約一月たった。やはり期待通り、歪み感の無い良い音で、ハイまでグッと延びている感じがスーパーツイターという名の通り。真鍮製のシンバルは、スティックが当った後のシーンという振動の伸びが良く、金が含まれたジルジャンのような音がする。JBLの077は厚めのシンバルで昔の音だった。
当然、バイオリンなどのハイの抜けが良いから弦もきれいだ。
★2005/12 「ホームシアターファイル」の取材で市川氏宅を久しぶりに訪れた。「宇宙戦争」の超低域が体を揺するように迫ってくるのにビックリ。
機材が変わった効果はもちろんだが、改めてスピーカーのセッティングを伺う。超低域専用の自作のスピーカーは、ローパスフィールターを通しただけで、全域用と同じアンプにつながれている。カットオフがどのくらいかは正確に聞かなかったが、低域の被りが無いから、かなり低く取っているようだ。
改良結果は次のコラムに…
★2005年5月の改造結果。(市川二朗氏「ホームシアターファイル」取材で再び来訪)
YAMAHA P2500SのBTL接続をやめ、ダブルウーファーのTAD1601を並列駆動からパラレル駆動に変更。BOXの裏にターミナルを増設するのが大変なので、スピーカーのターミナルにつないだケーブルをダクトを通して外に出し、アンプにダイレクトにつなぐ。
デバイダーをパスしたプリの出力をパワーアンプのパラレル入力にいれ、内蔵のローパス回路をカットオフ125Hzで使用。(サブウーファー用なのでカットオフが150Hzまでしかない。もう少し高いところまであれば便利なのに)
この結果TECHNICSのデバイダーから出ていたノイズ(Lowチャンネルが特に目立った)が無くなり、制動力も抜群に良くなった。
アンプにたまたまローパス回路がついていたので使ってみたのだが、デバイダーを通すより低域の圧縮感が無く、ノイズも皆無に近い。ケーブルが増えるだけでも良いはずとの、市川二朗氏のアドバイスでパラレル接続にしてみたら、結果は音がのびのびとして迫力が出てきた。
ホームシアターファイルの市川氏の記事にもあるように、ヤマハのアンプとデバイダーのインシュレーターを釣り用の亀の子オモリの、両面に鑢をかけて平たくしたものに変えた。また電源の接続を、アンプの電位が低いほうに統一。これにより超低域の分解能が上った。
70〜150HzにかけてF特上に盛り上がりがあって、超低域が聞こえにくかったため、中低域のカットオフを150Hzで12db/oct.に変更し逆相にする。この結果40Hzまでほぼ平坦になった。その分ボリュームが上げられるようになり、バスドラが見えるというより、超低域までの倍音が加わって、今まで以上に唸りを上げ内臓に響いてくる。全体の音の重心がより低くなった。
結果的にTAD1601を150Hz以下という、とても勿体無い使い方になってしまった。初めからこういう形にするなら、foの低いもっと安いウーファーでよかったなーという気もするけど、スピード感が違うようだ。
超低域が伸びてバランスが変わった為なのだろうか、今まで低域が膨らみすぎる録音だと思っていたものが、重心が下がって俄然良く聞こえるようになった。
SACDなどを再生する時、可聴範囲を越えた超高域が、関係なさそうな低域の音質にまで影響するが、超低域が全体の音質に与える影響が大きいことを再発見した。
★ミドバスをMAX PR-1066に変更(2005/6)
30年使い続けてきた中低音用JBL2120が、大入力に耐え切れず、そろそろ引退の時期が来たようだ。インターネットで修理を調べたが新品を買うのと変わらない。いくら歪みの少ないアルニコマグネットでも、もう相当弱っていることだろう。
2120は全域用なのでジュラルミンのセンターキャップがついている。仕方なくスポンジ状のものをはって使用していたのだが、モニタシリーズに使用されているJBL 2012Hに変えたかった。ちょうど良い機会だからヒビノで買おうと決めたのだが、秋葉原にケーブル等を買いに出かけた時コイズミ無線に寄ってみた。
スピーカー群のケースを覗いてみるとJBLそっくりの10インチがあるではないか。しかも値段は半分だ。店の方に聞いてみると、カナダのメーカーが中国で作っているMAXという製品だった。プロ用なので耐入力は300Wとある。中低域でもアンプのメーターは100W近くまで振れるからこれ位のパワーがあれば大丈夫だ。早速カタログをコピーしてもらい、帰ってインターネットで調べる。
Aticsという会社が扱っているもので、他にもヨーロッパ製とか色々なプロシリーズが用意されている。日本の製品では見かけなくなったfoの高い高能率のスピーカーが色々あった。MAXとbeymaに希望通りのミドバス用の製品がある。
beymaの102Nd/Nはネオジウム・マグネット使用で能率も高く、いずれは使ってみたい。
見かけがJBLそっくりで値段も手ごろ(2本で約4万5千円)なMAX PR-1066をコイズミ無線で購入し、長年お世話になった2120と入れ替える。…と簡単に書いたが、実はネジ穴は同じ245mmだが(こちらは8個)、バッフルの穴を少し大きくしなければならなかった。ドリルに円柱型の鉄製のヤスリを取り付けて削ったのだが、正確に円を出すのが難しい。そこで庭にあった植木鉢の受け皿をあてがって少し大きめの円を描き、それに沿って削った。
自作していていつも思うことだが、スピーカーをバッフルの表側に装着する場合、バッフル穴とネジ穴がぎりぎりで、ちょっと穴が大きいとネジ穴にかかってしまったり、ひどい時は隙間ができたりする。ジグソーを使った素人の工作では、厚い板に正確な円の穴を開けるのが困難だから、もう少し余裕があればと思う。
今、鳴らし込みの最中なのだが、とてもうまくいきそうな雰囲気で、中低域が重くならないのが良い。
★YAMAHA PRO パワーアンプP2500S('04/11)
最近の5.1chのサブウーファーの仕様を見ると、アンプの出力は数百ワット以上ある。TAD-1601がいくら高能率といっても150Hz以下は90dBに満たない。我がダブルウーファーもONKYO M508 1台では駆動力不足ではないかと思い始めた。M508をもう一台追加して1台1チャンネルのパラで駆動しようと考え、中古を探していたのだが良いものがなかなか見つからない。また、ウーファーを1本づつパラレルに駆動するにはボックス内の配線の変更やターミナルの増設、ケーブルの追加など手間もかかるし、アンプ内でもチャンネルごとの微妙な出力の差などがあるから、ブリッジ接続できるアンプで並列駆動する方が良さそうだ。
そこで出力が大きくてなるべく安いアンプを探したところ、インターネットでYAMAHAのプロシリーズが目に入った。
安いほうから2番目のP2500Sを選ぶ。低音だけに使うのだから音質云々より出力が大事(同社のハイエンドモデルの3分の1の値段だが音質は良いと明記してある)。なんとBRIDGE接続にすると出力は1,300W(4Ω)。EEEngineという特殊回路の使用で平均的アンプの2倍の出力、つまり消費電力が約50%少なく、8分の1出力時で320Wとある。いくら出力があっても消費電力が大きいと家庭用電源の方が追いつかないから、一般家庭でも使いやすそうだ。まさに専用電力の少ない割りにアンプ類の多い我がシアターにうってつけだ。
ミュージシャンやエンジニア御用達の通販で1台約6万なので(外国製でもっと安いのもカタログにあるが、消費電力の点でYANAHAを選ぶ)2台買い、BRIDGE接続で片チャンネル並列4Ω駆動にした。ちなみにYAMAHAの家庭用メインアンプMX-1は重量が24Kgだから電源が良さそうだが、A級動作なので消費電力が大きく2台使うのは無理そう。
ラックの改造が間に合わず、最初は1台だけ使って両チャンネルを駆動してみたが駆動力はすごい。ブリッッジ接続にしなくても出力がありすぎるくらいだから、片チャンネルづつ低域と中低域に振り分けてもよさそうだ。(1台づつ左右に分けて使うよりアンプが楽)また、このアンプは40〜150Hzまでを左右別々にLowまたはHighカットできる回路がついているので、チャンネルデバイダーがなくても、2チャンネルやサブウーファーなどに使える優れものなので、いろいろ実験できる。
★ZAOLLA PRO用純銀ケーブル
接続には純銀線を使っているプロ仕様のZAOLLAのXLRーRCAピンケーブルをLowとHighに使用。B-2103はバランス入力がついている上、コードのピンジャックもロック機能がついているから脱落の不安がない。このロック機構は優れものでかっちり締めるとコードを引っ張っても抜けないくらいだ。ついでにデッキからプリアンプ…デバイダー間のピンケーブルも同じものに変えた。こちらは布巻きで豪華。見た目はウン万円のものと変わらないが実売はペアで6〜7千円。
おなじみのホームセンターで21mm厚のベニアをカットしてもらい、最上段に12cmの高さのラックを増設し、真ん中にデバイダー、両脇に低音用のアンプを置いた。キャりー用ハンドルがついている機器が並び、いかにも良い音が出そうでカッコ良い。ONKYO M508は中低音の駆動用にまわしTechnics M1000はしばらく休養。いずれはセンタースピーカーのマルチドライブに使おうと思っている。
2段目のセンターはETAの電源モジュール。プリやデッキ、デバイダーなどをつないでいるが、外してテストをしていないから効果のほどはまだ良く分からない。
★改造結果…
低域は制動力が増したためダンピングが一段と良くなりSACD「Urban Grooves」のバスドラが見えるようになった。音元出版の中林氏が「何度も同じCDを聞いているが、こんな音で聞いたのは初めて」と言うほど。(お世辞でも嬉しいよね)寺島靖国氏と試聴に使ったCDのロイ・へインズのドラムが一段と腹に響き、パティトゥッチのベースがうなる。
高域部が出力段にMOSFET使用のSANSUI B-2103になったので音質がさらに良くなった。やはり高域はアンプの性能がモロに音質に現れるようで、結果的にはヴォーカルもクラシック系も音の繊細感と浸透力が増した。ハッとするくらい存在感のある再生音が聞けるし、どんなに音量を上げてもうるさく感じない。シンバルや弦の超高音部の抜けが良くなったのがSACDをかけると良く分かる。ホーンだけを鳴らすとシャカシャカ言っているだけのようだが、高音部が音全体の質に大きくかかわってくる。前に使っていたPANASONICの3倍くらい高いアンプだから、トランスやコンデンサー、その他の素子など使用部品の質が違うこともあるが、アキュフェーズがA級作動のMOSアンプを推奨するのはこの為だろう。ハイエンドアンプ1台を全域に使用するより、能率の低い低音部に大出力アンプ、高音部にMOSアンプを使い分けるのが、混変調歪やスピーカーの逆起電力の点からも良いと思う…それなりにデバイダー選びや調整が大変だけど…。
アンプからケーブル、電源モジュールを同時に変えたので何が良かったか分からないが、次から次にCDを聞きなおしているところだ。
★LE85+FOSTEX H400木製ホーン('04/4)
自作のシステムは良くなるときは一気に…という感じでランクアップする。スピーカーシステムの変更などは結構、体力を必要とするからあまり年をとってからはやりたくない。重量があるから腰に負担がかかるし、ウーファーなどを足の上に落としたら…たまらないからね。…というわけで改造に取り組んだ次第。後はアキュフェーズのF25Vが入れば完璧か?そうなるとプリアンプも変えたくなるだろうし…。まあキリがないけど。
映画鑑賞の時スクリーンに隠れる為、BOX内に組み込んでいたホーンを外に出した。LE85に組み合わせるホーンを木製コニカル(正確にはエクスポネンシャル・ホーン)のFOSTEXのH400に変更。相性が良いのか、ホーンを前に出せるので位相が合ってきたのか、仮想軸が出来た為なのか、音のフォーカスがはっきりして、ボーカルの口が小さくなり、管楽器などの定位がビシッと決まるようになった。ストレートホーンの突き刺すような音が全くなくなり、音質は格段に向上した。JBLもK2以来モニター4348を含めて、エクスポネンシャル・ホーン仕様に変更しているのはそのためだろう。
女房曰く「大きい音でもうるさくなくなったわネ」。夜中に小さな音でボーカルなどを聞いていると、あたかもそこで唄っているかのように、音の浸透力が良くなったのが分かる。大型のホーンを使えばクロスオーバーを下げられるが、高域の補正が必要になる上、仮想音源が奥になり他のスピーカーとの位相が合わなくなるのが心配。コストの面からもね…。
077は木の枠にはめ込んだ。このままではやはりスクリーンに隠れる…そこで独自のアイデアが・・・まだ実験中だが、成功したら発表しよう!といいながら結果は上々で、ミュージカル映画などは最高の音質で楽しめるようになった。
前から気になっていたウーファーをTADに統一。当分は慣らし運転だが、同じ製品になったことでどちらかが煽られることがなくなったためか、低音の分離が良くなり、音程が以前よりハッキリした。ダンピングが良くベースの焦点もビシッと決まるから聞いていて気持ち良い。A-11との相乗効果で、超低域まで制動がきいて音が膨らみすぎる傾向がなくなった。
「至上の愛」コルトレーンの代表作だが、SACDになってやっと生々しい音の再生が可能になったようだ。ちょっと高域のバランスを間違えるとエルビン・ジョーンズのドラムス(特にシンバル)が前に出てくるが、調整がうまく行くとヴァン・ゲルダーの録音の真骨頂が聞ける。
周波数特性から見ると、077を外してT90Aを7KHzから上に直接1個だけで使ってもよさそうだが、やってみたらエネルギーバランスが崩れるせいか、バランスを取り直してもハイが脆弱になりシンバルのアタックが薄くなってしまう。このあたりが周波数特性だけでは測定値と音質が一致しない原因だろう。
★DENONのDVD-A11
映像も音も素晴らしい。デジタル技術とデノンの伝統であるアナログ技術が融合して、数値では測れない良さがある。リファレンスになり得る機器を使うと、もとを疑ってかかる事が無くなり、音や画の調整に素直になれる。
プレーヤーが新しくなったのに伴い、SACDやDVDオーディオを本格的に聞くためスーパーツイーターをT90Aに変更した。(木製ホーンの上にチョコンと乗せた)
こんなに良くなる可能性を秘めていたとは…改めてデジタル技術の発達に驚いた。
基本的数値は古くなったが、E9000ESはA・Bバージョンアップ済み。映画は6.1EX(サブウーファーNO)にし、センターの超低域(80Hz以下)は両サイドのウーファーに入れている。結果としては6.0サラウンドということになる。音楽再生時のDACは最新のプレイヤーに任せてアナログで受ける。
困ったことにE9000には5.1の入力が無い。アナログで受けた場合センターとサラウンドを別のアンプに入力して直接鳴らすため、バランスを取るのが厄介だ。音楽をプリアンプのDSPでサラウンドすると音が悪いようなので解決法を考慮中。
という、分からない人には全く分からない自己流コンポの最たるもので、もっぱらDVDビデオ・オーディオとSACD・CDとハイビジョン放送を鑑賞。『ホームシアターファイル』の「素敵な映画館ごっこ」はここを舞台に書いている。
★以下は以前の記事
オーディオからはいった為、スピーカーボックスがデカすぎて、スコーカーを隠さないギリギリのスクリーンの大きさがワイドの110インチ。
左右のダブルウーファーは、音楽だけを聞く時にはちょっと音像が大きくなりすぎるきらいはあるが、映画を見るときには、振動が体を揺さぶってくるので最高。ONKYOのM508は4Ω負荷のダブルウーファーをガッチリ駆動している。市川二郎氏の勧めでスピーカーコードをダブルにしたら超低域まで制動が効くようになった。JBL-D130はエッジがボロボロになりセーム皮に変えてある。将来は TAD2発に変えようと思うのだが、アルニコマグネットを使っているJBLを捨てるのもなんだしね(やっと変えた)。フロント左右はマルチチャンネル駆動だから、低音を目いっぱい出しても、中高域がふられない。中低域の2120が低域の重くなるのを防ぐのに効果があるようだ。いくら低音が出ても、ハイスピードに動いてくれなくては意味が無い。
そう言えば最近は、カーオーディオ以外マルチチャンネル駆動(バイアンプ)をあまり見かけなくなったなー。マルチチャンネルなら、好きなスピーカーを勝手に組み合わせたり、部屋の特性に合わせた好みの音がつくれるのに。
自作は最高! だって、世界に1台しか存在しないのだからね…。
スクリーンの設置から、3管プロジェクターの調整まで、全て自分でやり、今や映像も音も絶好調・・・のはず!
「長岡鉄男ホームシアターのすべて」と言う本を買ったら「VPH-G70QJはSONYの最高傑作」とあり、買って正解だったなーと改めてニッコリ。(上には上が有るけどコストパフォーマンスがね)