イシサンゴの仲間 ソフトコーラルの仲間

タコアシサンゴ      学名/Rhizotrochus typus
旧名/ウチウラタコアシサンゴ 旧学名/Monomyces uchiuraensis
本州中部以南からインド洋の水深30m以深に生息し、高水温に弱い(22℃以下が望ましく25℃が上限)。単体の非造礁サンゴで、共肉のカラーバリエーションは、オレンジ、白、ピンク、イエローなどがある。共肉からタコのような吸盤状の触手を伸ばし、プランクトンやエビなどの小動物とらえ、すり鉢状の骨格の共肉中心部分にある大き目の口に運び餌としている。以前は、ウチウラタコアシサンゴと呼ばれ、インド洋のものとは別と考えられていたが、和名、学名とも同一名となった。
ミダレカメノコキクメイシ
             学名/
Goniastorea deformis

本州中部(千葉県)以南に生息。カラーバリエーションは灰褐色、褐色のほかグリーン、レッドもあり、グリーン、レッドは特に美しい。触手を伸ばし、エビなどのプランクトンを捕らえ、色彩の明るい部分にある口に運び餌とする。群体としては、かなり大きくなる。スイーパーという攻撃用触手で他のサンゴを攻撃する。
ミドリイシ類    学名/Acropora SP. 

本州中部以南の比較的水深の浅い(15m以内)太陽光の良くとどく海底に生息。カラーバリエーションは、共生する褐虫藻の色に依存しグリーン、ピンク、パープル、褐色、ブルーなどもある。褐虫藻を餌としているため比較的強い光を必要とし、また、高水温に弱く、褐虫藻が死滅し、白化現象が起こり、サンゴ固体もその後死滅する。
ハナガタサンゴ   学名/Symphyllia valenciennesii

本州中部以南に生息する塊状群体のサンゴで、カラーバリエーションは、褐色のほかにメタリックグリーンやレッドなどが見られる。夜などに、触手を伸ばしエビなどのプランクトンを捕獲して餌にする。
リザードキクメイシ 学名/Favia lizardensis

紀伊半島以南のサンゴ礁の礁斜面に生息。群体は塊状で、半球体や扁平のタイプがある。水温は25℃前後と比較的高水温にも強い。カラーバリエーションは、褐色、赤褐色が多く、グリーンやメタリックグリーンのものも見られる。やはり、夜に触手を伸ばしプランクトンなどを捕獲する。
ノウサンゴ類    学名/Leptria SP.

紀伊半島以南のサンゴ礁の礁斜面に生息。群体は塊状で半球体が多く、名のとおり脳に似た形で、カラーバリエーションは少ない。かなりの大型のものも見られる。
ナガレハナサンゴ  学名/Euphyllia ancora

本州中部以南に生息し、板状の骨格を持ち、その頂上にポリプが位置する。骨格は分岐を繰り返し半球状の群体を形成し、大きな群体を作ることがある。カラーバリエーションは、淡褐色、褐色,グリーンのタイプが見られる。スイーパーという攻撃用の触手を伸ばし、他のサンゴを刺胞毒で攻撃することがある。
ミズタマサンゴ     学名/Plerogyra sinuosa

名のとおりミズタマのような形のサンゴで、英名では、バブルコーラルという。沖縄以南の熱帯の海に生息し、カラーバリエーションも白、グリーン、イエローなどがあり、線の入ったものはキャッツアイとよばれる。イボ状のものなどバリエーションも豊富。夜になるとミズタマ状の共肉の隙間から触手を伸ばした姿は、まるで別の生き物を思わせる。タコアシサンゴ同様に中心の窪んだ部分に大き目の口があり、かなり大きな餌も入ってしまう。
ジュウジキサンゴ
            学名/
Dendrophyllia arbuscula

本州中部以南からインドシナの水深25m以深の岩礁域に生息。樹状の骨格で、主幹から側枝は、ほぼ垂直に出て上を向く傾向がある。群体はオレンジで、触手はイエローである。多少、水流の強いところを好む。
コハナガタサンゴ   学名/Cynarina lacrymalis

本州中部以南のやや深いリーフ外縁に生息する。単体性のサンゴで骨格は、上から見ると円形もしくは楕円形。カラーバリエーションは、白や褐色が多く、グリーン、イエロー、ピンクといったものや、稀に赤い固体も見られる。多少、水流の強いところを好む。昼間は、体壁を膨らませ、夜になると体壁の内側の触手を伸ばす。
ヒユサンゴ     学名/Trachyphyllia geaffroyi

本州中部以南に分布。別名オオバナサンゴとも呼ばれている。内湾の泥底に生息し、夜間触手を伸ばしてプランクトンなどを捕獲。口は1個から2個が多いが、写真のような形のものには数個の口がある。カラーバリエーションは美しいグリーンタイプのものが多く、褐色のもののほうが珍しい。稀に、レッドも見られる。
パラオクサビライシ
         学名/Heliofungia actiniformis
沖縄以南の比較的穏やかな礁地などに生息。岩盤に固着することのない単体性のサンゴで、主に、砂礫底などを自由に移動している。骨格は円盤状で中央に大きめの口がある。隔壁は中央から放射状に伸び、その表面から触手を密に伸ばす。触手の太さは、クサビライシの中では太く長い。昼間でもよく触手を伸ばす。
ニホンアワサンゴ 学名/Alveopora japonica

千葉県から種子島までの日本近海の浅瀬のの岩礁域に生息し、この種では最も北に分布する。この写真も山口県萩市沖の日本海に浮かぶ肥島という小さな島の岩礁で撮影。群体は塊状が多く直径10cmくらいになる。ポリプの色は褐色やグリーンタイプのものがが多い。ハナガササンゴとよく似ているが、ポリプの触手の本数が12本なので容易に見分けることができる。
イボヤギ     学名/Tubastrea coccinea

本州中部以南の比較的流れの速い外洋に面した岩場から内湾の礁池など、いろいろな環境に適応して生息。群体の色彩はオレンジ、イエロー、黒などが見られ、基本的にポリプは群体の色に対応するが、やや明るい色になる傾向がある。ポリプを開くとお花畑のように美しくなる。

トップページソフトコーラルの仲間