遠つ飛鳥。彼岸花祭り  2006.9/17秋
 

遠つ飛鳥「「彼岸花祭り」平成18年9月16日17日18日


石舞台公園会場遠景

明日香村に一番似合う花は彼岸花ではないでしょうか?

毎年、この彼岸花の咲く季節に合わせて明日香村のあちらこちらで様々なイベントが開催されています。

明日香村ファンの私たちは、ここ二、三年は花の終わった頃に行って色あせた彼岸花ばかり見ていたので、近つ飛鳥に転居した今年こそは真っ赤に咲き誇る飛鳥の彼岸花を見ようと、はりきって朝早くから家を出かけました。

ところが肝心の彼岸花はまだまだ蕾。おまけに17日(日)当日は大型台風13号が近畿地方に接近するかも? という予報が出たため、空もどんよりとして時々雨が降ったりしたため、午前中の観光客の出足がイマイチでちょっと淋しい会場風景でした。

富本銭投げゲーム

芝生広場で楽しそうな子ども達の歓声が上がっていたので、ついつい誘われて私も富本銭投げゲームに挑戦しました。

この真中の穴にボールが入るとおいしい地元産の手作り醤油がもらえます。ボールは3回投げられます。ゲーム代・100円、商品のお醤油は400円。外れてもペットボトルのお茶がもらえるという良心的なゲームです。

晴明さんは一個入って醤油をゲット。私はポーズだけは一人前ですが、残念ながら入りませんでした。

飛鳥時代行列

中大兄御子(後の天智天皇)に扮した関村長さんを先頭に飛鳥時代の衣装を着て「伝板蓋宮跡から石舞台まで徒歩行列。

飛鳥人になって行列に参加したい人を毎年募集しているそうですよ。来年は私も額田王や斉明天皇なんかにチャレンジしてみようかな?

 
劇団時空の大化の改新劇

明日香の村人で構成される劇団「時空」の大化の改新の劇がステージで熱演されています。

芝生席の観光客

舞台と観客席の間にはこんな風に道があるのです。私は一番前に座って見ていたのですが、中大兄御子や中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺するシーンの最中に観光客がレンタサイクルのペダルを踏みながら申し訳なさそうな感じで通り過ぎて行くので、会場から思わず笑いが起こっていました。

いくらアマチュア劇団と言っても迫真の演技でなかなかの熱演だったのでちょっと気の毒な感じがしました。

  
韓国の伝統芸能

太鼓を鳴らしながら帽子の上についた長い紐をくるくると回す迫力の伝統芸能。韓国の舞踊団が毎年「あすか風舞台」で日韓交流のために伝統芸能を披露しているそうです。

若さあふれる迫力のステージに拍手が鳴りやみませんでした。この頃には雨も小ぶりになり雲間から時々太陽も顔を出して青空も出て来はじめました。明日香の人々の祈りと彼らの迫力で台風も吹き飛ばしてしまったのかも?

案山子ロード
どうやら台風も日本海にそれたようなので、お昼から稲渕の案山子コンテスト会場に移動。

ここの彼岸花もまだまだ蕾が固く期待したレッドラインは見ることができませんでした。この写真の右下の麦藁帽子をかぶって黄色いメガホンを持って手を頭に上げているのも案山子です。

写真中央の大きな案山子は「稲渕山」と命名された今年の案山子コンテストのシンボルとなる大案山子。



カブ案山子


案山子ロードには今年のテーマ「夢」にそってさまざまな案山子が並んでいました。

それぞれに趣向をこらした力作ばかりでしたが、案山子とかけ離れたかわいい人形などより私はやはり案山子本来の姿をした「映画ハウルの動く城」のカブ案山子が気に入りました。

カブと言う名のこの案山子は実は隣国の王子様が魔法を掛けられた姿なのでしたね。

夜には高松塚や橘寺などの会場に灯りがともって幻想的な光のページェントが繰り広げられたそうですが、残念ながら今年は夕方には近つ飛鳥へと帰路につきました。

 


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