ラジオウォーク 飛鳥・古代浪漫の道。2006.2.11
 



ラジオウォークに行ってきたよ

初めて、ラジオウォークとやらに参加してきました。今回のラジオウォークは第25回記念ということで、第一回目と同じ、日本のふるさと飛鳥!

タイトルは「再発見!飛鳥・古代浪漫の道。ラジオウォーク原郷の旅」

…ということで万葉のふるさと明日香を歩いてきました。まずはスタート地点の桜井南小学校目指すことに。

難波から乗った近鉄電車の車内には、明らかにラジオウォーク参加者と判る人々があちらにもこちらにも乗っています。もしかしてこの電車全員が一緒に歩く仲間かも? と思いながら桜井駅に着いたのですが、確かに半数以上はこの駅で降りたようです。

駅にはいたるところに、写真のような張り紙があり、曲がり角には道案内のスタッフやガードマンが立っています。

初参加の私たちは桜井南小学校の場所を知らないので、スタート地点に行けるかなと、不安だったのですが、そんなよけいな心配はいりませんでした。とにかく、すごい人数の行列が蛇のようにうねうねと続いている後を付いて行けばいいだけだったのですから。


 

スタート会場は人だらけだよ

駅から20分ほど歩くと、スタート会場に到着。

ここで、まずびっくりしたのは、ものすごい人の群! 午前10時ー11時半までに集合すればいいので、のんびりした気持ちで初参加した私たちは、すでに集まっていた何百、何千もの人を見て圧倒されてしまいました。

今日のコースは(山田寺跡ー奈良県立万葉文化館ー飛鳥寺ー伝飛鳥板蓋宮跡ー明日香小学校)までの約九キロ。事前申込み不要なので、どこから参加しても途中で解散しても自由。ただしスタート地点ではコース地図の無料配付やウォークラリーのクイズ券などを発行しているので初めての参加者はまず集合地点に集まるのがお奨めかも?

仮設の舞台ではすでにアナウンサーや出演者のトークがはじまっていました。この会場で毎日新聞が出している「この日だけの特集号(無料)」や資料の本(300円)などを買いました。しかし、ラリークイズ参加券は既に無くなっていたのが残念でした。クイズ参加者にはゴールで、抽選の上記念品が当たるということです。

その間にもぞくぞくと人が集まってきており、運動場に入りきれない勢いなので、私たちは本隊が出発する前に、先に明日香目指して歩き始めている人たちの後を追ってスタートすることに。


トイレ待ちは2時間だよ

この日は前日の寒波が嘘のように穏やかな快晴に恵まれたので、当日になって参加を決めたという人たちも多かったのでは?

写真は万葉集にもでてくる倉橋山(音羽山)。その前の行列は簡易トイレに並ぶ人人人の列。(写真の右隅に並んでいるのが簡易トイレの列)

今回の行程にはトイレが少ないので、ここで済ませてください! と注意書きがあったけれど、トイレの待ち時間はなんと二時間ということでした。スゴッ!

トイレ待ちの間にラジオウォーク終わってしまいますので、みなさん、桜井駅で先に済ませておくことをおすすめします。


ラジオウォーク、本隊だよ

このラジオウォークというのは、ラジオから流れる講師の先生方の解説をみんなで聞きながら、ゆっくり歩くというのが趣旨なので、先に歩き出した私たちの歩いている場所とラジオから流れる解説がちぐはぐになってしまいました。次回参加するときは、本隊と一緒に歩くのがいいかも。

しかし、本当にものすごい人の波が全員明日香目指して黙々と行軍していく様子はなんと表現したらいいか? と、そう思っていたら解説の中西進先生が「こんなに大勢の人がこの山田道を歩くのは、神武天皇が明日香の橿原に入った時か、天武天皇が壬申の乱に勝利して凱旋した時以来ではないでしょうか?」と話していました。さすがに万葉の第一人者だけあって上手い表現だと感心。

ところで、本隊と呼ばれるゲスト解説者やアナウンサーの一団は黄色いスタッフジャンパーを着てロープの中に入って歩いているのです。まるで子供が電車ごっこをしているような感じです。その前後を参加者が、蜂が花に群がるように取り巻いて進んでいました。


山田寺での河内音頭だよ


桜井市の阿倍氏一族が住んでいた集落を抜けて、一山越えたところが壬申の乱で功績を上げながら、讒言により無実の罪で自害したという蘇我の倉山田石川麿の築いた大寺院「山田寺跡」。ここまで来るとコースの半分ぐらい来たことになります。

ここは昔、小さな廃寺がポツンとあっただけなのに、今は周辺の田んぼを整備して、広い芝生がきれいに敷き詰められた公園になっていました。

ここではコース最初のイベント、河内屋菊水丸さんの「河内音頭」がステージで演奏されていました。ここだけでもざっと数千人はいるでしょう。このあと、浜村淳さん、中村鋭一さんのトークがありました。

中にはイベントを見ないでさっさと明日香村へ歩き出す人、芝生広場でお弁当を広げる人、例によって簡易トイレの行列に並んでいる人などなど。毎日放送の発表ではなんと参加者数は三万人とのことでした。明日香の村人6500人の四倍以上の人が歩いていたんですね。

わたしたちはゴールまでは行かずに、橘寺のバス停でバスに乗り飛鳥駅へ。ここにもラジオウォークの参加者が駅に一杯だったことは言うまでもありません。

大体の見当がついたので来年も参加してみようかな?
次回のコースが楽しみです。


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