デジカメで昆虫採集 小さな虫たちの素顔
  
デジカメで昆虫採集をするというテーマの放送があった。デジカメのマクロ撮影機能を使って花や昆虫の拡大写真を撮影していた。

見ていると素人にでも簡単にできそうな気になってきて、さっそくデジカメを持ってベランダに出た。運良く小さな青い花にとまっている一センチほどのシジミ蝶を見つけてレンズを向けた。

シジミ蝶は人が近づくとひらひらと舞ってすぐに逃げてしまうのに、この日にかぎって花の上でじっとしてくれている。蜜を吸うのに夢中になっていたのかも知れないが、一センチぐらいまでレンズをそっと近づけても動かない。シジミ蝶は花の上でゆっくりと回りながら蜜を吸っている。夢中で300枚ほどのシヤッターをきった。

パソコンの画面に取り込んで写真をみると、手ブレや風のゆれなんかでぼけてしまった写真がほとんどだった。その中にシジミ蝶の目玉がはっきりと映っている写真があった。縦模様の黒目で、まるで蛇か猫の目のようだった。かわいらしいシジミ蝶には似つかわしくない鋭い目だ。
もう一枚は次の日に、やはりベランダのキュウリの植えてあるプランターで出会ったカタツムリの赤ちゃん。大きさは三ミリぐらい。お日さまが出てきて暑くなったので葉っぱの裏に、のっそり、のっそり引っ越しをしているところを見つけた。

葉の端まで来て裏側にくるりと回るのだなと予想していたが、そのカタツムリの赤ちゃんは自分の体の粘液を葉っぱにつけて糸状にし、、ツーッとぶら下がって30センチほど下の地面におりた。蜘蛛も顔負けするぐらい上手だった。すごい知恵を持ってるものだと感心しながら写させてもらった。
 

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