伊勢に行ってきました

 
  サルタヒコは古事記に登場する謎の神さまだ。

アマテラス大御神の孫のニニギの命が天界から天下るとき、国つ神の代表として一行を光り輝く大男(サルタヒコ)がお出迎えして下界まで道案内する。以来、サルタヒコは道案内の神、道開きの神、天狗さまなどとして人々に親しまれている。

伊勢の内宮のすぐ傍にあるサルタヒコ神社では、四年前からおひらき祭りをして、内外の音楽家の奉納演奏やサルタヒコフォーラムなどを開催している。

今年は私たちの「古事記のものがたり」の本も会場で販売してもらえることになり、広島在住の川野政次さん(彼の詳しいことは・広島から平和の祈りを世界へ・のコーナーを是非見てください)たちと参加することになった。

写真は昔ながらの方法でご神火を火打石でつけている神主さん。

ご神事のあと、細野晴臣さんや天空オーケストラの岡野弘幹さんの演奏、川西宏子さんの舞(写真)が奉納された。

二部では沖縄の歌手、古謝美佐子さんのコンサートがあったのだが、彼女の澄んだ歌声と溢れるような声量には圧倒されてしまった。特に初孫のために作ったという童神(わらびがみ)が心に染み入った。その場でCDを買って毎日聴いている。
 10月7日
朝六時から神宮会館の職員の人に案内されて内宮に参拝。

ほとんど人気のない伊勢神宮の境内は、ご神気にみちてとても清々しい。玉砂利を踏む音が静かな境内にこだまして、身が引き締まるようだ。

伊勢神宮といえば、修学旅行や団体旅行でのお参りというか観光客に混じっての参拝がほとんどだったので、今回はじめて神宮会館に宿泊して、職員の人の説明つきでの早朝参拝を体験して、やっとアマテラスさまにご挨拶できたような気がした。

このあと、伊勢の霊山(朝熊山)で岩くら大発見! くわしくは「岩くら見ぃ~つけた新聞」へ

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