平成16年 9月
(投句された方々)
しおみさん、みずきさん、晶子さん、矢野さん、大上さん、まさきさん、更さん、静歩さん、
竹峰さん、唯人さん、夕花さん、244さん、、あきこさん、春雪さん、


【自由季題の部】

【流星】
投      句(作者) 得点 選  者 私の感想
童女へと返りし母や星飛べり
あきこ
 4 コスモス、晶子、
まさき、更
流星にお下髪揺れたる祈りかな
更 
 4 大森、244、
唯人、竹峰
あァまたと妹独りごつ流れ星
大上
長老 お二方を連想 寒暖相まって‥  (瓢六)
手の中の秘めたる願い流れ星
静歩
誰しもが、一つや、二つ、秘めたる願いを抱くのは、自然の姿だと、思われる。
明日あるを、信じる人だからこそ、流れ星にも、自己の夢の実現を託したいのです。
(春雪)

                              
9 月
投      句(作者) 得点 選  者 私の感想
逢うて来し高ぶりたたむ日傘かな
大上
 7 矢野、244、
春雪、竹峰、
可不可人、夕花、静歩
友人、知人と久方ぶりにデートして気分が高揚し帰宅(日傘
たたむ)愉しくも、ほほえましい感じの句です。 
(矢野)

どういうタイプの出逢いなのかを明かさずに、《昂ぶる心を
日傘たたむ》で、一件落着とは、ちと、ずるい。
再び、日常の顔に戻して、新しい思い出の引き出しの厚みが、増したのだろうか?(春雪)


ひと昔前の日本女性を彷彿とさすような句ですね。
逢われたのは佐田啓二のような男性だったのかな〜(^O^)
                      (244)
日傘と言えば、陽炎さんの句で「日傘してほんの小さき別世界」がありました。
日傘には、女性特有の情感が漂うようです。(可不可人)

ドラマチックで帆掛け船句には珍しい句風ですね。
私の野次馬根性を刺激します。 作者は女性、「たかぶりをたたむ」「日傘」「逢う」私までドキドキしました。(夕花) 
闇を切る赤き鼻緒や風の盆
まさき
闇 赤い鼻緒 風 ・・・と素材も面白いし風の盆に憧れている者にはぴったりの表現でした。(みずき)
夫婦して敬老会の客となり
静歩
引っ込み勝ちの お爺さんを積極派のお婆さんが引っ張ってきた 来年は金婚式です(大森)

ただ   祝祝 (瓢六)
地震すぎ虫すだく庭還りけり
地震がやって来て激しい恐怖と緊張に包まれた。やっと鎮まって、ほっとした。気が着くと庭では何事も無かったように虫が鳴いている。心の底からの安堵が伝わって来る。(大上)
ジーンズが似合ふといはれ処暑の街
春雪
昔は太い足ながら、足をとおしたこともあったが もう25年も遠ざかっている。お腹が出ていては・・・足の長い人がはけば、涼しくも見えようか (まさき)