平成24年05月 選句結果

                     
得点 兼題 「皐月 五月 早苗月」 作者 戴いた人
6 二の腕の白さ眩しき五月晴  だいご 葱坊主 狂平 244 零風 ゆき
  摩耶
4 制服も馴じみはじめて五月かな 七海 春雪 おさむ 晶子 静歩
3 五月晴れ昨日の泥を拭う朝 優美 まさき 瓢七 だいご
2 河川敷400匹の五月鯉 零風 しおみ 可不可人
2 皐月空スカイツリーの高さかな 静歩 小自良 あきこ
1 木槌おと空ゆるがせて皐月晴れ ゆき ちあき
1 菜園の畝立ても出来早苗月 ちあき いくこ
1 五月晴瀬戸の島々碧き海 春雪 優美
1 山もまた彩り弾む皐月かな まさき 七海
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 朝堀の筍届く勝手口  春雪 葱坊主 あきこ ちあき いくこ
4 神苑に雨傘たたむ花の冷 あきこ 狂平 小自良 晶子 瓢七
3 銀輪のペダル軽やか花は葉に あきこ 春雪 ゆき 優美
3 この先は女人禁制山笑う 七海 しおみ 244 まさき
3 桜花舞うこれぞ忠義と教えられ しおみ 可不可人 七海 だいご
3 夫と居て今の幸せ春の宵 いくこ 静歩 零風 優美
3 水門を開け閉め忙し早苗月 優美 おさむ あきこ いくこ
2 ありし頃別れた街へ五月祭 しおみ 小自良 七海
2 通夜葬儀終えて仮設の桜かな 七海 ちあき 摩耶
2 長い道たどり険しき昭和の日 晶子 おさむ 可不可人
2 夏衣似合ふかしらと妻笑ふ 春雪 零風 だいご
2 葉桜や山門寂し深眠り 優美 春雪 ゆき
1 飢え知らぬ平成の子の鯉登り 晶子 瓢七
1 薄暗き柱の陰の若葉風 まさき 244
1 風光るかの日にはもう帰れねど ゆき まさき
1 風やみて団扇を探す闇の中 零風 晶子
1 子らの声ひびき映るや池の空 ちあき 狂平
1 こいのぼりはためく甍青い空 ちあき 摩耶
1 希まれて介助しつつの菖蒲風呂 だいご 静歩
1 花柄となりし雨傘広げ居り いくこ しおみ
1 水底に詩ひろがりて浅き夏 だいご 葱坊主
私の選んだ一句
二の腕の白さ眩しき五月晴  だいご 「3日広島のフラワーフエフスティバルのパレードに参加しました。好天に恵まれ、沿道の風景当にこの句でした。」(葱坊主)
「イケメンの草食系男子が目に浮かびました。」(244)
「若さがはじける 二の腕、それだけでも絵になります」(ゆき)
「やっと暖かくなって衣替え。袖の短い上着に替えたらお日様に当たらなかった二の腕の白さが目立ちます。それを眩しいと表現なさって上手な表現と感心しました。」(摩耶)
制服も馴じみはじめて五月かな 七海 「中学生か高校か 制服の人は孫」(おさむ)
「新鮮な学生それも女学生でしょうね。今は装いも目立つ服になって来ていますから、馴染むのは今頃でしょう。」(晶子)
五月晴れ昨日の泥を拭う朝 優美 「こんなの大好きです! 昨日に続く今日が有り自然な感謝が、媚も気取りも無く・こんな綺麗な’泥は珍しいです陶芸の’土も表情を持つんだよ (*^_^*)」(瓢七) 
河川敷400匹の五月鯉  零風 「四万十川の沈下橋との取り合わせも面白そうです。」(しおみ)
皐月空スカイツリーの高さかな 静歩 「話題性で戴きました。」(小自良)
木槌おと空ゆるがせて皐月晴れ ゆき 「建前のようすでしょうか、力強い、大工さんの力をこめた木槌の音と、柱・梁・棟 がっしりと組み立っていく 5月の空が似合ってますね。」(ちあき)
菜園の畝立ても出来早苗月 ちあき 「北海道もとうきびやシャガイモの畝立てが盛んです、其れなりに綺麗なものですね。」(いくこ) 
山もまた彩り弾む皐月かな まさき 「5月の山は、緑の濃淡が日に照らされて見惚れるほどきれいですね」(七海)
朝堀の筍届く勝手口 春雪 「私は届ける方で、イノシシに先を越され年々とれなくなったが御近所に届ける事ができるのが嬉しくって。こんなに読んで頂けるとハ。」(葱坊主)
「朝堀がしかも届けて下さる方がいる、言うことなしの美味しさ伝わります。」(あきこ)
「掘りたてが、なんと言っても美味しいです。届けてくれた気持ちも 味のうち」(ちあき)
「朝取りの筍はお刺身にとか、食べた事無い私には、羨ましいです。美味しいでしょうね。」(いくこ)
神苑に雨傘たたむ花の冷 あきこ 「神々しさが浮かびます。」(小自良)
「明治神宮か、靖国か、私にも嘗ての覚えがあります。花の時期の雨は嬉しくありません。風情は別として・・・。」(晶子)
「神苑=境内にある庭園 なんだってね関連付けが読みきれない 不勉強御免。」(瓢七)
銀輪のペダル軽やか花は葉に あきこ 「薫風を受けながら自転車を漕ぐのも至福の一時ですね」(ゆき)
この先は女人禁制山笑う 七海 「手招きの山、望み見るだけの翠、悔しさを想いたい。男閉め出しも始めましょう。」(しおみ)
桜花舞うこれぞ忠義と教えられ しおみ 「二度と繰り返すことがありませんように・・」(七海)
水門を開け閉め忙し早苗月 優美 「水門に水が来ていて 一安心」(おさむ)
「農家の方は、水やりにも気を抜くことは出来ないのでしょうね。ご苦労様です。」(いくこ)
ありし頃別れた街へ五月祭 しおみ 「先日、昔の氏神様の祭りを見てきました。」(小自良)
「若かりし頃の思い出の街でしょうか、あの時のように大学祭が開催されている」(七海)
通夜葬儀終えて仮設の桜かな 七海 「”仮設の桜”が なんとも切ないですね。」(ちあき)
「悲しい夜の闇に桜が咲いているのを見て悲しさが増しているのでしょうか?慰められているのでしょうか?仮設住宅の不自由な生活が早く元の生活に戻られるとよろしいですね〜」(摩耶)
長い道たどり険しき昭和の日 晶子 「険しい時代であったが 今よりも心豊かであったな」(おさむ)
葉桜や山門寂し深眠り 優美 「忙しかった桜の時期も去り、新緑の中に沈んでる、山門、良い背景ですね」(ゆき) 
飢え知らぬ平成の子の鯉登り 晶子 「☆ !!! ??? 鯉登り 鯉幟に意味を持たしたのだろうか?」(瓢七)
薄暗き柱の陰の若葉風 まさき 「耳の奥に聞こえて来ます。『♪柱の傷はおととしの5月5日の背比べ〜〜〜〜』」(244)
風やみて団扇を探す闇の中 零風 「これからの季節にピッタリです。風が頼り、でも止んでしまったら。と言うことですね。」(晶子)
こいのぼりはためく甍青い空 ちあき 「五月は元気な男の子の季節です。平和な風景がいつまでも続くと良いですネ」(摩耶)
花柄となりし雨傘広げ居り いくこ 「蛇の目傘というのがあります。広げる時に優雅な響きが。」(しおみ)
水底に詩ひろがりて浅き夏 だいご 「用水路の水は増したが農薬などの影響か寂しくなりました。」(葱坊主)