平成26年03月 選句結果

                     
得点 兼題 「卒業」 作者 戴いた人
4 卒業生別れ難きと群をなし 西寿 零風 静歩 アッコ あきこ
3 白銀の山に雲湧き卒業期 あきこ 可不可 しおみ 桜桃
2 狂い無く椅子を並べる卒業式 244 ちあき むらさき
2 人生も九十二歳卒業期  零風 いくこ 瓢七
2 八十路すぎ単位不足や卒業歌  春雪 晶子 七海
1 卒業を前に決まって縄をぬう しおみ おさむ
1 卒業子晴れの姿に母の病む 晶子 春雪
1 なんとなく目合わす君も卒業す 七海 244
1 屋根よりの滴る音や卒業歌 桜桃 西寿
得点 雑詠 作者 戴いた人
5 焼酎の湯割り両手に春寒し 西寿 晶子 いくこ 零風 静歩 244
3 雨やさし土膨みて春の夜 七海 ちあき 西寿 桜桃
3 軒々に置かれし雛の人恋し 春雪 晶子 アッコ 西寿
3 不自由さ笑顔に隠して譲る席 瓢七 静歩 桜桃 むらさき
2 梅の香の漂う道に歩をゆるめ 西寿 零風 あきこ
2 海凪ぎてまた3月がやってくる 七海 ちあき しおみ
2 大津波貞観よりの春幾つ 晶子 可不可 瓢七
2 春分や黄の明るさ卵焼 あきこ 可不可 七海
2 春近し松の衣も焼かれおり 零風 いくこ アッコ
2 春の山歩行器押して妻見舞う 静歩 七海 瓢七
1 雨中舞う無病息災お松明 零風 むらさき
1 寡婦と言う母が妻に変わる春 桜桃 しおみ
1 たどたどしピアノ聞こえるチューリップ ちあき 244
1 足るを知る夫の口癖春清し 晶子 おさむ
1 土筆見っけ用も忘れて上着ぬぐ ちあき おさむ
1 出来そうな顔ならびをり大試験 春雪 あきこ
1 地震の跡あの時のまま山笑ふ 桜桃 春雪
1 命名札厨の冷えし壁に張る 244 春雪
私の選んだ一句
卒業生別れ難きと群をなし 西寿 「小学校卒業は遠い昔ですが今もその日懐かしく思い出します。」(あきこ)
白銀の山に雲湧き卒業期 あきこ 「光る未来は希望に満ちた旅立ちにある」(可不可)
狂い無く椅子を並べる卒業式  244 「会場の準備がビッシッとととのって 厳粛な気持ちになりますね。おくりだす側の 気持ちが伝わります」(ちあき)
「先日いすを並べる経験をしました、きれいに並んだときはうれしかった、自己満足です〜。」(むらさき)
人生も九十二歳卒業期 零風 「人生92 差し戻し29歳まだまだこれからでしょう頑張れますよ(*^_^*)」(いくこ)
「達観 敢えて賛辞  クリーン・ブラック!」(瓢七)
八十路すぎ単位不足や卒業歌  春雪 「今だに勉学にいそしんでおいでなのですね。NHK大学かな、エクステンション大学かな、お偉いですね。](晶子)
「まだまだガンバレ!?」(七海)
卒業を前に決まって縄をぬう しおみ 「何故 縄をぬうのか意味が判らないが なんか惹かれる句です」(おさむ)
卒業子晴れの姿に母の病む 晶子 「卒業式の晴れの日に、お母様がお見えにならない寂しさは忘れなく哀しいことでしょう。」(春雪)
焼酎の湯割り両手に春寒し  西寿 「春の声を聴いても今年はお寒かったです、湯割り焼酎。体も心も暖まりますね。」(晶子)
「寒い夜は酎ハイ身体が温まって良いですね、私もハスカップ酒で夕飯時頂きます、北国は寒さが此れで少しは温まります。(病人が言う事か?って)ウフフフ」(いくこ
雨やさし土膨みて春の夜 七海 「音もなく降った雨で 植物の根も ぐっぐと伸びたのでしょうか」(ちあき)
軒々に置かれし雛の人恋し 春雪 「吊るし雛窓の飾り雛、やはり愛してくれるご主人が見えないのは淋しいでしょうね、お雛様にも。」(晶子)
梅の香の漂う道に歩をゆるめ 西寿 「歩をゆるめ、 が良かったです。」(あきこ)
海凪ぎてまた3月がやってくる 七海 「3月は日本人は 地震の時を思い出ますね。3年前のおお津波はなかったかのように穏やかな 春の海なのでしょう 」(ちあき)
大津波貞観よりの春幾つ 晶子 「日本は宿命の災難を転換する時を迎えている」(可不可)
「諦観達観 宿命輪廻 ・ 天災人災 地球温暖連想さまざま 詠み人の選びし貞観。」(瓢七)
春分や黄の明るさ卵焼 あきこ 「卵焼きの黄色、蒲公英の黄色も好きです」(可不可)
「あざやかな黄色が、春らしい。」(七海)
春近し松の衣も焼かれおり 零風 「兼六園の松の木の虫付蓆が焼かれるの、有名ですね。」(いくこ)
春の山歩行器押して妻見舞う 静歩 「奥様、待っていますよ!」(七海)
「こりゃ〜身に詰まされる (#^.^#)でも ’春を待ち味わう ・ どうであれ喪心はダメですね。」(瓢七)
雨中舞う無病息災お松明 零風 「何度もお水とりの行事に参加しましたがその年は風邪も引かずに過ごせたことが一番の幸せ!この行事が終わったら春が来る!」(むらさき)
足るを知る夫の口癖春清し 晶子 「戦中 戦後派は この心構えで来ましたな贅沢は敵 精神で」(おさむ)
土筆見っけ用も忘れて上着ぬぐ ちあき 「幾つになっても これを見ると 春だ 摘んでみたくなる。」(おさむ)
出来そうな顔ならびをり大試験 春雪 「がんばれ受験生 みなさん 全員合格だと良いですね!」(あきこ)
地震の跡あの時のまま山笑ふ 桜桃 「あの激震を忘れたかのように自然は春を迎えるのですね。」(春雪)
命名札厨の冷えし壁に張る 244 「初孫ちゃんの誕生でしょうか? どんな命名だったのでしょうか?想像が広がります。」(春雪)