平成26年08月 選句結果

                     
得点 兼題 「燈籠」 作者 戴いた人
3 嵯峨野路をぽつぽつ照らす花灯籠 桜桃 ちあき 静歩 零風
3 手を離る灯籠流れに乗りきれず 244 あつこ いくこ 桜桃
2 灯籠に灯を入れるから会いに来て 七海 春雪 あきこ
2 亡き妻の面影照らす絵灯篭 零風 晶子 244
2 微かなる風にも揺れて盆提灯  あきこ しおみ 西寿
1 灯籠や父母を迎えて還り来ぬ 春雪 七海
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 何もかも蹴飛ばし寝入る熱帯夜 桜桃 ちあき 七海 あきこ いくこ
3 海の香が通り過ぎ行く夏座敷 零風 静歩 244 いくこ
3 妻見舞う我を引き止むもどり梅雨 零風 しおみ 静歩 あつこ
3 泣き笑ひ今日も生かさる蝉時雨 桜桃 春雪 零風 七海
2 旧校舎夕焼けている大時計 静歩 あきこ 244
2 球児らの死闘の果てや玉の汗 春雪 零風 あつこ
2 図書館の窓辺に揺れる百日紅 西寿 春雪 晶子
2 舟近くカモメ飛び交う佐渡汽船 静歩 しおみ 西寿
2 夕焼や真っ赤に染まる佐渡の海 春雪 晶子 桜桃
1 今年もフウセンカズラ涼やかに ちあき 桜桃
1 蝉追いし桜並木の影みなも しおみ 西寿
1 丹精の区民の花や薔薇ロード あきこ ちあき
私の選んだ一句
嵯峨野路をぽつぽつ照らす花灯籠 桜桃 「花灯籠は一見華やかですが、儚いかんじですね」(ちあき)
手を離る灯籠流れに乗りきれず 244 「きっと未だ離れたくなかったのでしょうか名残を惜しんで居たのだと想像して仕舞いました。」(いくこ)
灯籠に灯を入れるから会いに来て  七海 「口語調の俳句に作者の若さを感じました。」(春雪) 
「お盆なのですから是非に」(あきこ) 
亡き妻の面影照らす絵灯篭 零風 「妻を忍ぶ姿が見えます。」(晶子)
何もかも蹴飛ばし寝入る熱帯夜  桜桃 「熱帯夜も眠気には、勝てない お元気なあかしですね。」(ちあき)
「暑い夜はなかなか寝苦しい、あちら向きこちら向き掛けている物は蹴飛ばしてようやく・・・」(あきこ)
「子供らは大人しく寝て居ませんね、掛けてやっても、やっても、朝は何もかも蹴飛ばして好きな所で寝て居ました。」(いくこ)
海の香が通り過ぎ行く夏座敷 零風 「海辺で育った子供の頃を、思い出しました私の家も海辺、噴火湾の入り江でした。夏は海風が、良く家の中を通り過ぎ磯の薫りが懐かしく、思い出されます。」(いくこ)
泣き笑ひ今日も生かさる蝉時雨 桜桃 「『今日も生かさる』の中7が儚い蝉だけでなく、生かされている自分も共感を感じました。」(春雪)
旧校舎夕焼けている大時計 静歩 「旧校舎にノスタルジアかんじますね。」(あきこ)
図書館の窓辺に揺れる百日紅 西寿 「猛暑の今年の夏、爽やかな図書館での読書、読み疲れて、ふと窓辺に目をやるとピンク色の百日紅の花が・・・・。勉強家の作者に乾杯!」(春雪)
「百日紅の赤さが静かな図書館にマッチしてます。」(晶子)
夕焼や真っ赤に染まる佐渡の海 春雪 「佐渡はいい処ですね、金を拾いながら、暮れてゆきます。」(晶子)
丹精の区民の花や薔薇ロード あきこ 「皆さんが暑い中花壇を整備しておられ、思わずお疲れ様と車から声をかけました。」(ちあき)