平成27年03月 選句結果

                     
得点 兼題 「趣」 作者 戴いた人
4 趣を変えてスカート春の風 桜桃 八っつあん 可不可 あきこ 244
3 卓囲む趣味の仲間や春の宵 西寿 晶子 しおみ 七海
2 趣味趣向同じ仲間の春茶会 零風 ちあき 桜桃
2 八十路過ぎ趣味の世界や木瓜の花   春雪 西寿 零風
1 みかげなる石の趣みがきます しおみ 春雪
1 侘茶とて冬菊小さき趣向かな 晶子 むらさき
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 栄螺焼く浦のをとこの茶碗酒 春雪 晶子 244 むらさき 桜桃
4 老木に凛と一輪梅の花 西寿 ちあき 可不可 あきこ 零風
3 啓蟄や出れば眩し青き空 桜桃 ちあき 零風 むらさき
2 イスラムの絶望深し春の闇 七海 八っつあん あきこ
2 江ノ電の線路歩きし春朧 晶子 西寿 244
2 春の水どっこい流る田に畑に 桜桃 しおみ 静歩
2 ひと殺めなお風流の世界あり しおみ 八っつあん 七海
1 有明の月ぼんやりと春兆す しおみ 静歩
1 御松明古都の夜空を赤く染め 零風 西寿
1 風読んで風のあたらぬ山の道 静歩 晶子
1 キャンパスに笑顔弾ける大試験 春雪 七海
1 新幹線見るため春の公園に 静歩 しおみ
1 珠のごと鏡を拭い春を待つ あきこ 可不可
1 春を呼ぶ炎の舞の二月堂 零風 春雪
1 春の陽に猫の背伸びの美しき 七海 桜桃
私の選んだ一句
趣を変えてスカート春の風 桜桃 「若者がスラックスからスカートに と最初は(^◇^)でも ’年増 の方が味わい深い かと。」(八っつあん)
「かろやかに遊ぶ春の風が見えるようです。」(あきこ)
卓囲む趣味の仲間や春の宵 西寿 「此れは麻雀の用意思えます、気が合う仲間との楽しみいいですね。」(晶子)
「麻雀?トランプ? 楽しそうな春の宵です。」(七海)
趣味趣向同じ仲間の春茶会 零風 同じ趣味の人とは 話はずみますね」(ちあき)
「気の合う仲間の茶会は華やかで賑やかで楽しさも伝わります。きっとお天気も申し分のない陽気だったのでしょうね。」(桜桃)
みかげなる石の趣みがきます  しおみ 「作者は『石』の趣味を持っておられるのでしょうか? 祖父も同じ趣味を持っていましたのを思い出します。」(春雪)
栄螺焼く浦のをとこの茶碗酒 春雪 「此れははっきり情景が浮かびます。栄螺の美味しい苦みが効くのでしょう」(晶子)
「浜焼きの美味しい匂いが届きそうです。 茶碗酒が進みそう。 をとこ・・・俳句を熟知している人の句ですね。」(桜桃)
老木に凛と一輪梅の花 西寿 「先駆けて 咲く梅は 「凛」とがぴったしです」(ちあき)
「一輪でも梅の花の風格です。」(あきこ)
啓蟄や出れば眩し青き空 桜桃 「スカッと晴れていると、それだけで 幸せです 虫はどうなんでしょうね」(ちあき)
イスラムの絶望深し春の闇 七海 「現代に生きる身 この句有って然るべし この身 春を讃え詠うに 闇に生きる人悲し」(八っつあん)
「祈りの句ですね。 優しいお顔が浮かんで 心が痛みます。」(あきこ)
ひと殺めなお風流の世界あり しおみ 「<戦場にもジョーク>と英国人は宣う 苦しい時ほど余裕を とも されど、あ〜〜凡人たるか 未だ達観し得ず。」(八っつあん)
「人生イロイロ、ほんとに不思議なものです。どこでどう違ってしまうのでしょう?」(七海)
風読んで風のあたらぬ山の道 静歩 「ええと季語はどれかな。風読んで で良いのかも知れません、季無しも良いのであれば、感覚的には面白いです。」(晶子)
キャンパスに笑顔弾ける大試験 春雪 「受かっても落ちても若いっていいものですね。」(七海)
春を呼ぶ炎の舞の二月堂 零風 「お水取の行事が済めば春が来る、と関西では言われています。待ち遠しい春の行事。 あのお水は若狭から送られています。」(春雪)
春の陽に猫の背伸びの美しき 七海 「寒さで丸くなっていた猫が日差しを喜びしなやかに伸びをする。春の陽に映えて毛並みも輝いて見えるのでしょうね。」(桜桃)