平成27年05月 選句結果

                     
得点 兼題 「薄暑」 作者 戴いた人
3 一缶のビール楽しき夕薄暑                    七海 あきこ 静歩 零風
2 箱根山噴きだす煙薄暑かな 静歩 西寿 晶子
1 うたたねの顔にまとわる蚊薄暑 しおみ 桜桃
1 鴨川の二人の歩み夕薄暑 春雪 しおみ
1 木彫刀試す切れ味薄暑来て 晶子 春雪
1 岸洗ふ水ひたひたと薄暑くる あきこ 244
1 参道の草の匂へる薄暑かな 西寿 ちあき
1 薄暑はやノーネクタイの役所かな 零風 いくこ
1 防除マスク外せば薄暑の風に会う 244 七海
得点 雑詠 作者 戴いた人
5 飛び魚の跳ねる向かふに佐渡の島 春雪 西寿 ちあき 静歩 零風 桜桃
3 幾重にも重なり合ひて山笑ふ 桜桃 七海 静歩 いくこ
3 セーラーのリボンひらひら桜かな 西寿 しおみ 零風 晶子
2 薫風に花それぞれの揺れ軽し 桜桃 ちあき あきこ
2 神宮の白き砂利径さくら咲く あきこ 西寿 いくこ
1 開店と華やぐ人よ春帽子 春雪 晶子
1 春愁や選挙事務所の後始末 244 七海
1 手の動く蜘蛛の未だにちびの域 晶子 春雪
1 転校の教室に慣れ薄暑かな  244 あきこ
1 夏初めまだ空っぽの観覧車 あきこ 244
1 緑濃くさらさらと巻く帯碧く 晶子 春雪
1 雷鳴に湖面のボート落し物 しおみ 244
1 涼風に古都を味わうやぐら床 零風 桜桃
1 老多き町に溢れる若葉かな 七海 しおみ
私の選んだ一句
一缶のビール楽しき夕薄暑 七海 「喉ごしのビール美味しい季節の到来です、 巡ってくる季節に乾杯♪」(あきこ)
箱根山噴きだす煙薄暑かな 静歩 「不気味ではありますが、もとより大涌谷など沸々と沸いて居りますもの、自然は厳しく面白いです。」(晶子)
うたたねの顔にまとわる蚊薄暑   しおみ 「眠りを邪魔されたうえに顔を刺されでもしたら大事です。 これからは殺虫剤の出番が多くなる時期ですね。 同じような経験が有るので早速殺虫剤の確認をしたところです」(桜桃)
木彫刀試す切れ味薄暑来て  晶子 「過日、仏師の作業を拝見しましたが細やかな神経の要る作業でした。」(春雪)
参道の草の匂へる薄暑かな 西寿 「薄暑のころは 草の匂いが、、かすかにであったり強烈であったり、、季節の変化を感じます」(ちあき)
薄暑はやノーネクタイの役所かな 零風 「内地の役所はもうそうなんでしょうね北海道はまだまだでしょう。」(いくこ)
防除マスク外せば薄暑の風に会う 244 「農作物の消毒でしょうか? ひと仕事 終えたあとの風がさわやかですね。」(七海)
飛び魚の跳ねる向かふに佐渡の島 春雪 「トビウオの飛ぶ姿を見たことがないですが、 雄大な景色を想像しました」(ちあき)
「スケールの大きな句ですね。 台風接近で大荒れの海を渡り船酔いの為に何処も 観光できずに苦しいだけの佐渡が思い出されます。」(桜桃)
幾重にも重なり合ひて山笑ふ 桜桃 「力強く活き活きした山々のようすが、 目に浮かびます。」(七海)
「今新緑が綺麗でしょうね。」(いくこ)
セーラーのリボンひらひら桜かな 西寿 「こののどやかな情景に1票を。華やかな中セーラー服が清楚です。」(晶子)
薫風に花それぞれの揺れ軽し 桜桃 「花の姿は それぞれの風情があって いいですね、、 カラー、コバノズイナ、ルイジアナアイリス、、バケツ一杯畑から切り お年寄りによろこばれました、、ワタクシも としよりでしたーー」(ちあき)
「揺れて心あるようにもみえますね、薫風がここちよさそうです。」(あきこ)
神宮の白き砂利径さくら咲く あきこ 「荘厳さの中に華やかさが有って好きな句でした。」(いくこ)
開店と華やぐ人よ春帽子 春雪 「何処の開店か、しゃれた店でしょうね。 帽子を被る方はお洒落で良いですね。」(晶子)
春愁や選挙事務所の後始末 244 「ん?ん? 統一地方選? 落選ですか? なにはともあれ後始末は、気がススマナイもの(^_^)」(七海)
手の動く蜘蛛の未だにちびの域 晶子 「今年は季節が早く動いているようです。 啓蟄の後庭先にも色々な動物が躍動しています。 蜘蛛の子も可愛いですね。」(春雪)
転校の教室に慣れ薄暑かな 244 「五月ともなると転校生も生き生きしだして 傍目にも 嬉しいことです。 薄暑の季語が良いですね。」(あきこ)
緑濃くさらさらと巻く帯碧く 晶子 「俳人でいつも着物姿の女性を知っています。真夏でも涼しげな姿に惚れ惚れします」(春雪)
涼風に古都を味わうやぐら床 零風 「毎年この時期になると今年こそは京都へと思いつつ行動力の欠如に悩まされています。 思えばきっと夢はかなう!と胃袋も楽しみにしているはず」(桜桃)