平成27年09月 選句結果

                     
得点 兼題 「蜻蛉」 作者 戴いた人
4 とんぼうに今日新しき風の色 あきこ いくこ 桜桃 しおみ 244
3 校庭の暮るるを忘れトンボ釣り 春雪 西寿 七海 静歩
2 鬼やんま独りぼっちは寂しいか 七海 あきこ ちあき
2 細き葉の翅をたたんみし糸蜻蛉   244 晶子 かれん
1 鬼ヤンマ小さな堀をわがものに 静歩 零風
1 蜻蛉の往ったり来たり追ふ仔猫 桜桃 春雪
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 雨月かな路地から路地へ高台寺 春雪 あきこ いくこ 桜桃 かれん
2 田舎道地蔵の脇に彼岸花 零風 西寿 いくこ
2 草田男の沖を遙かに実ハマナス あきこ 244 晶子
2 線香花火孫のか細き指の先 244 零風 静歩
2 隣屋の二階が憎し遠花火 244 西寿 静歩
2 日本一暑さ譲るも汗一斗 静歩 桜桃 しおみ
2 無人駅乗客一人カンナ燃ゆ 西寿 ちあき 晶子
1 いちじくやぷくりとはじけ朝いちばん ちあき しおみ
1 風のまま気のままどこへ秋の空 七海 春雪
1 饒舌の男女の混じる暑気払い 西寿 七海
1 銀の匙くわえし首相の護憲かな 七海 かれん
1 飛び込んで燕巣箱に一直線 静歩 零風
1 初デート笑みに弾ける鳳仙花 桜桃 ちあき
1 バス停の横に咲き居る曼珠沙華 零風 春雪
1 満天の星座散らして抱かれし 晶子 244
1 八雲立つ熊野詣でや秋しぐれ  春雪 あきこ
1 よくもまあ十薬増えし母の家 あきこ 七海
私の選んだ一句
とんぼうに今日新しき風の色 あきこ 「何とも言えず良い句ですね、なんて何にも解らない私が言うのも変ですがとても好きな句でした。」(いくこ)
校庭の暮るるを忘れトンボ釣り 春雪 「トンボ釣りなんですね、ワタクシはトンボとりでした。 とにかくいっぱいいました、今では夢のよう。」(七海)
鬼やんま独りぼっちは寂しいか 七海 「秋空のせいか一匹で飛んでいるのはそう見えなくもない、 人恋しいのか とどまればあたりにふゆるとんぼかな という名句もありますね〜」(あきこ)
「オニヤンマって 群れないで1っぴき、どんとしているように見えるけど、寂しさもあるかな」(ちあき)
細き葉の翅をたたんみし糸蜻蛉   244 「糸蜻蛉は大好きです、可愛いです。」(晶子)
「ほんとうに可憐な羽ですね じっと見つめる作者の優しい視線 が感じられます」(かれん)
蜻蛉の往ったり来たり追ふ仔猫 桜桃 「仔猫の動作が上手く表現されていますね。ミケという仔猫から育てた少年時代を思い出しました。」(春雪)
雨月かな路地から路地へ高台寺 春雪 「名月の夜だったのでしょうか 生憎でしたがこの辺りの趣感じます」(あきこ)
「私も雪の時期に(2月)高台寺に行きましたが 不思議に路地が沢山有った様に思いました。」(いくこ)
「以前しとしととそぼ降る雨の中滑りそうになりながら路地から路地へと高台寺に行ったことが あります。こんな風に表現出来るんですね 」(かれん)
田舎道地蔵の脇に彼岸花 零風 「少し淋しい句ですが、彼岸花の赤さが見える様で北海道に無い花ですが、心に残りました。」(いくこ)
草田男の沖を遙かに実ハマナス あきこ 「草田男も故人になり時代は目まぐるしく変わります。 その気分が見に迫りました。「間違って居ないでしょうね」(晶子)
無人駅乗客一人カンナ燃ゆ 西寿 「田舎の駅にはなぜか、、 カンナが咲いてますね〜、それが似合っているんですよね」(ちあき)
「カンナの情熱的な色が一人と対照的でいいですね。」(晶子)
風のまま気のままどこへ秋の空 七海 「八十路も半ば、いまはこの俳句の心境です。 リフレーンが効いてて素敵な俳句です」(春雪)
饒舌の男女の混じる暑気払い 西寿 「賑やかで楽しそうです。会話上手は気配りの人なんでしょうね。」(七海)
銀の匙くわえし首相の護憲かな 七海 「首相に一言いいたい思いがずっと胸の底にあるので 同感です 」(かれん)
初デート笑みに弾ける鳳仙花 桜桃 「初デート、初々しくて、、顔がゆるみっぱなし、 応援したくなる、、幸あれ!!」(ちあき)
バス停の横に咲き居る曼珠沙華 零風 「曼珠沙華って生真面目にお彼岸に咲きます。 首飾りにして遊んだ君を偲んでします。」(春雪)
よくもまあ十薬増えし母の家 あきこ 「ワタクシもどくだみいっぱいの庭をめざしています。お茶にしても美味しいし、化粧水もたくさん作りたい。」(七海)