平成28年2月 選句結果

                     
得点 兼題 「節分」 作者 戴いた人
3 絵手紙の鬼の目優し節分会 西寿 アッコ あきこ むらさき
2 清め給え知らずに飼った鬼なれば 八っつあん ちあき かれん
2 節分の豆一つかみ二つかみ あきこ 西寿 244
2 入院の妻のぶんまで鬼やらい  静歩 七海 桜桃
1 節分やにっこり笑ふ鬼もゐて 春雪 しおみ
1 節分やあちこち聞こゆ鬼は外 ちあき 零風
1 歳の数節分の豆食べ切れず 零風 おさむ
1 豆も寿司も無き老の家鬼やらい 244 春雪
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 盆梅の癖ある枝の父遺す 春雪 アッコ かれん 西寿 244
3 寒すずめ二羽来て四羽来て仲のよさ 静歩 七海 あきこ むらさき
3 畑の隅焚火を犬と分かち合う  244 おさむ かれん 桜桃
3 若菜摘む媼の唄う童歌 春雪 しおみ 零風 むらさき
2 567の不屈を支えに十余年 八っつあん おさむ しおみ
2 立春の光を放つ川面かな  西寿 ちあき あきこ
1 生き様をシニアメールに託し今 八っつあん ちあき
1 鴬餅ほどよく黄粉まぶしけり あきこ 244
1 思い出を語る米寿の春の宵 零風 西寿
1 風光る大江戸の川遊覧す しおみ 七海
1 合掌は亡母との時間春障子 あきこ 桜桃
1 春節祭学生の龍街を舞い 零風 アッコ
1 大臣の釈明会見鬼は外 静歩 春雪
1 美容院あしどり軽き春うらら 桜桃 春雪
1 庭荒らし駆けずり回る恋の猫 桜桃 零風
私の選んだ一句
絵手紙の鬼の目優し節分会 西寿 「絵手紙の鬼を詠われました、 鬼も内に飼っているなら優しい目の鬼が
  良いです。」(あきこ)
「絵手紙簡単に書けるものではないですね。 書く人の心の優しさが鬼の目にも表れているようです。」(むらさき)
清め給え知らずに飼った鬼なれば 八っつあん 「祈る気持ちと、景気づけと、なにはともあれ 『鬼は外』」(ちあき)
「読んだ瞬間笑っちゃいました本当に大鬼小鬼とうちにもたくさんおりますわ」 (かれん)
入院の妻のぶんまで鬼やらい 静歩 「奥様、早く良くなりますように。」(七海)
「その効果が出るといいですね。早く退院が出来ますようにと思います。」(桜桃)
節分やにっこり笑ふ鬼もゐて 春雪 「なるほど、口語体 いる では、軽いから。」(しおみ)
歳の数節分の豆食べ切れず 零風 「それだけ長寿を喜ぶべきか?」(おさむ)
豆も寿司も無き老の家鬼やらい 244 「高齢化して行く家族化、そして豆も寿司もなき家庭。 日本の未来を見つめての一句に一票を投じます。」(春雪)
盆梅の癖ある枝の父遺す 春雪 「お父上の肌のぬくもりが感じられますね 私も残された物ばかりに中で暮らしております」 (かれん)
寒すずめ二羽来て四羽来て仲のよさ 静歩 「リズムがよくて、明るくてステキな句だと思います。」(七海)
「明るい句。 たいがい庭には番でやってき仲良く遊んでいきます。二羽来て四羽来て とリズムがよいですね」 (あきこ)
畑の隅焚火を犬と分かち合う  244 「猫でなく 犬までも暖が欲しいくらいの寒さ」 (おさむ)
「 尾を振ってまつわりつく愛犬が目に浮かびます いい冬の一日が偲ばれます」(かれん)
「 犬と温まっている姿が目に見えるようです。 『老人と犬』失礼ながらそんな情景に見えました。」 (桜桃)
若菜摘む媼の唄う童歌 春雪 「中山間地域とは、林業主体で、人口過疎の地域をいうとか、立派な詩も産みました。」(しおみ)
「若菜を摘んでいる媼って、私?と勘違いしそうです」(むらさき)
567の不屈を支えに十余年 八っつあん 「同感です 日々の支えですな」(おさむ)
立春の光を放つ川面かな 西寿 「まず自然が教えてくれますね、もう春ですよと」 (ちあき)
「光の春ははまぶしく 川面にはまばゆいばかりです。」(あきこ)
生き様をシニアメールに託し今 八っつあん 「567で沢山のメールを拝読して、、元気もらったり共感したり、書いてくださる方あってこそ、感謝です」(ちあき)
風光る大江戸の川遊覧す しおみ 「隅田川でしょうか、日差しは春でしょうね。」 (七海)
合掌は亡母との時間春障子 あきこ 「仏間に明るい光が差す情景が目に浮かびます。 同じような時間を私も共有しています。」(桜桃)
大臣の釈明会見鬼は外 静歩 「最近の代議士達のレベルの低さには驚きです。歯舞も読めない大臣にはあいた口が塞がりません。」(春雪)
美容院あしどり軽き春うらら 桜桃 「美容院と女性の心理を上手に詠まれておられますね。 その軽き足取りでどちからまで?」(春雪)