平成28年4月 選句結果

                     
得点 兼題 「桜」 作者 戴いた人
4 桜咲く京より遅き志賀の里 春雪 しの 西寿 しおみ 晶子
3 百までは生きぬくつもり桜散る 零風 あきこ 七海 かれん
3 花冷えやお隣は又ピザらしき 晶子 244 ちあき 桜桃
1 五分咲きの桜に遊ぶ雀かな  西寿 おさむ
1 しあわせに生きよと門出の桜かな 七海 零風
1 ハンセンの島の桜に人気なく しの 春雪
1 花の昼俳句の結ぶ輪のなかに あきこ 静歩
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 背を丸め三色すみれ植えし夫 しの あきこ 七海 零風 西寿
3 いささかの雨に生き生き草青む あきこ しの ちあき 桜桃
2 いとおしく土や枝から芽吹くとき ちあき おさむ かれん
2 勝ち鞍は女性なり駒も春 しおみ 晶子 静歩
2 肩車子は機嫌良し山笑ふ 244 おさむ ちあき
2 女子強き男女共学春の風 七海 しおみ 桜桃
2 花の寺仁王の筋肉緩みたる 244 あきこ 七海
2 黙祷にはじまる句会寒もどる あきこ 244 西寿
1 鶯の声に誘われ脇道へ しの 春雪
1 桜撮り歩けぬ友に送信す 零風 しの
1 春暁に悲鳴絶えなし鳥まつご しおみ かれん
1 つくしん坊袴脱ぎ捨て食卓へ 春雪 晶子
1 テーブルのクロス変えれば春めきぬ 西寿 春雪
1 菜花摘む遠きふるさと重ねつつ 桜桃 零風
1 晴れやかに笑顔の親子入学式 ちあき しおみ
1 水温むよーいどんで土手の上 桜桃 244
1 ゆっくりと寝る芸だけや磯ぼたん 晶子 静歩
私の選んだ一句
桜咲く京より遅き志賀の里 春雪 「いかにも京近辺の何度りとした美意識です。」(晶子)
百までは生きぬくつもり桜散る 零風 「花の命は短いがまた来年があります 毎年毎年の花を楽しみに長生きしましょうー」(あきこ)
「なんだかこの心意気に感動!うれしいな」(かれん)
花冷えやお隣は又ピザらしき 晶子 「やっぱりアツアツがいいですよね!! こういう時は」(ちあき)
「又 とあるのでピザ好きな家族なんでしょうね。 一人で食べるには多すぎてなかなか宅配は頼めません。 美味しそうな匂いが我が家にも届きそうです。」(桜桃)
五分咲きの桜に遊ぶ雀かな 西寿 「春だ スズメも嬉しい」(おさむ)
ハンセンの島の桜に人気なく しの 「ハンセン病が間違って理解されてた時代から、今も誤解を受けた島を詠まれた俳句と理解しました。」(春雪)
背を丸め三色すみれ植えし夫 しの 「優しそうな視点がいいですね。」(あきこ)
いささかの雨に生き生き草青む あきこ 「芽吹き、だんだん緑が濃いくなっていく、あの時期こそ大好きな季節の一瞬です」(ちあき)
「一滴の雨にも勢いよくのびる雑草の力強さ。そんな力強さでこの先を生きてみたいです。」(桜桃)
いとおしく土や枝から芽吹くとき ちあき 「まってたよ お前も 春を感じたか」(おさむ)
「枝から可憐な芽が出ているのを見ると物言わぬ励ましの言葉に見えます」(かれん)
勝ち鞍は女性なり駒も春 しおみ 「時代は女性に見方を段々してきました。 女性の努力の賜物ですね。」(晶子)
肩車子は機嫌良し山笑ふ 244 「肩車している者も笑顔になっている」(おさむ)
「若い男親の なんだか誇らしい顔と幼子の無邪気がほっこりしますね」(ちあき)
女子強き男女共学春の風 七海 「今はどの世代も女子が優っていますね。 男よ!もっと頑張れ!力強くあれ!」(桜桃)
花の寺仁王の筋肉緩みたる 244 「花時のうららかさ〜 目の付け所面白く思いました。」(あきこ)
鶯の声に誘われ脇道へ しの 「鶯の鳴き声が目立って上手になりました。 競って啼き比べるシーンに誘われることがあります。」(春雪)
春暁に悲鳴絶えなし鳥まつご しおみ 「都会のネオンサインで不夜城の今 こんな経験は一切ありませんが 聞いてみたい」(かれん)
つくしん坊袴脱ぎ捨て食卓へ 春雪 「私は少しも土筆ん坊に逢うことが有りません。都会暮らしの哀しさです。 羨ましくいただきました。」(晶子)
テーブルのクロス変えれば春めきぬ 西寿 「ちょっとした模様替えで気分が一新しますね。春隣を 上手に詠みあげられました」(春雪)