平成28年6月 選句結果

                     
得点 兼題 「さくらんぼ」 作者 戴いた人
3 華やぎを添えしデザートさくらんぼ 西寿 零風 244 ちあき
2 身ごもれる娘の目やさしくさくらんぼ あきこ 晶子 桜桃
1 桜桃や摘めば山々青深く 桜桃 西寿
1 おさむ像青葉に埋もれ桜桃忌 しおみ おさむ
1 唇に触れてひんやり桜桃忌 晶子 しおみ
1 さくらんぼ児は反抗期の入口に 七海 あきこ
1 さくらんぼ下校の子等の飛ばしあひ 春雪 むらさき
1 食べ方のわからぬ孫やさくらんぼ 静歩 七海
1 一粒だけ今年も野生のサクランボ 244 静歩
1 百までは生きぬくつもり桜散る 零風 春雪
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 万緑や映える朱色の大鳥居 西寿 零風 あきこ むらさき 七海
3 コンビニに青春たむろ夏の宵 七海 244 むらさき しおみ
3 燕の子飛び立つまではわが家族 七海 おさむ 晶子 桜桃
3 友よりの葉書滲みし若葉雨 西寿 静歩 244 しおみ
2 小梅漬けその香の似合ふ四目垣 晶子 静歩 桜桃
2 垂れきたる青葉がぬぐう太宰像 しおみ 西寿 あきこ
2 父の日や帰宅はいつもと同時刻 244 七海 ちあき
1 屋上に点滴患者も梅雨晴間 244 ちあき
1 街灯のオレンジ色や梅雨の夜 静歩 零風
1 先生も生徒も春の花を活け 静歩 晶子
1 童謡の母に合わせし「黄金虫」 あきこ 春雪
1 篝火に浮かぶ翁や古都の夏 春雪 西寿
1 なゐ未曽有枯れしノリ池水前寺 しおみ おさむ
1 万緑や滝のしぶきに手を広げ 桜桃 春雪
私の選んだ一句
華やぎを添えしデザートさくらんぼ 西寿 「やはりサクランボは高級、、そこにあるだけで、気持ちが ワクワクです(^_-)-☆」(ちあき)
身ごもれる娘の目やさしくさくらんぼ あきこ 「娘に対する優しさがにじみ出て羨ましいほど」(晶子)
「娘の目からもう母の目に変わっているのですね。さくらんぼのように愛くるしい赤ちゃん誕生が楽しみですね。」(桜桃)
おさむ像青葉に埋もれ桜桃忌 しおみ 「太宰の像が有るのですか 初めて知りました」(おさむ)
さくらんぼ児は反抗期の入口に 七海 「かわいいけれど反抗期 こうして成長していくのですね。」(あきこ)
百までは生きぬくつもり桜散る 零風 「兼題とは違った俳句ですが、百まで生き抜こうとの意気軒昂さに打たれました。」(春雪)
万緑や映える朱色の大鳥居 西寿 「晴れた日の緑と朱のコントラスト鮮やかです。万緑で一層に。」(あきこ)
燕の子飛び立つまではわが家族 七海 「巣立ちは 今か今かと 見上げる明るい家族」(おさむ)
「燕とは最近ご縁が有りません。この優しさが羨ましくて」(晶子)
「優しく見守る心は人もツバメも同じですね。」(桜桃)
小梅漬けその香の似合ふ四目垣 晶子 「よく目にする垣根だけど名前は知らなかった。手入れた庭から香る梅。日本らしい四目垣と梅が似合いますね。」(桜桃)
垂れきたる青葉がぬぐう太宰像 しおみ 「きつと実景にふれ詠われたのですね。」(あきこ)
父の日や帰宅はいつもと同時刻 244 「息子が”父の日を”祝ってもらっています 感慨深いです・・・」(ちあき)
屋上に点滴患者も梅雨晴間 244 「梅雨晴れ間は、元気なモノでも 気分晴れます病人さんも外出先が屋上でも、、ほっと一息ですね!」(ちあき)
先生も生徒も春の花を活け 静歩 「何か和やかなものを感じました。」(晶子)
童謡の母に合わせし「黄金虫」 あきこ 「もう一緒に歌える母もいませんが、こんな景が懐かしいですね。」(春雪)
なゐ未曽有枯れしノリ池水前寺 しおみ 「公園の水は戻りましたが ノリ池は まだですか」(おさむ)
万緑や滝のしぶきに手を広げ 桜桃 「五月晴れの散策、ふと見上げれば渓谷の滝 その喜びの瞬間をよく表現されています。」(春雪)