平成28年12月 選句結果

                     
得点 兼題 「冬空」 作者 戴いた人
5 冬空や遮る物も音も無し 竹峰 あきこ ちあき 桜桃 静歩 春雪
3 冬空や上野の森の大道芸 七海 晶子 244 西寿
2 二羽のとび冬の空にもゆうるりと しの しおみ ゆたか
2 冬空に一筋白き飛行雲 西寿 竹峰 美智子
1 凍空や遠くとおくに御嶽山 静歩 七海
1 いそぐ雲ばかりゆく冬の空 あきこ 瓢七
1 絵筆持つカンと凍えて冬の空 晶子 しの
得点 雑詠 作者 戴いた人
4 植木屋の鋏軽やか冬日和 西寿 春雪 晶子 竹峰 しおみ
3 雑炊を啜らば独りを嘆く息 桜桃 しおみ 美智子 ゆたか
3 忘れもの置かれしベンチ冬日和 西寿 ちあき 244 竹峰
3 地上にも星を降らして聖夜かな あきこ 晶子 静歩 桜桃
2 秋の蚊や手加減もせず打ち落とす 244 西寿 ちあき
2 翁らの黙して集う冬ベンチ 七海 あきこ しの
2 初雪を踏みに出かける散歩かな 竹峰 桜桃 七海
2 北風や介護施設の増えし街 ゆたか あきこ 244
2 極月の増えたる喪中葉書かな 晶子 しの 七海
1 秋空に病の腕を差し上げる 244 美智子
1 陽の落ちて枯葉舞う道柿ひとつ 美智子 西寿
1 冬帽子出番なる時期おしゃれして ちあき 静歩
1 落ち葉掃く朝な夕なの紅と黄と 晶子 ゆたか
1 冬の雨砂丘しめりて人ひとり しの 春雪
私の選んだ一句
冬空や遮る物も音も無し 竹峰 「あああ、気分まで寒くなりますね、暖ったかいお茶でもほしくなります」(ちあき)
「冷え切った空気が作る空間ですね。ダイヤモンドダストの世界で感じたことが有りました」(桜桃)
「荒涼とした原野が浮かんできます。兼題を上手に詠まれましたね。「物」でなく「もの」とされたら もっと俳句が広がると思いました。」(春雪)
二羽のとび冬の空にもゆうるりと しの
「子供の頃、麦畑の上に弧を描いてトンビが>飛んでいた風景を思い出しました」(ゆたか)
冬空に一筋白き飛行雲 西寿
「絵に見える感じで好きです」(美智子)
いそぐ雲ばかりゆく冬の空 あきこ
「こんな句が好きだよ(#^.^#)老の焦りの中の余裕(?)かな〜〜。」(瓢七)
植木屋の鋏軽やか冬日和 西寿
「先日の我が家の風景をご覧なられたのでしょうか?(笑)」(春雪)
「植木屋さんの忙しい時ですね。」(晶子)
雑炊を啜らば独りを嘆く息 桜桃
「どちらも我が生活の風景に重なって。」(美智子)
「私も一人暮らしになったら、雑炊などばかり食べて居そうです」(ゆたか)
忘れもの置かれしベンチ冬日和 西寿 「ものかなし〜雰囲気ですが、平和日本!ともみえます」(ちあき)
地上にも星を降らして聖夜かな あきこ
「電飾が本当に綺麗です。」(晶子)
「煌びやかなクリスマスイルミネーションが増えましたね天空の星も眩しさを感じているかな」(桜桃)
秋の蚊や手加減もせず打ち落とす 244
「なんだか 元気なおじいちゃんと勝手にイメージしました」(ちあき)
翁らの黙して集う冬ベンチ 七海
「冬ベンチにも明るい日差しありますように」(あきこ)
初雪を踏みに出かける散歩かな 竹峰
「ユーモアが感じられる句ですね。どんな靴跡か楽しみです」(桜桃)
北風や介護施設の増えし街 ゆたか
「施設があちこちに増えてきて何か複雑な気持ちです。北風の季語の斡旋ぴったりですね」(あきこ)
落ち葉掃く朝な夕なの紅と黄と 晶子 「こんな素敵な落ち葉を掃いてみたいな〜」(ゆたか
冬の雨砂丘しめりて人ひとり しの
「冬の景を上手に詠まれていますね。高齢化で遠くへの旅も夢物語になりました。」(春雪)