Mercedes-Benｚ　C200　KOMPRESSOR

今年モデルチェンジしたばっかりのCクラス。BMW　3シリーズのライバルとあって試乗してみた。性能は以下のとおり。

新しいCクラスはBMW3シリーズを意識してスポーティな味付けをしたようだ。サスペンションは今回からストラット式に変更しているしターボのついたC200　コンプレッサーをラインナップしていることからもうかがえる。ハンドリングは良いがBMWの3には到底かなわない。内装は使いやすそうだった。ドアロック時のハザード点滅が標準で付いているのもいいナと思った。今回試乗したのはター付きのC200コンプレッサーだったが思ったより加速は悪く、320iの方が遥かに加速もよく､スポーティだった。足回りも国産に比較すれば頑丈だがこれもBMWほどの投資はしていまい。自動車評論家でC240に乗っている徳大時さんが「私はむしろ3シリーズに乗り換えたいくらいだ」と言っているのが良く分かった。ブレーキも良く効くがやはりBMWの絶妙なタッチには達していない。ちょっと日本車に近づいてきて品質もすこし落ちたな、というのが正直な感想だ。トランスミッションは変速ショックが大きく、シフターを左右に倒す方式も何か馴染めなかった。間違えて上にシフトし、ニュートラルに入ってしまったほどだ。エンジンも良く回るが6000回転が上限とあっては高回転時の楽しさが半減。これは若い私には向かなさそうだ。や●セからの帰り道､車体が重くて加速もそんなに良くない525i M-sport(E39前期型、M52エンジン搭載車)を運転していたにもかかわらず”駆け抜ける歓び”を実感した。普段なら「なんて加速の悪い車だ!」と言いながらアクセルペダルを踏みつけている私が、である。

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