*** 香りの系統 *** 香調(ノート)と言う言葉を用いて、香りの中に入っている香料によって区分けされます。香りは、何百種類もの香料が複雑にまじりあっているので、厳密には分類できないのですが、その香りが持っている、イメージや多く使われている香料で、ノートの分類が決められます。 フローラル系 最も古くからあり、全ての香りの中心となる甘くかわいさのあるタイプで、女性用の大半はこのフローラル系です。1種類の花を表現したシングルフローラルと、数種類のハーモニーのフローラルブーケがあります。主として、ローズ・ジャスミン・ラベンダーなど。 オリエンタル系 東洋の神秘性、ミステリアスさを湛えた、どこかエキゾチックでセクシーな香りです。動物性香料・樹脂を含んでいるので、濃厚なのが特徴。欧米で人気があり、最近ではメンズに応用されています。主として、アンバー・ムスクなど。 シプレ系 コティが開発した香水をモデルにしています。樫の木につく特殊な苔をベースにした深みのある温かな香りです。心を深い沈静へと導き、男女ともに広く愛用されているのでバリエーションも豊富です。主として、オークモス・ベルガモットなど。 ナチュラル系 自然をモチーフにした心地よいタイプです。リラックス効果、癒しなど疲れた現代人が求める要素を含んでいます。ライトで高感度が高く、ユニセックスで使用できます。グリーン・マリン・アクア・ウッディなど。 シトラス系 柑橘系のフルーツを香料に、さっぱり爽やか清涼感があります。クールに決めたいときやライトな感覚で、ユニセックスでも使用できます。オーデコロンに多いタイプで、主として、ベルガモット・レモン・ライム・マンダリンなど。 フゼア系 渋みと深みがあり、官能的な香りです。独特な雰囲気を醸し出し、男性用に多いです。主として、ラベンダー・オークモス・クマリンなど。 |