セミナーに参加して、向山先生にかけていただだいた言葉から自分の生徒への対応を振り返りました。
どうでしたか。ドキドキしましたか?
初めての論文審査のあと、向山先生がかけてくださった言葉である。
第3回法則化中学全国セミナーでの論文審査、カミソリのような切れ味で審査をされる向山先生が目の前にいらっしゃった。
「向山先生の調子の良いときはCが多い。」ということを聞いた覚えがあった。まさにその通りであった。
自分もほんの数行論文を読み上げたあと、ズバッと斬られ、審査が終わり席についてから手足が震えてきた。
「あんな枚数もない論文を読み上げるなんて、とんでもないことをしてしまった。」と終わってから冷や汗がでてきたのである。
その直後であった「どうでしたか?」と向山先生が声をかけてくださったのは。
びっくりして返事ができないでいると「ドキドキしましたか?」と続けて声をかけてくださりそのときにやっと「はい、ドキドキしました。」とだけ返事をすることができた。
論文審査のときの厳しいようすとはがらりと変わったやさしいお声であった。
緊張の場面のあとであり、とてもうれしい言葉であった。
「次回はもっとたくさん論文を持ってこれるようがんばろう。」とやる気がわいてきた。
そして考えた。「自分は生徒にこのような言葉かけをしているだろうか?」と。
生徒が緊張の場面に立ったとき、失敗をしたと落ち込んでいるとき、フォローの声かけをしているだろうか。
そのまま放っておいていないか。
生徒の自信を失わせたままにしていないだろうか。
心から反省した。