報告者 進士かおり
2004年9月例会。参加者は5名。土嶋氏は急に「やって」と言われた模擬授業をすぐに挑戦。大村氏は、3本もの授業を準備されて例会に臨んだ。二人の挑戦する気持ちに刺激を受けた例会であった。
日時:2004年9月25日 午後2:00〜5:00
会場:芸濃中学校 3−2教室
参加者:大村、土嶋、坂口、紀平、進士
内容:月刊「中学女教師」丁合作業
模擬授業
田上善浩氏の授業DVD視聴
模擬授業
土嶋 「Where is a ball?」田上善浩氏の追試
大村 フラッシュカード 「竹取物語」「1次方程式の計算」(西野一葉氏の追試)
紀平 中学1年数学 式の計算 『向山型数学教え方事典』より
進士 社会 「執念が生んだ新幹線」(橋本幸康氏の追試)
模擬授業より
土嶋氏:「Where is a ball?」田上善浩氏の追試
模擬授業を用意していなかったのだが、進士が田上先生のDVDを持参していたので、急遽
「じゃあ、これやって」とお願いし、授業をすることになった。
・リピートの回数(2回→1回→0回)やリピートさせるタイミングが勉強になる。
・思っていたよりも、リピートのタイミングが早い。生徒が言い終わるか
言い終わらないかのタイミングで教師がリピートする。
・これから行う前置詞の授業に活かしたい。
大村氏:
3本の模擬授業に挑戦。そのうち1本は数学。
「フラッシュカード」
古文の単語のフラッシュカード
・生徒役が答えるのに時間がかかった。
・他の単語を見たときに応用が利くだろうか。
・古文の単語はフラッシュカードで定着させることが有効だろうか。検証が必要。
・フラッシュカードを持つ位置は動かさない。生徒の視点の移動を少なくすること。
「竹取物語」
・指示の追加はしない。終わりを示す。番号が増えると生徒は「え〜」と思うだろう。
・かすかに語尾がかすれるので注意。
「1次方程式の解き方」(西野一葉氏の追試)
・ただの空白の間が多くなっている。もたつく感じがした。
・誉め言葉のために、リズムが崩れている感じがした。もっと短くていい。
・なぞらせたところで確認が必要。
・なぞる直前に「ていねいに」と指示があれば、できた。ほとんど
なぞり終わってからでは効果は少ない。
・方程式で大事なことは=をそろえること。その指示をどこかで入れる
必要がある。例えば、移行した式をノートに書くときに、「=をそろえて書く」
と言うなど。
・HPからダウンロードして追試を行った。そのまま授業をしてみたが
文字にあわられていないところがある。それは実際に授業を見ないと
わからない。
紀平氏:「式の計算」(向山方数学教え方事典より)
・生徒をよく見ることができている。
・ムダな言葉が減った。以前とは別人のようだ。着々とうまくなっている。
・姿勢が良い。板書しているときも目線が生徒に届いている。
・「念のため」という言葉をいつ使うのか、考える。
また念のためという言葉が際だたない方がいい。
進士:「「執念が生んだ新幹線」(橋本幸康氏の追試)
・新幹線の模型を使った授業プランために行った授業。
・説明がとにかく長い。
・本1冊では授業に深みがでないことがはっきりした。
・新幹線の技術の1つを主に取り上げて授業を組み立てた方がいい。
・紀平先生より、新幹線の蛇行道や、アルミの構造についてお話を
聞くことができ、「調べてみよう」と意欲がわいた。
・やっぱりサークルで授業をすると、いろいろなヒントをもらえるので
勉強になる。