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授業がうまくなるには、授業をするしかない



進士かおり(JHS三重アイリス)

2003年7月12,13日に行われたTOSS中高琉球セミナー、2次会でももちろん「模擬授業」があった。その時の井上好文氏の言葉から実感したことである。

琉球セミナー、2次会は和室の宴会場であった。
宴会場にはプロジェクターとスクリーン。もちろん模擬授業のためである。
夏のTOSSサマーセミナーで授業をされる田上善浩氏がまっさきに授業をされた。講師である染谷幸二氏も授業を2本された。
2次会、宴会場での模擬授業とは思えない。すでにセミナーの講座並である。
次々と授業が進む中、井上好文氏が次のようにおっしゃった。

授業がうまくなるには、授業をするしかない。

プロの目安は100回。100回授業をした人はコメントが違う。

井上氏が参加者に模擬授業の回数を問われた。
染谷幸二氏、新里誠氏(TOSS沖縄教育サークル代表)は当然の100回以上。
宮城の西野一葉氏が90回以上。前に座っておられた千葉の永島稔明氏は50回以上。
いつも骨太の提案をされる社会科の先生だ。「やっぱり」と思った。
続いてお話されたことは、「模擬授業での壁」についてであった。

・0回から1回目の壁…1回やったら10回はできる。
・10回から30回への壁…サークル模擬授業30回やったらちょっと見られるようになる。
・50回、60回の壁…頭打ちになる。わかっているけどできない状態。
「自分自身で納得しないのはカウントしない」
「1回、1回略案でいいから用意する」と心構えについてもお話を伺った。

 私自身、井上氏とお会いしてから1回目の模擬授業をするまでに2年以上の壁があった。その後、サークルで模擬授業をして30回。しかし、井上先生の前での模擬授業は勇気がいる。琉球セミナー2次会でも、用意はしていったものの「やります」の一言が言えなかった。
 でもやっぱり「授業がうまくなるには、授業をするしかない」そして授業を斬ってもらうことだ。





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