提出する論文にも順番がある。論文審査を通して教えていただいたことである。
2001年10月の第3回法則化中学全国セミナーで、はじめて論文審査を受ける機会に恵まれた。
たった2枚の論文しか持って行けなかった。しかし論文審査をうけたことで学んだことは大きかった。
その一つが
(論文の)内容は悪くなかったよ、でも順番が逆だ。
という井上好文氏のお言葉である。
私が持っていた論文は1枚目が構成的グループエンカウンターの追試実践。2枚目がTOSS中学島根の川神正輝氏の2学期の学級開きの追試であった。
論文審査では2枚目の学級開きを見ていただいた。
講座終了後の二次会の席で上のように井上氏からお言葉があった。
そして次のような言葉が続いた。
「一番見てもらいたいものは前に持ってこなければ、
法則化の運動を進めているんだから法則化の実践を前にもってこなければ」
その言葉を聞いて、自分の考えの浅いことに気がついた。
たった2枚の論文。しかしその提出の順番にも思想があり、哲学がなければいけない。
そのことを教えていただいた。
提出の順番からも「自分は何を伝えたいのか。」をはっきりさせなければいけなかったのだ。
このことはただ論文を提出するだけでは、学べなかったことである。
セミナーに参加し、論文審査を受けることで大切な指摘をいただくことができた。