(C)TOSSインターネットランド/中学校/3年生/生活指導/学級通信/



最後の三者懇談のあとに語ること

中学校卒業とはそれぞれの道を進むことである

                       



進士かおり(TOSS中学/三重アイリス)

中学3年生の2月、公立一般受験校を決定した三者懇談の後に出した学級通信である。中学卒業後、就職の道を選ぶ仲間もいることから、それぞれの道を選ぶのが中学を卒業することであることを伝えた。


三者懇談が終わり、それぞれの目指す道が定まりました。
20日にはそれぞれの学校に願書を提出に行ってきます。

あと16日で卒業の日を迎える皆さん。
「もうすぐお別れなんだな。しみじみ思う。」と生活ノートに書いている人もいました。

中学校を卒業したら、それぞれの道を行く。
小学校の卒業と違うのは、社会へ出て仕事をするという道を選ぶ人もいるということ。自分の給料の中から税金を払う人もいるということ。

先日、ハローワーク(就職安定所)に行き中学校卒業生の就職についてお話をうかがってきました。
その相談員の方がおっしゃっていたのが

「会社は給料を稼ぐところ、汗水たらすところである。お金をもらいにいくところではない。」

という言葉です。

「働くということは自分の持っている力(労働力)を会社に提供することです。会社(企業)はその労働力と引き換えに給料を渡します。行けばお金がもらえるものではない。自分が働くことでお金を稼ぐ、自分で稼ぐという気持ちが必要です。」

と言葉が続きました。

「学校は、いっちゃあ悪いけど、いすに座っているだけでも一日過ぎていく、会社はそうはいかない。そんなことでは給料は稼げない。」

ともおっしゃっていました。
聞いていて、「なるほど、その通りだな。」と思いました。
「会社は汗水たらして,給料を稼ぐところ」会社へいけば何とかなるだろうなんて、甘い気持ちではダメだということがわかります。
厳しいです。

そんな厳しい社会に一足先にとびこんでいく
あと一ヶ月後には。
そんな仲間がいることも忘れないでください。

お互いの進路に向かう気持ちを支えあい,励ましあえる仲間に
お互いの夢を語り合える仲間に




前ページ教師修業インターネットランドご意見・ご感想

Copyright (C) 2003 TOSS-JHS. All Rights Reserved.
TOSS(登録商標第4324345号)、インターネットランド(登録商標4468327号)

このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません