1 福留 孝介 95点
142試合 打率.328 515打数 169安打 28本塁打 103打点
13盗塁 出塁率.430 0失策 |
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地に足のついた主軸として、十分な活躍。 ゲーム数の増加効果や、打順がウッズの後ろになったこともありましたけど、とにかく初めて100打点を突破したことは一番評価したいポイントですわ。 打率、打点はほぼ満点。 相手チームに与える威圧感も抜群で、全日本のクリーンアップにも相応しい存在やと思います。 …でも個人的には、本塁打は40本をノルマと思うてるだけに、これをクリアせん限り評価点100点をつけることはできんなぁ。 BS多村やS岩村より長距離打者としての評価が下では困るし、三冠王・H松中をも超えることもできると私ゃ固く信じとるんです。
日本一の打者。
走・攻・守の三要素がこれだけ高水準な選手はおらず、その意味では「日本一の野手」の称号は手にしてますが、いずれメジャーに巣立つであろう奴には、それまでにこの称号を是が非でも手に入れて欲しいんですわ。 現在の実力、素材、伸びしろを考慮すれば、それは絶対に可能なはずやから。
奴の外野守備については、すでに日本一やと確信しとります。 スローイング、打球勘、球際の強さ、すべてに一級品。 特にスローイングについては、私はイチローすら超越するものと確信しとります。
遠投ではイチローの方がやや上かも知れまへんが、奴の捕球からスローイングまでの速さは内野手上がりでなければできない芸当であり、低い弾道で放たれるレーザービームのスピードとそのコントロールは日本人離れしたものですわ。
04年はゴールデングラブを逃してしもうたけど、奴がレギュラーを張り続ける限り、セ・リーグのゴールデングラブは奴のものであり続けるのが当然。 多村、金城、赤星などセ・リーグにも名手は多士済々やけど、奴の存在感はそのくらい群を抜いたものやと思います。 これだけでもメジャー行きの資格十分やと言えますな。
さてメインテーマたる打撃。
首位打者の奪回をテーマに臨んだという05年シーズンは、ロングヒッターを目指した04年よりシュアでそこそこの結果を残したと思います。 技術的な変化は明白であり、セオリー通り反動を作るための無駄なアクションを小さくしたことで、ミート能力が向上したというものですわ。
■05年 (A) (B) (C) (D) (E) (F)
■04年 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
04年に打率が下がったのは、04年評価で指摘したように原因が明白。 飛距離を出そうとして左肩が下がり、バットが波打つようなアッパースイングになってしもうたこと。
それに比べて05年は、(B)の時点で(2)より両肩が水平でありバットが投手側に入り込んでいない、(C)は(3)と比べてグリップが身体に近いところにある、そして(D)のトップでは(4)が左肩が下がったおかげで右脇が完全に開いた状態であるのに対して、右ヒジはきちんと締められた状態で右半身のカベががっちりと作られている。 クルッと身体の軸で回転して、バットがレベルに出るようになったわけですな。 しかし普通に振れば、これくらい奴にとっては造作もないこと。 これが奴の能力の全てやないのが、私にとってはジレったいところなんやね。
06年、奴は新打法に挑戦するとのこと。
それは構えたグリップを(A)の時点で(C)の位置に、要するにグリップを最初からトップの位置に置くことによって無駄なアクションを省き、さらに安定度の高い打撃を目指すというものですわ。
打撃の究極の理想は、トップで構えたバットをそのまま強くスイングするという無駄を極限まで廃したものであり、言うなればメジャーリーグのバリー・ボンズがそれに近い。 孝介はこれを目標とするというわけやね。 ただし難点もある。
トップに向かってグリップを動かすのは無駄なアクションではあるけれど、タイミングを合わせるためのものでもあり、タイミングの変化に対してタメを作れず上体が流れやすくなる。 また反動を使わないことで飛距離が落ちるという側面もあり、04年に陥った不振に再度ハマる可能性は捨て切れんのですわ。 しかし奴は究極を目指すという、その意気や良し!ですな。
この新打法挑戦については、実は私が「メジャーを目指すなら」と04年評価で指摘した方向性そのまんまなんですわ。 それはメジャーのムービングボールに対応するために、イチローも松井も通過した道なんやね。 (中村ノリはそれができなかった様子) これを見る限り、FA権取得を目前にした奴がメジャー行きを視野に入れとることは、間違いないものと思います。 個人的には非常に残念なんやけど、その日がくるまでは奴の成長を見続けたいところですわ。
せめてそれまでは、ドラのために頼むで! |
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6 井端 弘和 100点
146試合
打率.323 560打数 181安打 6本塁打 63打点
22盗塁 出塁率.405 5失策 |
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文句なしに05年度MVP。 04年度評価でも野手MVPであり、二年連続の大活躍。 う〜ん、どうやらドラのチームリーダーは、着実に立浪から井端に移行しつつあるようですな。
守備、走塁、打撃の全てにおいて、奴のチーム内貢献度は絶大であり、それをベースとしたリーダーシップも発揮し始めとるようにも見えます。 今後も落合野球の体現者として、チームの看板となっていくのでしょうし、そういう存在は奴しかおらんでしょうな。
まず走塁面。
分かり易い指標で言うと盗塁になりますが、04年評価では成功率を上げることが課題やと指摘したんやけど、04年.677⇒05年.733と数字の向上は見られました。 荒木との1-2番ユニットとして、十分な盗塁成功率やと思います。 荒木−井端の走者1-2塁や1-3塁では、「何かやってこないかな」と楽しんで見ることができますな。
次に守備。 語る必要も不要なほど、チームへの貢献度は高いですな。 これも荒木との二遊間は、他チームとは一線を画する素晴らしいコンビやと思います。
俗に言う「強肩」とは言い切れんことを除けば、三遊間から二遊間にかけての横方向、そしてスピード豊かにボテボテのゴロにチャージする前方向、左翼前方まで半身でチェイスする後方向と、広大な守備範囲を誇っていることは言うまでもありまへん。
特に、強靭な下半身によって常に接地しているグラブにより球際でも確実に捕球できるところや、野手として一番難しい正面の打球への反応、崩れた体勢からのクイックスローなどは、見て楽しいプレーですな。 年間失策5は04年の4より増えましたが、4月に失策が続いたことを考慮すれば安定感は出色のものであり、二年連続ゴールデングラブに相応しい実力の持ち主やと言えますわ。
(A) (B) (C) (D)
打撃面はさらに素晴らしい。
昔、西鉄ライオンズに強打の二番打者・豊田(現解説者)がいましたが、彼は「二番が一番楽しい。走者を送ってチャンスを広げるも良し、強打して自分でゲームを決めるも良し、何でもできる」と語っていました。 まさに奴にも同じことが言えますわ。
流して良し、引っ張って良し。 送って良し、強打して良し。
なおかつ荒木の盗塁も助け、二番打者としての役割をほぼ完全に果たしながら、残した打率が.323 (2ストライク後.277/得点圏.408)。 内角球を一塁側へファールして粘る技術は、恐らく球界随一やないかな。
もう、完璧やね。
これだけ制約の大きい中で、よくぞここまで内容の伴った数字を残してくれたものと思います。 誰やねん、「二番打者はロングヒッターには勝てない」などと、素人丸出しの戯言をほざいた奴は! 一人の選手が、これだけマルチかつ完璧な仕事をしているケースは稀やというのに。
さて06年シーズンには、奴を三番に起用するプランがあるそうな。 確かに制約がなければ首位打者も獲るかも知れんし、あれだけの勝負強さがあれば三番には持ってこいやろね。 しかし俊足トップバッターを生かしつつ、きっちり繋ぎ役ができる選手は他におらんと思うんやけどなぁ。 比較的に淡白な選手が多い中、二番は変えずに三番には次善の選手を置く方がリスクは少ないのと違うやろか。
いずれにせよ奴の豊富な才能があればこその悩みやけど、06年は前期以上の活躍を期待したいものですな。 |
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44 タイロン・ウッズ 85点
137試合
打率.306 506打数 155安打 38本塁打 103打点 3盗塁 出塁率.392 9失策 |
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評価が難しい選手ですな。
打撃面の数字だけ見れば間違いなく期待通りなんやけど、その内容や守備面のマイナスを考慮すると、諸手を上げて「合格!」とは言えんところやね。
また一ゲームで評価するのは酷なんやけど、9/7ナゴヤドームでの久保田から食らった三球三振は、結果的に優勝争いを決定付けただけに個人的にはマイナス評価がついてしまいますわ。 ★同じコースを三球続けて空振り、ボールに掠りもせず…
勿論、逆にゲーム展開を引っくり返すようなホームランをチームに何本かもたらしてくれた事は事実であり、これこそ奴を連れてきた理由でもあるけど、得点圏打率.254が示すように、犠飛やタイムリーで確実に1点が欲しい時に出なかった印象が強い。
特に6月までの不振は深刻で(守備面のマイナスが打撃に心理的に影響したという、評論家筋の評価がありましたが??)、その間は04年に対してプラス戦力になっていたとはお世辞にも言えないところやった。
守備面の評価は言わずもがなでしょうな。 フィールドプレイヤーとしての動きの悪さは勿論のこと、内野陣からの送球がワンバウンドになると、それがイージーバウンドであってもことごとく後逸するのを見ると、さすがに閉口しましたわ。 04年のファーストがゴールデングラブの渡辺であったことが、その落差をさらに大きいものに見せたように思います。
ただし奴も守備面のマイナスは痛感しとったようで、周囲の助言に耳を貸し、ノックを多めに受けて、シーズン後半のグラブ捌きは若干向上したような気がします。 こういう姿勢については評価したいところやね。
打つ方の存在感は大したものですわ。 孝介が目の前で敬遠されるシーンなんて、奴がクリーンアップに定着してから初めて見たくらいやから。 (個人的には、孝介の方がステディで破壊力もそれほど劣らんと思うんやけどね) それなりに奴が勝負所で打てんのは、結局は捌けんコースがあるからでしょうな。 討ち取られるのが目立つのは、外角に外れていく変化球に手を出すケース。 しかし実際のところ奴は外角が得意ゾーンであり、本来は見切りも悪うない。 得意ゾーン付近に苦手ゾーンありという格言通りのところもあるでしょうが、一番悩まされたのは最も苦手な内角高目を見せ球にされる、或いはそのコースを決め球に使われることやったと思います。 内角高めに意識が集中すると、どうしても外角への対応は疎かになる。
孝介あたりは内角をきぞしく攻められても左へ持っていく技術があるので、2ストライク後もあまり極端な打率の低下はありまへんが、奴の場合は2ストライク後の打率が極端に落ちます。 意識しても捌き切れないコースがあると、いろんなコースに穴ができてしまう典型的な例ですな。
(A) (B) (C) (D)
奴のフォームは、外国人の強味を生かした優秀なものですわ。
完全にトスバッティングの延長のようで、殆ど下半身を使わず、ボールに対してバットを最短距離でぶつけるものであり、これなら軸ブレせずに確実なミートが可能になります。 無駄に力を入れていないにもかかわらず、人間離れしたパワーが爆発的な飛距離を生むスイングやね。 これはテークバックで殆ど力が入っておらず、バットをぶつけるように出すスイングなんやけど、軸を回さないために、身体に近い内角高めに対しては十分な力を出せず、どうしても振り遅れてしまうんですわ。 ええフォームでありながら、どうにもならない欠陥を抱えているとも言えるわけですな。 来季は何か対策を考えてくるやろか? 軸を回すようにしないと、対策は難しいと思うんやが…。
奴に対しては入団の経緯が少々気に入らなかったため、なかなか中心選手としては認められなかったんやけど、高給取りになって天狗になるかと思いきや、かなりチームに対する忠誠心の高い選手やというところは見せてくれたと思います。 それでようやくシーズン中盤には、頼れる?四番として認知することができました。 来季は37歳になりますけど、06年は40本塁打・120打点をノルマに頑張って欲しいですな。 |
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3 立浪 和義 55点
138試合
打率.253 501打数 127安打 9本塁打 56打点 2盗塁 出塁率.345 12失策 |
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正直言うて、今季で引退やと思うてました。 それだけに、今季はたとえ優勝できんとしても、奴にこのシーズンを与えるくらい構わんと、そのくらい強く意識しとったんですが。 裏を返せば今季の奴はチームの役に立つと言うより、寧ろ足を引っ張る存在やったわけですな。 チームリーダー、ミスタードラゴンズが不振になると、チームもおかしゅうなる典型的なシーズンになってしまいましたわ。 結局来季も現役続行と決まったわけやけど、さすがに来季まで奴に与えるわけにはいきまへん。 監督もサードのレギュラー剥奪を示唆しただけに、来季は奴にとって正に選手生命を賭けるシーズンになりそうです。
03年のフォームと今季の(B)を比較すると、今季の方がテークバックを大きく取っていることが分かりますな。 投手側の右肩と上げた右ヒザが、より深く捕手側に入り込んでますわ。 これは下半身の故障もあって、身体のキレが失われつつあるため、より反動をつけて回転しようとしているものと思います。
結局、パワーが失われたんですわ。 ケガもありますけど、要するに「衰え」なんやね。
■05年 (A) (B) (C) (D) (E)
■03年 |
スイングのための反動が大きくなると、軸はブレやすいし、内角には差し込まれやすくなる。
タイミングを合わせられる幅が狭くなるだけに、打率が落ちるのも当然やと思います。 だいぶ前の話やから、今がどうかは分からんのですが、奴はウェートトレーニングを一切してなかったようです。 身体が元気なうちはそれでええでしょうが、今はちゃんと鍛えてくれとるんやろか…?
無駄なアクションは極力廃するのが打撃の鉄則であり、それで強くスイングできるフィジカルがなければ、奴の
復活はないのと違うやろか。 |
そして、私が奴の前途を悲観する最大の理由は、その守備力の絶望的な低下ですわ。 サードからファーストへ送球するための肩、そして捕球のために身体をボールに寄せるためのフットワーク。 全ての点で、プロの水準を大きく下回ってます。
神宮で見た奴は、大きく弾んだサード後方への打球を反り返って捕球した後、そのまま腹筋で頑張って送球することができず、ワンステップしてからの送球。 しかもこれがワンバウンドのとんでもない送球になってしもうた。
あの華麗な守備は一体どこへ行ったのかと、暗澹たる気分になったものです。
肩の衰えは酷いもので、ステップスローしても悪送球するわけやから、正直言うて高校生並みか、それ以下やね。
悪いことにファーストが渡辺からウッズに変わったため、奴の悪投をフォローしてくれる存在がいなくなり、奴の衰えが一層際立つことになってしまいましたわ。 とにかく助走をつけても、サードからファーストまでノーバウンド送球できんようでは、ポジションはないと考えるべきやないか。
またフットワークについても、下半身の故障の影響かも知れまへんが、瞬発力がないため横方向の守備範囲が狭い。 さらに腰高のためにグラブが下まで降りず、追いついているのにグラブの下をボールが通るケースもしばしば。 打撃にも衰えは色濃く見えますけど、守備での衰えはもっと深刻ですわ。 これだけフィジカルが衰えとる選手が、ホンマに現役を続けられるもんやろか…。
これだけあからさまに衰えを見せられると、打率.250以上をキープできたのは奇跡とも言えるかも知りまへん。 それこそ「さすがミスタードラゴンズ」とは思うんですが…。
しかしクリーンアップを打ちながら、3ゲーム当たりで1打点しかないようでは困るし、あの守備力ではグラウンドに出すわけにはいかんわ。
この状態で現役を続けて、あれだけの選手がベンチに座り続けるようなことになると、チームの雰囲気がおかしゅうならんか心配です。 (まぁ、奴の影響力がいくら絶大やと言うても、そろそろチームリーダーは井端に移行しつつありますけどね)
奴の復活には、とにかく肉体を鍛え直すこと。 私ゃいつまでも奴のプレーを見てみたい。 ウッズと同い年の36歳、まだまだ年齢的には引退は早いと思うんやけどね。 死に物狂いでレギュラーを再び奪回するところから、来季のスタートを切って欲しいところですわ。
頑張れ! |
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9 井上 一樹 70点
107試合
打率.302 245打数 74安打 10本塁打 38打点 3盗塁 出塁率.335 1失策 |
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一シーズン、いや一ヶ月でもフォームがコロコロと変わり、好調が長続きしない。 上半身がブレて、ストレートに詰まり、変化球に泳ぐ。
見るからに「無様」、それが奴の特徴でした。 しかし今季はこれまでの悪癖を打ち払い、安定した打撃を続ける、新しい奴を見せてくれたと思いますわ。
【05年5月】 (A) (B) (C) (D)
【02年】
今季の奴の打撃の特徴は、軸になる左足の真上に腰を置き、殆ど体重移動なしで軸足回転するというもの。 上の写真なら、02年と今年の(C)を比較すると分かり易いですな。
02年では思い切り右足を踏み込んで、大きな体重移動によって強く振ろうとしてますが、身体が「人」の字に見えるほど腰が投手側に移動しており、ちょっとタイミングを外されたら簡単に右ヒザが割れて泳いでしまうはずですわ。
一方で今年は、(C)でスイングを開始しても重心は軸足側に残っており、(D)でのフォロースルー(実はこの写真はホームランスイング)まで一貫して腰は軸足の上に位置してますな。 また(B)でトップを作って(C)で始動するまで、力みが全く見えないのもええですな。
内角の速いボールには詰まるでしょうが、空振りしたり、ポップフライになるのではなく、ハーフライナーになるような詰まり方になると思いますわ。 そしてその他のコースへは、無駄なくバットが出るはず。
内角を突かれた時に、ムキになって強く振ろうとすると、元の木阿弥になっていくもの悪癖が顔を出すところやったけど、今季は腰の故障で調子を崩した以外は何とかええ状態を維持できたように思います。
来季は選手会長になるそうですな。 今季掴んだものを生かして、さらなる飛躍を期待したいところやね。 |
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4 アレックス・オチョワ 70点
137試合
打率.269 524打数 141安打 18本塁打 78打点 1盗塁 出塁率.345 3失策 |
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正直言うて、今季で解雇したいところなんやけどね。 同じパターンで簡単に討ち取られるのは、3億円選手としてはあるまじきザマやと思います。 今季は殆ど全ての成績が昨季を下回り、さらに終盤には二軍落ちも経験しましたが、再昇格後も大して改善されん打撃やった。 開幕戦でサヨナラ満塁ホームランを打った際には、こんなシーズンになるとは夢にも思わんかったのにね…。
その開幕戦では、絶好調のBS三浦が内外角を厳しく攻めてくるボールをことごとくカットし、最後の甘いボールを一発で仕留めて見せた打撃には、今季の好成績を期待させるのに十分やった。 強引さが影を潜め、交流戦が始まるあたりまでは、奴は主軸のウッズ、孝介の不調を埋める活躍を見せてくれましたわ。 それが夏場には、何でもかんでも引っ張りにかかって凡打の山を築くようになってしまうんやから、打撃は難しいですなぁ。
(今季OP戦時点) (A) (B) |
(04年) (1) (2) |
昨季の打撃なんて、(1)では頭から突っ込んで行っとるし、
(2)では強振しようとして、左肩・左腰のカベは崩れているほ
か、下半身に力が入って左足のツマ先と右足全部が浮い
てしまっとる。 これに比べて、今季の春頃は(B)で見られるように、軸足の
回転や左半身のカベも、昨季より明らかに向上が見られま
す。 春先の好調は決して偶然ではなかったことが分かる写真
やけど、これがガタガタになるとはね…。 |
終盤に見た奴は、落ちるボールをことごとく空振りする始末。 私が生観戦したゲームでは、BS門倉・川村のフォークに殆ど手を出して3三振。 荒木が低目を捨てる割り切りを見せて四球を選んだのに対し、奴には何の工夫もなかったのが腹立たしかったわ。 よくもあれだけ同じ攻めに引っ掛かれるもんやで。 あの打撃が直らんのであれば、周囲の士気を考えても、他の選手を使う方がよっぽど有益やと思いまっせ。
守備でも集中力を切らす場面が散見されたし、来季が非常に心配ですわ。
奴には年俸に見合うプレーを、強く要望したいと思います。 |
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