2005年6月25日(土) |
参加者16名 |
松崎 中正、川口 泰、岩崎 清彦、木村 良次、長島 威、染谷 明、高野 七郎、田村 昭雄、戸部 秀明、荻原 克則、黒沢 資到、宇都野 正敏、加島 篤人、米山 博久、真下 俊哉、斉藤 雄一 |
米山 博久 記
昨年末地元埼玉に単身転勤となり、あるとき一つ先輩の黒沢さんより電話をもらった。同期の加島さん、宇都野さんと4人で久しぶりに一緒に会ったときに、今回の山行に誘って頂いた。もうかれこれ16年間、そういえば結婚してからまったく山へ登っていなかった。多少心配であったが、行程も短いので大丈夫と聞いて参加することにした。近頃まったく運動をしていないので、運動靴すら持っておらず、登山用品を揃えることから始めると、気持ちがワクワクしてきた。トレーニングも少しはやっておこうと思ったが、できずじまい。まあ、体には自信があるからいいか、と思っていよいよ当日。
川越に集合し、AM6:30バスで出発。雨を心配していたが、まさに梅雨の中休みの絶好の天気となった。参加メンバーはいつもの方々とのこと。バスの中では近況報告、当日の行程などの話もしながら、信越自動車道を進む。車窓から妙義山もはっきりと見ることができた。途中サービスエリアに止まり、各自ペッボトル飲料などを購入。東部湯の丸ICで高速道を降り、湯の丸山の登山口の地蔵峠を目指す。予定通りAM9時半ごろ到着。楽しいバス旅であった。
まず記念撮影。そばに売店があり、子供たちがとうもろこしを焼いている。香ばしい香りがしている。湯の丸山はスキー用のリフトもあり、これを利用すると途中のつつじ平までは割りと楽に登れる。おばさんハイカーも多い。ここのところの登山ブームを実感する。いよいよスタート。見た目より結構きつい上りだ。日差しも強い。ゆっくりと景色を楽しみながら登る。途中何度も水分を補給する。途中ところどころでつつじが咲いている。多分満開なのだろう。
上り始めてから30分位か(時間は良く覚えていない)左手にリフトの駅を通り過ぎて、林を抜けると展望が開ける。つつじ平に着く。つつじの大群落だ。あたり一面蜜のにおいがする。多くの人がつつじを背に写真を撮っている。一番良い時期に来られたことを改めて実感する。それにしてもなんと人が多いことだろう。こんなに一度に人間が山に入って大丈夫なのかと心配になる。(自分もいっしょだが)
ここからいよいよ最後の上りで頂上を目指す。見た目はきつそうな上りだが、ちょうどお昼時で上り下りとも渋滞していたので、途中途中で景色を楽しみながらゆっくりと登れた。後ろを振りかえると浅間山方面もかすんで見える。湯の丸山登頂。2000メートル峰をこんな手軽に登れるなんていいことだ。頂上からは360度の展望。かすんではいるが周囲を見渡せた。天候に恵まれ、とても幸運であった。頂上へはそれぞれのペースで昼位にはみんな到着。昼食を摂る。目の前には次に目指す烏帽子岳が見える。いい汗を掻いた。ここまでは順調。一安心。
これからはバスの中で話をしたように行程が分かれる。角間峠経由で『雪山賛歌の碑』を見に行かれた先輩もいたが、烏帽子岳へ向かうことにした。一旦、湯の丸山を下って鞍部へでる。ここでもつつじが見られる。それから烏帽子岳への上りのスタート。思ったほどきつい上りではなかったが、疲れが出てきた。日ごろの運動不足を感じた。烏帽子岳は湯の丸山と違い、登る人の数は少ない。稜線まで登ると、すばらしい展望とつつじ。それにしてもどこへ行ってもつつじがある。誰かが植えたみたいだ。少し休憩。ここから尾根伝いに登っていくと頂上である。途中ピークがあり、頂上かと思ったが、違った。がっかりしながら進んでいくと頂上にたどり着く。ここからの眺めも最高。山に登ってよかったと思うひと時であった。しばし景色を堪能する。
下りは烏帽子岳と湯の丸山との鞍部まで引き返し、湯の丸山の巻き道を地蔵峠へと向かう。ほとんど平らの道で子供のころ近くの雑木林を歩いているのと同じ感じだ。結構な速さで歩いたので、あっという間につつじ平との分岐に到着。ここで二手に分かれる。しばらく行くとキャンプ場がある。水場もある。顔を洗う。冷たくてとても気持ちいい。少し歩くと地蔵峠へ到着。PM1:30位。ちょうど良い距離であった。無事帰って来られて内心一安心。 みんなで生ビールを飲む。気持ちいい。
『雪山賛歌の碑』を見に行かれた先輩たちも戻り、バスに乗ってお楽しみの温泉に向かう。いい汗を掻いた後の温泉は最高。こういう生活を待っていました。その後は座敷にて恒例の宴会となる。とても幸せな気分でお酒を飲む。
その席でなぜか私が山行記を書くことになってしまった。とても楽しかったので少しはお役に立たなくてはと思い、引き受けた。
帰りのバスはお酒をのみながら、学生時代の話で盛り上がった。
川越にはPM8時過ぎに到着。長島先輩主催のお疲れ様会。
家に帰ってぐっすり眠った。
最後にこのような山行が長く続づいていることに敬意を表し、今回誘って頂いた黒沢先輩、幹事の加島さん、宇都野さん、お世話になった長島先輩はじめ皆様にお礼を申し上げて山行記を終わりとさせていただきます。
ありがとうございました。