■第6回 上田太郎山

1995年11月3日 (祝)
参加者9名
参加者;川口泰(5),岩堀弘明(8),川上康夫(8), 岩崎清彦(9),長島威(13),石井秀世(13),古島照夫(14),染谷明(14),高野七郎(14)

山行記 

9期、岩崎清彦

上田太郎山92年秋の浅間隠山に始まった我がOB会山行も、昨年から公式山行を春秋の年2回行くことになったが、未だ秋山への参加者は春に比べ少ない。 今回も9人しか集まらず、結局、乗用車2台に分乗しての出発となった。

太郎山と聞くと奥日光の方が有名だがあちらは「たろうさん」で上田にあるこちらは「たろうやま」というらしい。標 高も2,367mに対し1,164mと半分の高さで丘のような平凡な山だが、上田市を眼下に見下ろす眺めはきっと素晴らしいだろうと想像しつつ何時ものように川越を6時に出発した。

関越道から上信道へ佐久インターで下り広域農道を走って上田市山口にあるリンゴ園に車を置かせてもらい勇躍出発となった。この辺は上信越自動車道の 工事が今や真っ盛りで太郎山を貫くトンネルの工事現場の辺りを迂回しつつ、太郎山登山口の道標を見付けて山道に入る。尾根コースだが最初から急な階段状の登りで樹林帯を行くため殆ど眺めはきかないが、今を盛りの紅葉と一丁ごとに置かれたらしい小さな石灯篭に慰められ、高度もぐんぐん稼げて気持ちが良い。

ところどころで互い に写真を撮ったり撮られたり、やがて太郎山神社の赤い鳥居が現れる。
社殿を通過し5分ほど登ると難無く頂上へ到達。広い芝の山頂には数組のパーティが先着している。上田市のシンボル的な市民の山らしく何でも毎日登って来る人もいるらしい。
上からの見晴らしも素晴らしく眼下に上田市街とキラキラと光りながら悠然と流れる千曲川、そして遠く蓼科と美ヶ原それに八ヶ岳、さらには秩父、南アルプス、東は根子岳、四阿山、湯の丸、そして西にはすっかり冠雪した北アルプスの山々、と想像したとおり360度の眺望である。
ここで昼食となったがウイスキーなど持参した者からご相伴にあずかりしばしの至福の時を過ごしたのち下山。帰りは林道コースを一気に下りてしまう。

全体で約4時間半の行程であった。舗装道路に出てからは工事車両が頻繁に通る道を駐車してあるリンゴ園まで行き、園主が話すリンゴの育て方に感心したり、みやげのリンゴなどを選んだりして帰途についた。途中、東部町の温泉施設 「遊楽里館」に立ち寄り疲れを癒してから一路川越へと向う。
着いてから「幸すし」にて残った6名(岩堀、川上、長島、古島、染谷、岩崎)で打ち上げを行い、天候の特異日11月3日で天気に恵まれた今回の山行も目出度くお開きとなった。


山行記録INDEX | HOME