2004年6月19日(土) |
参加者21名 |
松崎 中正、川口 泰、八木 一郎、岩堀 弘明、関口 洋介、井上 雅弘、澤田 英教、長島 威、星野 光伸、石井 秀世、染谷 明、高野 七郎、田村 昭雄、戸部 秀明、黒沢 資到、宇都野正敏、加島 篤人、真下 俊哉、三瓶 達生、鷹嘴 、入澤 清 |
[コース] 元橋登山口−(平標新道経由)平標山の家−平標山(一部仙倉山往復)−松木山−元橋 |
黒沢 資到 記
【総括】
今回の山行を一言で纏めれば、「 1.良い山、2.良い天気、3.良いアレンジ」に尽きる。「その心は?」と問われれば・・。
【行程】
6:30川越 出発
一路越後湯沢を目指す。6:00出発との事前情報も一部あり、皮肉にも集合状況は良好。その代わり6:00になってもバスが到着しないので憶測が乱れ飛んだ。長島先輩はくしゃみが止まらなかったであろう。兎にも角にもバスは有難い。今はマーカー登山が主流で、さらに川越からだと関越方面は本当にアクセスが良い。昔、大荷物を背負い夜行列車に乗り込んだ事が懐かしく思い起される。もう二度とあんな事はできないような気がする。便利といえば、山行準備における、コンビニの存在も大きい。今回はバスも2度も停車し、装備も食料も万全、万全。
バスでは田村さんと隣であった。東洋大山岳部のご出身という本格派。カラコラム遠征の話しなど聞くうちに、9:30過ぎには登山口に到着。下から仰ぎ見る巨大な送電線が圧巻であった。何でも柏崎の原発から首都圏へと伸びる送電線との事。登山口では恒例により記念撮影をする。最近のカメラ(特にデジカメ)はシャッターが軽く、切れたかどうか分かり辛い。にわかカメラマンのバス運転手さんには安全運転以上のストレスを与えてしまったかもしれない。仙ノ倉まで目指す先発隊8人は撮影後、速やかにスタート。
11:00
水場到着。林道(平元新道)はここまでで、これ以降が本格的な登りとなる。途中、林道沿いに別荘が数等あったが、寂しすぎてややツライ。自分なら購入はしないなどと、買えもしないのに思ってしまう。先発隊が小休止していたら巨漢宇都野氏が追いついてきた。一同、驚嘆。慌てて再出発!
11:20(平標山の家1650m)
久方ぶりの運動で少々疲れたが、高野さんが若い女性に水をお分けすると申し出たが丁重に断られたのは見逃さない。実は小屋裏に豊かな水場があり、冷たくていい感じ。駐車場から3リットルもの水を荷揚げした事がちょっと恨めしくなった。ここから見る平標のパノラマはなかなか雄大。だいぶ気持ちが乗ってきた。
12:10(平標山頂1984m)
登山道(というよりは階段?)を登りつめ山頂に到着。途中、平標山頂を捲いて直接、仙ノ倉に至るルートもあったが植生保護の為に現在は封鎖とか。そちらのコースには池塘もあるそうだ。初夏には池塘がよく似合う(と個人的に信じている)。山頂は予想的中で大混雑。池袋西口公園並。違うのは年齢層。「年配者が多いな・・。中高年の登山ブームは恐ろしい」と心で呟いた後で、自分も41歳のいい中年である事を思い出す。どうも自分だけ永遠の青年のような幻想を抱いている。長居は無用とばかり、谷川連邦の最高峰、仙ノ倉を目指す。途中のお花畑は圧巻であった。花音痴で鳴る、さすがの私でもミヤマキンバイ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、コイワカガミくらいは確認できた。「来て良かった!」と思った瞬間、もくもくと雲が湧いてきた。まぁ、いいか・・。
12:50(仙ノ倉山頂2026m)
加島さんと少し遅れて高野さん、三瓶君が上がってきた。星野先輩は途中で引き返したが、あるいは皆と昼食をとるためか。いずれにしても元気印の大先輩が疲れている筈は無い。さて、山頂にて昼食と思いきや、弁当をバスの荷棚に忘れてきた。よほどしょげていたのか、三瓶君がおにぎりを分けてくれた。良い人である。あいにく展望はなし。折角の展望板の周りも人影まばら。でも、この季節降らないだけでも恩の字である。山の神様は欲張りが嫌いだ(と個人的に信じている)。山頂滞在20分。来た道を平標まで戻る。このピーク間のピストンは程よい、雲上の散策であった。
平標山頂をスルー(13:50)して、間もなく平標往復のメイン隊に追いつく。平標山頂で1時間強、至福の時を過ごしたそうな。合流後、一行は途中、花の写真など撮影しながら、のんびり、登山口まで戻った。それにしても途中、真下を通った送電線鉄塔の恐ろしく大きいこと!高さ120m。道理で下の登山口付近からもよく見える訳だと一同、納得。
15:30下山完了。今回もいい山旅であった・・。咽越しのビールの美味しいこと!!