『この腕が届く範囲に』





 ――それは、小さな箪笥の中にしまってある。

 小さなもので申し訳ないけれどと、祝儀代わりに朔が望美に渡したそれは、主に望美が持っている小物を入れるのに活用されている。
 一段目には、飾り紐などの類が。
 二段目には、もしものときのためにと望美が貯めている僅かな金子が。
 そして三段目の奥には、……まるで白い花びらにも似た小さな欠片。

 白龍の逆鱗がしまってあるのだ。

 …すうすうと寝息を立てているいとしい娘の傍らから、彼は今夜も音も立てずに抜け出す。
 そして、箪笥の引き出しに手をかけ、――未だ朝焼けも遠い、暗闇に包まれたそこで、苦悶に眉を寄せるのだ。
 そこに入っているものを探るように、そっと箪笥に触れ…、また何事もなかったように、娘の傍ら、布団にもぐりこむ。

 吐息しながら目を閉じて、再び眠り落ちる彼の傍ら。
 ……娘がいつもぱちりと目を開けて、隣の大切な男をじっと気遣わしげに見ていることに気づかぬままに。



********


 弁慶の朝は、夜明けと共に始まる。
 朝告げ鳥も鳴かぬうちから身を起こし、小さな庵の外に出て、朝露も下りていないような野草を幾つか摘んできて、また庵に戻ってくる。
 そうするうちに、傍らで眠っていた望美も目を覚まし、既に弁慶が起きていることに対して悔しげな顔をしながらも、身支度を整える。
「もう! 何でいつも起こしてくれないんですかっ? 野草を摘みにいくなら私も行きますって言ってるじゃないですか!」
「ふふ、そう怒らないでください望美さん」
 怒りながらも弁慶が摘んできた野草のうち、これは食べられるもの、これは薬用のもの、これは適量じゃないと劇薬になるもの、と慣れた様子で分類していく。
 そして、食べられるものと分類したものの幾つかを朝餉として二人で食べるのだ。
「…うん。望美さん、この出汁のとり方、上手になりましたね」
「えっ、本当ですか!」
「本当ですよ。元のうまみがちゃんと出ています」
 二人で朝餉を食べ終わる頃には、大体望美の怒りもひいている。
 朔に教えてもらった手順でちゃんと作ったもんねーと嬉しそうにお椀を手で包む望美を、弁慶は優しい視線で見つめ、幸せそうに汁をすする。


 ――そんな風に二人で朝を迎えるようになってから、もう一ヶ月以上が過ぎようとしていた。
 …形ばかりでいいから祝言を挙げたらどう、と言う朔に、気持ちだけでいいよと笑ったのは望美だった。
 弁慶が相手っていうのは業腹だが、お前にならいくらでも祝儀の品を用意してやるぜと言ったヒノエにも、望美はありがとうと言うだけで高価なものは受け取らなかった。
 望美ちゃんは無欲だねえと苦笑したのは、景時だった。
 その言葉に、望美は「だって」と笑う。
 だって、必要なものは全てあるんですから。
 住む場所も、食べるものも、生活のために必要なものは全て二人の傍らにあるのだと望美は言って、笑った。
 形も、いらないの。
 彼女はそういって、本当にいいの、と気遣わしげな顔になる親友に微笑んだ。
 祝福は十分。
 …この世界を去る幼馴染にも、一緒に戦ってくれた仲間たちにも、親友にも受けたのだから。
「本当にいいんですか。…君のために白無垢を用意するくらいの甲斐性なら、僕にもあるんですよ?」
 これからの暮らしを気遣っているのかと弁慶は望美に問いかけたが、望美は笑って「違います」と言うばかり。
 彼女は、彼女の中にある安堵と幸福を、如何にして彼に告げたらいいのか、悩んだのだろう。
 そして悩んだ挙句、もう十分幸せで、だから、今更幸せですって皆に言わなくても伝わってるような気がするんですといまいち理由にならないことを口にして、微笑んだ。
 案の定弁慶は苦笑して、困った人だと望美を抱きしめた。
 とても大切そうに、……離したくないように、望美のことを抱きしめた。


 朝餉を食べ終わった後は、今度こそ二人で野草を取りに行く。
「あ、弁慶さんこれですかっ? こないだ言ってた、擦り傷とか切り傷に効く野草!」
「…ああ、そうですね。望美さんは物覚えが早くて目もよいので、助かります」
「ふふ、優秀な助手ですか?」
「…? じょしゅ?」
 望美の口にした耳慣れぬ言葉に首を傾げる弁慶の前で、望美はうきうきと件の野草を摘もうとする。
 しかし、その拍子に切れ味のよい葉に触れてしまったのだろう。いた、と小さく呟いた望美の指に、じわりと赤い線が走る。
「望美さん! 大丈夫ですか? 早く指を見せて下さい」
「あっ、大丈夫ですよこのくらい…」
「駄目です。…さあ、手を開いて」
 眉を寄せた弁慶は望美の指を検分し、小さくため息をついた。
「いけませんよ。野草を摘むときはよくよく注意をしなければ。……これは特に毒草ではなかったからよかったものの、物によっては棘を持つものも、強い毒をもつものもあります」
「すみません…」
 幸い、このくらいならすぐに治りそうですが。
 弁慶はそう呟くと、何気ない仕草で望美の傷口を舌でなぞった。
「ッ…!」
 唐突な行動に息を呑む望美に、弁慶は落ち着き払った顔で「消毒です」と告げる。
 そしてたった今望美が摘んだ野草の一部を千切って傷口に押し当て、手持ちの布で手早く縛った。
「さあ、これで大丈夫でしょう。…どうしました? 望美さん」
「……い、いいえっ、何でも!」
 傷口を舐められただけで顔を赤くするなんて! と望美は慌てて立ち上がり、ぱたぱたと弁慶よりも先に立って歩いていく。
「あ、ほら望美さん! 駄目ですよ、ちゃんと足元を見て歩いてくださいね」
「みっ、見てますっ!」
「見えていても…、そんな風に足早に行かないでください」
 ぱたぱたと歩いていってしまう望美の背に、弁慶は寂しそうな呟きを投げる。
「折角二人でいるのですから…、並んで歩いてはいけませんか?」
 …そのしおらしい言葉が弁慶の得意技だと知りながらも――結局、ぴたりと立ち止まってふらふらと戻ってきてしまうのは、いわゆる惚れた弱みというやつなのだろう。
 ――午後は、庵を訪ねてくるひとたちの傷の手当を行う。
 京は戦火に巻き込まれなかったとはいえ、荒廃していた時期が長かったせいもあり、未だに怪我人は絶えない。
 中には病を抱えている人もあり、そういったひとたちの元には弁慶が直接見舞い、手当てを施すこともある。
 目を逸らしたくなるような傷口もあるが、望美はけして目を逸らしたりはしない。
 大丈夫ですよと笑って、弁慶の指示通り、薬を用意し、傷口に布を当てる。
 望美おねえちゃん、と懐いてくる子どもも増えた。
 親が手当てを受けている間、子どもたちの相手を笑顔でしてやるからだろう。
 自身も子どものように笑いころげ、子どもたちの相手をする姿を、弁慶はいつも微笑ましく見守っている。
 それは、彼が手当てをしている患者たちもそうだった。
 どんな怪我に対しても親身に接し、陰日なたなく笑う望美は、弁慶の患者らにも人気があった。
 優しい薬師と、愛らしい奥方。
 この二人がいてくだされば私たちも生きていられると、年寄りの中には治療を受けている最中に弁慶を拝みだすものまでいた。
 勿論弁慶は苦笑して、拝むなら、この京を守ってくれている応龍を拝んでくださいと跪く老人を立たせるのだ。


 ――まるで絵に描いたように幸せな日々だと、望美は毎日そう思う。
 特に、夕暮れ迫る五条の橋を背に、弁慶と並んで庵に帰る頃合に、強く思うのだ。
「弁慶さん。…手をつないでもいいですか」
「…え? 望美さん、庵までもう少しですよ」
「……。…だって、手をつなぎたくなったんです。いけませんか」
「………」
 だからこそ余計に口にしたくなるような、そんな他愛無い我侭。
 弁慶は幸せそうに笑って、仕様がないですね、と望美の手を握る。望美よりも長い指で、彼女の手を覆う。
 手をつないで、庵に帰って。……それから、夕餉の支度だ。
(…本当に、絵に描いたみたい。しあわせってタイトルつけて、額にいれておきたいくらい)
 髪の毛を梳りながら、望美はそう苦笑交じりに考える。
 本当にしあわせ。溺れるようなそれではない。とても安定した、落ち着いた……安らかなしあわせ。
 昨日もあって、今日もあった。そして明日もあるに違いないと思えるような、幸福。
 さらりと流した髪の毛を眺めてから、望美は櫛を引き出しにしまった。
 以前弁慶が土産にと買ってきてくれたそれは、柔らかな色合いの木造の櫛だ。
 かたんと音を立てて引き出しを押し込み、望美は箪笥を指先でそっとなぞる。
 特に意味のない仕草だ。ただ、この箪笥綺麗だなあと、そう思っているくらいの何気ない仕草。
 ――しかし。
「…望美さん」
 いつの間に傍らに立っていたのだろう。
 弁慶が、望美の間近に立っていて、……僅かに強張ったような顔をしていて。
 カタンと手首が箪笥に当たるが気にせずに、望美は慌てて立ち上がった。
「どうしたんですか、弁慶さん…! 身体の具合でも悪いんですか…?」
 そして、気遣わしげに弁慶の腕に触れる。
「…いいえ」
 しかし、弁慶はすぐにいつも通り笑うと、なんでもないんですよと望美の頬に触れた。
 なんでもないって、と望美は眉を寄せるが、弁慶はそれ以上答えず、ただ優しく望美の頬を撫でた。
「……大丈夫ですよ。ただ、少し疲れたみたいです。今日は早めに休みましょうか」
「…そう、なんですか?」
 望美は不審げに呟くが、弁慶の優しい掌はそれ以上の追及を許さなかった。
「はい。…ね。もう、休みましょう。望美さん」
 彼はあっさりと話題を打ち切ると、優しい掌をそのまま上向け、惑う彼女の掌を軽く引いた。
 うそつき、と望美の唇が開きかけるが、結局彼女はそのまま。
 ……そのときは、そのまま彼の嘘を見逃すしかなかった。



********



(…箪笥)
 夢とうつつの狭間。
 ふとそんな単語がひとつ頭に浮かんで、望美はぱちりと目を開けた。
 天井近く、薄く開けられている明かり取り用の窓からは、淡い月の光。
 …夜が暗いと、月のひかりや星のひかりが、ことのほか明るく見えるものなのだ。
 望美はそんなことをぼんやり考えながら、もぞり、身じろぎをして背後の弁慶の気配を窺った。
 いつもなら、――眠り始めてすぐならば、そこで望美と同じように横たわって眠りについている筈の彼の気配は、しかしそこにはない。
(……。…やっぱり、今夜もなんだ)
 弁慶が布団にいない。しかし望美はその事実にさして驚くことなく、いつものように寝返りを打つふりをして、弁慶が座っている位置……。
 いつものように、望美の小さな箪笥の前に座っている弁慶の様子を窺った。
(…。……何してるんだろう)
 気づかれてはいけないと寝息を立てながら、望美は暗がりのせいで表情がよく分からない弁慶の様子を窺う。
 絵に描いたように幸せな日々。
 …そう思っているのは嘘ではないし、実際そうだとも思う。
 けれど、もしかしたら弁慶にとってはそれだけではないのかもしれない。
(……。……でも、そうだとしたら何で私に何も言ってくれないのかな…)
 すうすうと寝息を立てるふりを続けながら、望美は思う。…哀しいことだと考える。
 彼は全く、一人で何もかも背負い込む癖がついてしまっているのだろう。何事も一人で解決する、解決案を見つける弁慶のつよさは知っているが、同時にそれは彼の脆さだ。
 望美はそこまで考えて――いいかげん、我慢できなくなった。
 それは、まさに弁慶が箪笥を見ながら(そう、箪笥の前で、箪笥を見ながらだ)嘆息したのと同時だった。
「弁慶さん」
 むくりと起き上がり、出し抜けに名前を呼ばれた弁慶は――多少は驚いたのだろう。望美さん? と不思議そうな声を出して、振り返った。
 意外なほど無防備な顔をしている彼に、油断しすぎですと考えながら望美は思いつめた声で呟いた。

「いいかげん、夫婦で隠し事はなしにしませんか」

 そうきっぱりと告げられた望美の言葉に――弁慶は硬直した。
 思えば、彼の表情がここまで固まるのを見たのは初めてかもしれない。
 失礼なと望美は思ったが、やがてその表情が次第に緩み、あは、と小さな笑い声が漏れたことに少し安堵する。
「…はは……は、…は…、のぞみさん……ち、ちょっと待ってください…」
「ええ。待ちますけど。……けど、ちょっといくら何でも笑いすぎじゃないですか弁慶さん」
「い、いいえ、あの…、…ははは…! …望美さん、望美さん…、こちらへ…」
 あはは、はは、と彼らしくもなく笑いながら、弁慶はちょいちょいと望美を引き寄せ、それからきつく彼女を抱きしめた。
 弁慶さん? と戸惑ったように名前を呼ぶ彼女に、…はは、とまだ小さく笑いながら、弁慶は言う。
「全く…。君は凄い人ですね、望美さん」
 その言葉に込められているのは、紛れもない賞賛と、それからどこか優しいひびき。
 望美は唐突な弁慶の変化に戸惑いながらも、はあ、と首を傾げる。
 傾げながら、自分を抱きしめる弁慶の背に手を回し、ぽん、ぽんと彼の背を叩いた。
「本当に。……君の言葉で、僕は一体何を悩んでいたのかと思ってしまいました。……夫婦で隠し事は、確かによくありませんね…」
「はい。よくないですよ。……弁慶さん、ずっとここのところ、こうやって夜中に起きて箪笥見てたでしょ。ちゃんと気づいてたんですよ。私だって」
「……すみません。君に心配をかけてしまいましたね」
「全くです」
 そう断じる言葉の強さとは裏腹に、望美は弁慶の肩口に柔らかく頬を擦りつけた。
「隠さないでください。…あなたが強い人だって知ってるけど。……でも、隠さないで」
「……はい」
 かなわないな、と弁慶は諦めたように呟くと、大したことはないんですよ…と、望美を抱きしめたまま、箪笥の三段目を指した。
「……? 逆鱗…?」
 望美がきょとんとしてそう呟くと、弁慶は苦笑じみた笑みをこしらえて、続ける。
「…君がここにいてくれるということは分かっているんですけど。……どこにもいかない、僕の傍にいてくれるということは、ちゃんと承知しているんですけど、ね」
 どうしても夜中に目を覚ましてしまうんですよと、弁慶は微笑んだ。
「僕の中にいる、もう一人の……用心深くて秘密主義で、策を巡らすばかりが得意な弁慶という男がね、言うんです。あれがあそこにあるということは、お前のいとしいひとが、いつでもお前を置いていけるということだって」
「………」
 白い逆鱗。
 時空を越えることができる、白龍の逆鱗。
 弁慶の言葉に、望美は困ったような顔をして、弁慶の背中を撫でる。
「…、置いていったり、しませんよ…?」
「……はい。分かっているんですよ。君は嘘をつかない。…君はここにいてくれる。だから僕は毎日、幸せで。……幸せすぎて、不安になるくらいなんです」
 万全を期せよ、と、きっとそう言うのだろう。
 …弁慶の中にいる、戦乱を生き抜いてきた彼の本能は、きっと。
 幸せで、けれど不安という矛盾を解消するために、万全を期せよと。
 ……つまり、逆鱗を。
「砕いてしまおうって、思ったんですか」
 望美の声が、闇を柔らかく裂いた。
 弁慶は、その言葉に頷く。はい、と。
「毎夜、悩みました。……君の知らないうちに砕いてしまおうかとか。隠してしまおうかとか、ね」
「……どうしてそうしないんですか? 確実ですよ。…そうすれば、私が夫婦喧嘩とかで癇癪おこして、弁慶さんなんて嫌いってどこかに行くこともないもの」
「…ふふ、どうしてでしょうね」
 弁慶は優しく笑った。
 闇に降りるうっすらとした月のひかり。
 淡いそれに照らされて、弁慶の笑みが夜に浮かび上がる。
「……砕いてもよかったのに。私、怒ったりしません」
「……。…はい。知ってますよ」
「……、でも、砕かなくても私どこにも行ったりしませんよ。…ずっとあなたと一緒にいるんだから。あなたがいなくちゃ意味ないんだから」
「……ええ。それも知ってます」
 心に染み入るような、穏やかな声。
 逆鱗を砕いてしまおうかと考えた激情の一方で、望美の言葉を信じようとした弁慶の、穏やかな声。
「……。…しかたない、ひと」
 望美が淡い声で呟いた。
 その響きに、弁慶が、望美を抱く腕に力をこめた。
「…しかたないから、今夜はずっとこうしていましょうか」
 さらりと、望美の髪に弁慶が口付ける。
「大丈夫ですよ。――君に全て話してしまったから、僕も吹っ切れました。……今夜は、よく眠れそうです。だから君も休んでいいんですよ」
「……」
 休んでいいんですよと言う割には、弁慶の腕は望美を抱きしめたまま離そうとしない。
 望美はその事実に苦笑して、うそつき、と優しく囁いた。
「大丈夫です。…あなたはうそつきだから。……大丈夫って嘘をよくつくこと、知ってるから、まだ休まないでこうしてます」
「……君は、…いけない人ですね」
「…ふふ。どっちがですか? 私がいけない人なら、あなたは困った人。……さあ、もう嘘つかないでください」
 望美は笑いながら、暗がりの中、当てずっぽうで弁慶の唇に口付けた。
 あなたはうそつきで、心配だから。…平気だと言って、私のいないところでため息をつこうとするから。
 だから、どうか私の手の届く場所にいてくださいと、弁慶の首に腕を回した。



********


 ――それから、結局のところ。
 
 二人はそれからも、また絵に描いたような幸せな日々を送っている。
 逆鱗については、「夫婦」でよく話し合った結果、応龍に返すことにした。
 それでいいんですかと尋ねた弁慶に、望美ははいと微笑んで、それから弁慶の腕に少しだけしがみついた。
 はい、と言いながら、あなたがいるから、と笑った。


 だから二人は今日もまた、手をつないで、五条の橋のふもとにある小さな家に帰るのだろう。


 朝焼けと、ひなたのひかりと、夕焼けと――月星のかがやき。

 そんなものたちに満たされ、包まれながら、今日もまた、暖かい一日が始まる。


























初めて書きましたED後の弁神子です。
三分の二くらい書いて二週間くらい放置してたので、流石に仕上げないと内容忘れるよ…! と思って慌てて書きました。
おかげで前半と後半のノリが微妙に違いますよ…。あれ?
信じられないくらいいちゃいちゃしてて、正直書いてる方が砂はきそうになりました。ざらざら。
何が耐えられないかってそれはもう、この二人がくっついてからも「弁慶さん」「望美さん」で呼び合ってることがです。
しかも敬語だし! 相変わらず敬語だし!
何となく、このままかわらなそうですこの二人。
子どもができたら変わるのかしらん。
なんかもう、好きにしあわせになってください。


とうとう四人目の弁があらわれた! っていう心境です。正直なところ。