直線上に配置
バナー

第1日 トラブル続きのスタート
 
1.1. いきなり欠航!

 2003年8月のある日、我々夫婦は中国とベトナムを結ぶ国際ローカル線、「でん(さんずいに真)越鉄道」に乗るべく、関空を旅立った・・・
 とはいうものの、実は予定した中国南方航空CZ390便は台風で翌日発に変更。いったん帰宅して再度出直した翌日も「はるか」が事故で立ち往生。急遽タクシーで南海に乗換え、ようやく空港にたどりついたのである。

<トラブルグッズあれこれ>


欠航を知らずに空港に行ったのでくれた食事券。たった千円!


JRがストップしたので、南海で振替乗車票を発行してもらう

 しかも、当初は昆明までその日じゅうにたどりつくはずだったのに、今日は昆明行きの接続がないので、翌朝の便に振り替えたという。広州の宿なんてとってないよ! というわけで、関空の南方航空カウンターで「広州で宿の紹介くらいしてくださいよ」と頼むと、とにかく到着後に広州の到着便案内所に行けという。
 上海までまっすぐ西進、その後南に向かうというルートで約4時間。広州白雲空港に降り立つ。ごったがえす到着ロビーの案内書で航空券をふりかざして事情を説明する。係員は当初のみこめない風であったが、やがて一枚のファクスをもって登場。どうやら関空から連絡は届いていたらしい。そして、あちこち電話していたかと思うと、「宿は確保した。こっちへこい」という。「宿代は」と聞くと「不要」とのこと。ばんざい、である。

1.2. 広州白雲国際机場賓館

 ターミナル前から迎えのワゴンに乗るが、なんのことはないターミナル向かいの三つ星ホテル「広州白雲国際机場賓館(白雲国際空港ホテル・リンクはホテル予約会社サイトのページ)」へ。どうやらここは南方航空御用達のようで、制服の乗務員さんがうろうろしている。フロントもなれたもので、なにやら別扱い書類を記入している。たぶん請求を南方航空にまわすのだろう。食券もくれた。
 ただといっても部屋はちゃんとしたツイン(通常400元)で、日本ならシティホテルなみのゆったりした部屋でとりあえず安心する。
 近所を一回りしてみたが何もないので、食堂にでかける。上級ホテルの食堂といっても大衆食堂風であるところがおもしろい。メニューを持ってきた係に食券を見せると、「うーん、適当にみつくろってやるから待ってろ」といってメニューを持ち帰ってしまう。どうしたことかと思っていると、やがてご飯、スープ、菜っ葉の炒め物という非常に素っ気ない食事が登場し、「これで終わり!」という。食券にたしか15元と書いてあったと思うが、確かにホテルの食堂でその値段ではろくなものが食べられるわけがない。しかし、ご飯はたっぷりでおなかはふくらんだ。
 とりあえず中国へ来た。さあ、これからどうなることか。しかも私はまったく中国語ができず、中国も二回目でしかない。バックパッカー旅行の経験も乏しいので、なににつけ妻(中国語たんのう。バックパッカー経験豊富)におんぶにだっこ、よって以下の記述もすべて主語は私と妻の合成である。

トップ アイコントップページへもどる

直線上に配置