ロッキー山脈国立公園
(米国 コロラド州)



訪問日 1994年6月 

ロッキー山脈国立公園はコロラド州都のデンバーから運動選手の高地トレーニングで有名なボルダー市を経て約1時間で到着出来、気軽に散在する湖と山岳雰囲気が楽しめる国立公園です。デンバー市が海抜5,300フィートでマイルシティ(1600m)と呼ばれ、国立公園の玄関口エステスパークからの山岳道路最高到達点が11,800フィート(3,600m)に達する将に高地環境を満喫出来ます。





清潔で既にリゾート雰囲気の漂うボルダー市はその名の通り岩が市内各所に張り出た岩だらけの感があります。それでも緑の木々で素晴らしい住環境が整えられています。

国立公園内には宿泊施設はありませんので玄関口のエステスパーク又は出口のグランド湖に泊まる必要があります。予め予約をしていなくてもエステスパークの観光案内所で宿の紹介をして呉れますので気軽に出掛けて行っても大丈夫の様です。

山岳道路は山腹に沿って続いていますが、殆ど安全の為のガードレールは整備されていませんので運転は十分に気を付ける必要があります。所々には景色を楽しむ駐車場が整備されていますので、そこで運転の疲れを癒しつつ高所雰囲気を楽しんで下さい。











国立公園の玄関口エステスパークは観光都市で、ホテル・モーテルなどが数多く散在していますし、土産物店・ウェスターンショップもあり、夏場は観光客で溢れています。既に山岳地域になっていますので、近辺には牧場もあって、夏場には他地域からの牛移動も行われる様です。従ってエステスパークには乗馬が楽しめる施設、湖でのボート遊びも出来るのでゆっくり滞在しても飽きることはありません。

昔のゴールドラッシュには沸いた町の様で、世界一の金塊が掘り出されたのはカリフォルニアでは無く、コロラド州のこの近辺だった様です。











エステスパークを出て暫くすると国立公園のゲートがありますので入園料を支払います。米国では施設維持の為に全ての国立公園で行われている訳ですが、意識を再認識するのにも役だっていると思われます。

高原をドライブしているとビーバーの谷に到着します。それを過ぎると急登の山岳道路になりますが、高原・ビーバーの谷が一望出来るポイントに達します。












山岳道路は素晴らしい景観を提供して呉れます。

日本での約5,000フィートの高原とは違った景色となっています。













山々には万年雪が残っていますし、道路沿いにも素晴らしい雪原が夏にもあって歩いて楽しむことが出来ます。

道路は山腹に沿って、ガードレール無しで整備されていますので運転には細心の注意が必要となります。













高地でもあり夏は乾燥期でもありますので、草が枯れています。

眺望も遠くまで利く様になりました。














山岳道路の最高地点Fall River Pointに到達しました。

そこには観光案内所が設置されています。













野生のコヨーテ(オオカミの一種ですが、少し小型です)が出てきました。

やはりこの様な高所では餌は少ない様で、ひどく痩せていますが、日本と違い餌付けをすると言うことは無く、自然の摂理に任せる様です。日本での猿の餌付けも数が多くなり、人を襲うなどの失敗例が多いので参考にすべきことと思われます。








山岳道路から森林道路へと変貌しつつ、国立公園出口に向かい、やがて静かな湖のグランド湖に達します。ここはエステスパーク程は観光案内は充実していませんが宿泊施設も多少あって、静かな高原生活を満喫するには、返って良い場所と思われます。





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