最近気になる技術動向
最近は中国・インドの経済発展からエネルギー問題が逼迫して来ています。現在エネルギー供給の主流である化石燃料の枯渇も懸念されます。
地球温暖化の主原因とされる2酸化炭素(炭酸ガス)の排出削減は京都議定書(COP3)批准によって待った無しの状態ですが、画期的な削減技術を伴う省エネシステムは確立されるに至っておりません。
そうとは言え、2酸化炭素排出を伴わない原子力エネルギーも、安全信頼性・ライフサイクルコストに問題があり、なかなか拡充するには国民的コンセンサスが得られてはいない様です。
一方自動車産業の後継として次世代の日本工業界を背負うとされる航空宇宙産業も、欧米の後塵を拝して世界に伍する迄には至っておりません。
それでも、1980年代は日本製造業が品質管理を極めて、低価格・高品質の工業製品を世界に広く拡販した時代でもありましたが、バブル経済崩壊と共に低迷し、1990年代からは韓国等のNIES諸国にも追われ苦しい状況となりました。
2000年代には、中国・インドと言った多数人口を擁した潜在大国が経済発展をし、低賃金労働力をベースにし世界の製造大国となりました。結果として中国・インドへの鉄鋼輸出が激増し、経済回復に寄与することになりましたが、長期的展望は五里霧中です。
日本が生きる道はやはり伝統的な技術立国を継続し、その結果として良い製品を商う貿易立国として発展するしか無さそうです。
そんな思いから、ブログ日記を3年に亘って書きとめて来ました。
専門的用語は使わない様に気を付けましたので、 未だ途中経過の段階ですが、リンクさせたBlog日記をご覧下さい!
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ニュートリゲノミクス(Nutrigenomics)−栄養遺伝子科学
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製造業での競争力低下−物作り日本の危機
新しい技術動向のニュースがありましたら更に紹介することに致しますので、乞うご期待!